■アスパラギン酸
アスパラギン酸は主に医薬品(内服用)に使用されますが、化粧品にも使用されます。
アスパラギン酸は非必須アミノ酸で、体内の老廃物の処理、肝機能の促進、疲労回復などの作用があり、皮膚に対しては、代謝を活性化させる作用があると言われています。
疲労がたまると、元気を維持するための大切な栄養素であるカリウムとマグネシウムを補給しなければなりません。
そのような生体内の代謝時にアスパラギン酸はカリウム・マグネシウムと結びついて細胞内へ取り込まれます。
アスパラギン酸の働きによってそれらの吸収をよくし、細胞内でのバランスを正常に戻し、素早い疲労回復へと繋がるのです。
■アスパラギン酸が含まれる食品例
アスパラギン酸が含まれる食品には以下のようなものがあります。
のり(海苔)/アスパラガス/マグロ(鮪)/大豆/うなぎ(鰻)/小麦胚芽/らっきょう(ラッキョウ)
スポーツ飲料のマグネシウムカリウムに近い働きをします。
また、ビタミンの吸収をよくしますので
栄養ドリンクに含まれている、ビタミン剤との相乗効果があります。
この2つは、疲労回復させますが、徐々に回復させますので体感はほとんどありません。
栄養ドリンクの疲労回復感は、ほとんどがカフェイン等の興奮物質によるものです。
興奮物質によって、一時的な疲労感を取り去り、また体内の働きを一時的に活性化させます。
その活性化された状態で、ビタミンを補給するとつかれが取れやすいのです。
筋肉疲労物質とかの除去にも効果があります。
ありがとうございます。スポーツ飲料のマグネシウムカリウムに近い働きをします。⇒もっと突っ込んで言うとどんな働きですか?
物凄く長いです。難しい内容ですので、ご希望に反してURLの提示による参照を使っています。
でも、理解できると思いますので、できる限り読んでみて下さい。
栄養学等の研究について日本でも有名な組織の一つの(独立行政法人)国立健康・栄養研究所の「『健康食品』の安全性・有効性情報」では、アスパラギン酸の「疲労回復効果」などについてはヒトについて有効かどうかの信頼できるデータは見当たらない、としています。また、動物実験や試験管内実験の評価も「調べた文献の中に見当たらない」と専門家が調べた結果が載せられています。
道理で「要は疲労回復の働きがあるみたいですが体内でどのように働いて疲労を取るのでしょうか?マグネシウムとカリウムの働きなのでしょうがネットで色々調べましたがよくわかりません」な訳です。
国立健康・栄養研究所の「『健康食品』の安全性・有効性情報」のページです。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/
無断引用を禁じているのでページ右上辺りにある検索窓に「アスパラギン酸」と入力して検索して下さい。原文を見る事ができます。
一方で、アスパラギン酸は医薬品として使われています。
↓pdfファイルです。
http://di.mt-pharma.co.jp/file/if/f_asp_c.pdf
5枚目の「製品の特徴及び有用性」には、心臓病や肝臓病等での低カリウム状態でマグネシウム欠乏合併の疑いがある場合に、吸収が良く、ミネラルバランスを改善に関与する、と書いてあります。
カリウムとマグネシウムが欠乏すると困る事は大体こんな事です。
http://www.nutri.co.jp/dic/ch8-9/keyword6.php
「2mEq/l以下の低カリウム血症では、筋力低下や呼吸筋低下を生じ、横紋筋融解を起こすことがあるので、緊急に治療を開始する」
「低マグネシウム血症では頻脈、不整脈、振戦、テタニー、筋力低下がみられる。マグネシウム欠乏では低カルシウム血症、低リン血症、低カリウム血症などの電解質異常を合併する」
スポーツ飲料でカリウムやマグネシウムがどうの、と言われるのは、この「筋力低下」という事を気にしているからなのでしょう。
でも、専門家の意見、といっても怪しいものが沢山な昨今です。カリウムとマグネシウムが欠乏する為に薬で補給しなければならない事なんて、余程の事がない限りありません。カリウムやマグネシウムというキーワードでよく例に出される程度の食べ物を食べる機会が有れば日常生活では十分です。
そして医薬品の場合、アスパラギン酸はカリウムやマグネシウムの腸内吸収を良好にする為のお助け役として使われているに過ぎません。
また、アスパラギン酸ナトリウムでなく、アスパラギン酸カリウムやアスパラギン酸マグネシウムを使うのには理由があります。医薬品として量産体制されているので転用しやすい事。ナトリウムは化学調味料とか味の素とかと呼ばれるグルタミン酸ナトリウムや食塩を通じて日常的に大量摂取されているので、「健康」をうたい文句にする以上はナトリウムは減らした方がイメージが良さそうな事、などです。
アスパラギン酸が疲労回復に有効だと言われているのは、何と無く理由というかこじつけがあるみたいです。
http://hobab.fc2web.com/sub4-AST.htm
このページのまん中の図の下や左下辺りに「アスパラギン酸」の文字が有ります。この図は「TCA回路」とか「クエン酸回路」とかと呼ばれているものです。
「TCA回路」とははこんなものです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%83%B3%E9%85%B...
