昭和の時代には「ウインドファン」というものがありました。窓に取り付けるエアコンっぽいスタイルをした換気扇ですね。夜間の涼しい空気を取り入れて快適に過ごそうというもので、冷却機構は付いていませんから単に外からの風が来るだけなのですが、夜に限ってはそれなりの涼しさが得られます。
現在こうした製品はほとんど見当たりません。エアコンが庶民の夢だった時代ならいざ知らず、現代ではもうほとんど需要がないのでしょうね。しかし部屋に換気扇を導入すれば、単に涼しさを求める以外に、部屋に籠もった臭いを取り除く用途などにも活用できますから、動物を飼っている家や喫煙者がいる家などでは、今でも利用価値が高いのではないかと思います。
そこで昨年、私の部屋に換気扇を取り付けてみたんです。使った換気扇は実売価格5000円台の台所用換気扇。仕様は羽根径30cm、取付寸法35cm角、吸排気両用型、消費電力約30数Wという製品です。価格の安さと羽根径30cmという大きさが気に入って、ほぼ衝動買いに近く購入してしまいました。
取り付けは、窓用換気扇として売られている物と同じような取付枠を自作して行いました。換気扇使用時の窓の施錠方法も窓用換気扇と同じです。市販品との違いは、換気扇下部の目隠し板でした。私はここに素通しのガラスをはめ込んでいます。この部分はちょっと工作が面倒でしたが、やはり窓は一部といえども板で塞いでしまってはもったいないですからね。
さらに換気扇の外側に枠を設けて、そこに網戸用の網を取り付けました。吸気の際に虫などを吸い込まない工夫です。室内側にも扇風機のガードよろしく見栄えの良いメッシュを取り付けて安全確保。安価な換気扇はフィルターもガードも何も付いていないので、室内の低位置で使うには色々と工夫が必要です。
でもこれで、なかなか立派な昭和レトロのウインドファンもどきが出来上がりました。昔のウインドファンにはタイマーが付いていたり、扇風機の首振りに相当するルーバーが付いていたりと、色々な付加機能が盛りだくさんだったようですが、そんなのは無くても構いません。
稼働させてみたら大成功。夜はとても涼しいです。いわばベランダでの夕涼みに扇風機の効果をプラスしたものと言えます。これが消費電力数十ワットで実現できるのですからうれしいではありませんか。電灯一個の消灯と引き換えにすればお釣りが来る低消費電力です。CO2大胆削減時代の今に生きる昭和の知恵バンザイです。
さすがに昼間は外の方が暑かったりしますから、換気扇本来の排気用途にしか使えませんが、平日昼間は仕事ですし、休日の在宅時は自室に籠もらず家族と過ごしたいですから、私の場合この欠点はほとんど問題になっていません。
なお、私の部屋にはもう一つ、昭和レトロの夏情緒を加えています。それはカエルの鳴き声です。最近は様々な動画や音声を配信してくれるサイトがありますが、そんな中に、田んぼに住むたくさんのカエルが一斉に鳴いている様子を録音した物があったんです。それをダウンロードさせていただき、エンドレスのループに加工した物を、耳を澄まさないと聞こえないくらいの微かな音で流してみました。うーん、いい感じ。
音は遠い位置から聞こえてくるほど効果的ですので、今はクローゼットの奥に設置したスピーカーで鳴らしています。自然豊富な地域の皆さんには笑われてしまいそうですが、田んぼも小川もないマチでは、もうこんな方法しかないんです。いいソースさえ見つかればどなたにも簡単に出来ますので、ぜひ皆さんもやってみてくださいね。涼しさ満点の、耳で聞く昭和の夏が味わえます。
昭和の時代には「ウインドファン」というものがありました。窓に取り付けるエアコンっぽいスタイルをした換気扇ですね。夜間の涼しい空気を取り入れて快適に過ごそうというもので、冷却機構は付いていませんから単に外からの風が来るだけなのですが、夜に限ってはそれなりの涼しさが得られます。
現在こうした製品はほとんど見当たりません。エアコンが庶民の夢だった時代ならいざ知らず、現代ではもうほとんど需要がないのでしょうね。しかし部屋に換気扇を導入すれば、単に涼しさを求める以外に、部屋に籠もった臭いを取り除く用途などにも活用できますから、動物を飼っている家や喫煙者がいる家などでは、今でも利用価値が高いのではないかと思います。
そこで昨年、私の部屋に換気扇を取り付けてみたんです。使った換気扇は実売価格5000円台の台所用換気扇。仕様は羽根径30cm、取付寸法35cm角、吸排気両用型、消費電力約30数Wという製品です。価格の安さと羽根径30cmという大きさが気に入って、ほぼ衝動買いに近く購入してしまいました。
取り付けは、窓用換気扇として売られている物と同じような取付枠を自作して行いました。換気扇使用時の窓の施錠方法も窓用換気扇と同じです。市販品との違いは、換気扇下部の目隠し板でした。私はここに素通しのガラスをはめ込んでいます。この部分はちょっと工作が面倒でしたが、やはり窓は一部といえども板で塞いでしまってはもったいないですからね。
さらに換気扇の外側に枠を設けて、そこに網戸用の網を取り付けました。吸気の際に虫などを吸い込まない工夫です。室内側にも扇風機のガードよろしく見栄えの良いメッシュを取り付けて安全確保。安価な換気扇はフィルターもガードも何も付いていないので、室内の低位置で使うには色々と工夫が必要です。
でもこれで、なかなか立派な昭和レトロのウインドファンもどきが出来上がりました。昔のウインドファンにはタイマーが付いていたり、扇風機の首振りに相当するルーバーが付いていたりと、色々な付加機能が盛りだくさんだったようですが、そんなのは無くても構いません。
稼働させてみたら大成功。夜はとても涼しいです。いわばベランダでの夕涼みに扇風機の効果をプラスしたものと言えます。これが消費電力数十ワットで実現できるのですからうれしいではありませんか。電灯一個の消灯と引き換えにすればお釣りが来る低消費電力です。CO2大胆削減時代の今に生きる昭和の知恵バンザイです。
さすがに昼間は外の方が暑かったりしますから、換気扇本来の排気用途にしか使えませんが、平日昼間は仕事ですし、休日の在宅時は自室に籠もらず家族と過ごしたいですから、私の場合この欠点はほとんど問題になっていません。
なお、私の部屋にはもう一つ、昭和レトロの夏情緒を加えています。それはカエルの鳴き声です。最近は様々な動画や音声を配信してくれるサイトがありますが、そんな中に、田んぼに住むたくさんのカエルが一斉に鳴いている様子を録音した物があったんです。それをダウンロードさせていただき、エンドレスのループに加工した物を、耳を澄まさないと聞こえないくらいの微かな音で流してみました。うーん、いい感じ。
音は遠い位置から聞こえてくるほど効果的ですので、今はクローゼットの奥に設置したスピーカーで鳴らしています。自然豊富な地域の皆さんには笑われてしまいそうですが、田んぼも小川もないマチでは、もうこんな方法しかないんです。いいソースさえ見つかればどなたにも簡単に出来ますので、ぜひ皆さんもやってみてくださいね。涼しさ満点の、耳で聞く昭和の夏が味わえます。