THEME:「木」「聞く・聴く」「お散歩で」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら……」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、キッズ・バージョン。子どもたちと一緒に遊び、学び、楽しむ暮らしのサプリを、テーマに沿って語らいませんか? 豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100623
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中は、はてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は6月28日(月)正午で終了させていただきます。
私は地域に伝わる伝説や昔話を発掘してそれを語って聞かせるという親子のワークショップを提案してみましたが、こちらはマチを知り好きになっていく体験を、考現学的アプローチから得ていこうという提案ですね。
こういう経験を積みながら育っていく子供達が作っていくマチは、どんなマチになっていくでしょう。未来がとても楽しみになってきます。
たとえ今現在住んでいるイエが終の棲家でないとしても、今居る場所を深く見つめ、色々な発見をしていく楽しさを身につけたら、それはどんな場所に移り住んでも発揮されていく、住むマチを愛する才能に育っていくと思います。
私が提案させて頂いたマチの歴史を見つめる昔話プロジェクトと、こちらの、マチの今を調べて楽しむ「しらべてゴー!」散歩が車の両輪のようになっていったら素晴らしいと思いました。
身近なマチの、知っているようで知らないことを、見て、聞いて、調べて回るお散歩です。最初はごく身近な所からスタートしていきましょう。たとえばお散歩ですから、最初のテーマは「道」なんてどうでしょう。
「道路ってなーんだ」
「えーっと、人や車が通るところ?」
「正解!! でも道路の役割ってそれだけじゃないと思うんだ」
「え?犬のお散歩にも使う・・・・とか?」
「あはは、それもそうだけどね、道路には、通り道として以外にも、色んな役目があると思わないか?」
「えー、なになに?」
「じゃ、それを実際に見に行こう」
「ほら、これ、なーんだ」
「マンホール!!」
「正解。つまり道路の下には・・・・」
「下水管が通ってる!!」
「その通り。道路は地上にも電柱を立てて、電気や電話や色んなケーブルの通り道として使われているけど、地下にも色んな物が通ってるんだね。ほら、こっちのはガスのだよ」
「これは水道の・・・・かな」
「道路って、暮らしのために必要な、色んな大切な物の通り道でもあるんだね」
「すごいね、もっと探してみよう!!」
「お、ちょっとストップ」
「今度はなに?」
「今立っている所の住所は何町?」
「○○町でしょ?」
「じゃ、この信号を渡った向こうの住所は?」
「あ、△△町に変わる」
「道路って、こんなふうに町名の区切りの境界線になっていることも多いんだ」
「ほんとだ、これも道路の大切な役目だね!!」
「昔は道を中心にして町が広がっていくことが多かったから、人の住まない山や川が境になることが多かったんだけど、こんなふうにどこにいっても人が住んでいるような所では、道路を町名の境にすることが多くなったんだ。1962年に住居表示法っていう決まりが出来た時から、だんだんそういうふうに変わってきたんだよ」
「うわあ、お父さん物知りだねえ」
「あはは、実はゆうべ、パソコンで調べた」
「あはははは」
「まだまだあるかな、道路の役目」
「えーと、えーと・・・・見つけた、これだ!!」
「んん?」
「木だよ、街路樹。道路は緑が少ない町にも木が植えられる貴重な場所でしょ?」
「おー、それはすごい大発見だぞ!!」
「ね、こうしてみると、道路がまるでちっちゃな公園」
「本当だ。全ての道に木が植えられるわけじゃないけど、最近は街路樹のことも考えて計画される道路も多いみたいだね」
「ねえ、向こうのバス停まで何本あるか数えてみようよ」
「よーし、歩くか」
「うん!!」
なんて、ひとつのテーマから、色んな語らいが広がっていくと思います。タイトルに掲げた「しらべてゴー!」は、マチの身近な色んなことを見て、聞いて、調べていくNHKの学校教育向けテレビ番組でした。文部科学省が告示する学習指導要領が変わったことから、身近なマチをテーマにした番組は消えてしまいましたが、だからこそイエで、親子で、身近なマチを探検していくお散歩を、ぜひ計画してみてほしいと思うのです。きっと楽しいですよ!!