「クエン酸回路(くえんさんかいろ、Citric Acid Cycle)とは……最も重要な生化学反応回路であり、酸素呼吸を行う生物全般に見られる。……効率の良いエネルギー生産を可能にしている。またアミノ酸などの生合成に係る物質を生産するという役割もある」
「クエン酸回路の反応をになう酵素群は、真核生物の場合ミトコンドリアの基質に存在している」
アスパラギン酸は生体内でのエネルギー生産に関わる重要なTCA回路につながる物質である事から、栄養ドリンク剤の開発者はこう考えたのでしょう。
「アスパラギン酸を外から補給すると、TCA回路でのエネルギー生産効率が上がるって言ってもいいんじゃないだろうかなぁ~?……え~いっ!言っちゃえ、言っちゃえ~~!」
但し、ちょっと前まで「疲労物質」として目の敵にされていた乳酸の例もあるので、当てにはなりません。
こういうのは、ジョギング中にクエン酸を摂取したら元気になった、と勘違いするのと似ています。ジョギング程度ならコーラなど、お好みの清涼飲料水を飲んでも大して変わらないのですが、「何か特別なものを体内に入れた」という充実感が体に良い効果をもたらしている、という代表的な例ですね。
こんばんは。前回は色々ありがとうございました。
http://www.igaku.bz/s80/y998.htm
今回はアスパラギン酸とマグネシウム・カリウムとの事ですね。
アスパラギン酸はマグネシウムやカリウムと結びつくことで、つまりその細胞内への取り込みを助けてくれるということになります。アスパラギン酸自体もアンモニアの代謝を促進してくれると言うことなので、アンモニア~尿素排泄が進めば疲労などの回復に役立ってくれます。
http://merckmanual.jp/mmpej/sec12/ch156/ch156i.html
で、マグネシウムですが、これは生体内の化学反応などを行う『酵素』の構成に必要な物質(イオン)です。メルクマニュアルを見ますと、ATP合成系や核酸代謝系に関わる酵素の多くに必須な成分という事ですので、これらが補充される事により新陳代謝が活性化すると考えられます。>どちらも細胞の増殖に関わるものですからね。
http://www.nutri.co.jp/dic/ch3-5/keyword2.php
http://merckmanual.jp/mmpej/sec12/ch156/ch156f.html
一方、カリウムは細胞内の浸透圧調整などに必要な成分であり、この欠乏は『倦怠感』を引き起こします。もちろん大きく欠乏すればもっとひどい事になる訳ですが、欠乏が軽ければ『だるいなぁ』程度ですので、カリウムを意図的に摂取すれば元気になるとも言えそうですね。
ただ、マグネシウムにせよカリウムにせよ、これらは小魚やジャガイモなどにも充分含まれていますし、バランスの取れた食事を摂っていればそんなに深刻な事にはならないように思えます。もちろん『肉体疲労』等の状況下ではそうも言っていられませんが(^^;
最後に、アスパラギン酸マグネシウム・カリウムを含むドリンク剤と言えば、田辺三菱製薬の『アスパラドリンク』ですね!こちらのサイトで詳しい説明がありましたのでご紹介します。というか、最初っからこれ紹介しておけばよかったんじゃないか?とも(^^;
カリウム、マグネシウムの吸収を改善、細胞内でのバランスを正常にして、疲労がとれます。
http://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:o2R1E1I83P0...
疲労がたまると、元気を維持するための大切な栄養素であるカリウムとマグネシウムを補給しなければなりません。⇒この部分は
ネットにも載っていて、、、要はその理由が知りたいのです、、、、できれば詳しく。