THEME:「暑い夜を快眠へと誘う、お休み前の空間&時間作りコンテスト」
イエで○○のスペースを作るいいアイデアありませんか?イエで○○するとしたらどんなプランにしますか?“イエコト・ミシュラン”は、暮らしの空間と時間作りをめぐるテーマ質問に楽しくオドロキ!なアイデアをご投稿いただき、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナー。豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドでご投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20100630
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は7月5日(月)正午で終了させていただきます。
眠るまえの読書というのは、幸せなひとときですよね。
本のジャンルとしては、こむずかしいミステリーなんかはやっぱり頭を使うので、控えるようにしています。
最近は、岩波おはなしの本などの、小学生のころに学校の図書館で読んだような作品を、
図書館で借りてきて読んでいます。
そのほうが肩の力を抜いて読めますからね。
まだ、さほど暑苦しくはないので、ぬれタオルを額にあてたりする程度ですが、
熱帯夜が続くようになってくると、冷えピタなんかを使うのもいいかと思っています。
本好きにとって、寝る前の読書はこたえられないくつろぎの時間ですね。私の真夏の夜の読書の友は、おでこ用や首用の保冷剤。特に首用はいいですね。首には太い動脈が通っていますから、そこに保冷剤を当ててやると、全身の熱を取ってくれるのです。それでも暑くてたまらなければ、脇の下にも保冷剤を挟みましょう。脇の下にも太い動脈が通っています。
こうして読書に没頭していると、いつの間にか蒸し暑さを忘れていると思います。やがてやってくる眠気。うーん、眠いけどこの章の終わりまで。ふわぁぁ、読んだぁ。あとは普通に寝るだけです。
こんな読書の後は、とても快眠。次の日、ゆうべは寝苦しかったよなぁ、なんていう話を聞いても、え、そうだった?という感じです。読書好きなら、本と保冷剤だけで、真夏のお休み前の時間作りは完璧です。
問題は、どんな本を読むかですね。あまり頭を使う本は寝る前向きではありませんし、結末が気になって一気読みしてしまいたい本も寝られなくなってしまいますので、私はラノベ、エッセイ、童話、そしてファンタジー系などを主に選択しています。
ラノベの多くは章立てが短いので、どこで眠気が差しても区切りの良い所でしおりを挟めます。エッセイなどもほぼ同様ですね。
童話系は、全く知らないお話より、敢えて大ざっぱなストーリーは知っているような作品を選びます。しかし改めてしっかり読んでみると、子供の頃には気が付かなかった色々なことを再発見。これが面白いのです。
ファンタジー系は幅が広いですが、真夏の夜に読むなら、元祖ファンタジー、ファンタジー世界の古典ともいうべき「千一夜物語」などお勧めです。以前もイエはてなで話題になっていたことがあったと思いますが、私もマルドリュス版からの訳である岩波文庫版の「完訳 千一夜物語」シリーズで読みました。
千一夜物語は、ササン朝時代に中世ペルシア語で記された「ハザール・アフサーナ」(千の物語の意)が元になっていると言われています。ササン朝はゾロアスター教の神官階層から発した王権ですから、イスラム世界が舞台の物語とはいえ、現代の私達が知っているイスラム的世界観とはずいぶん様子が違っています。そのあたりの時代背景も調べながら読んでいくと、様々な意味で興味が尽きません。
真夏の夜をアラビアのお話で過ごす。これはなかなか素敵な計画だとは思いませんか。保冷剤でおでこや首を冷やしながら読んでいると、灼熱の砂漠の中で魔法の氷菓を楽しんでいる気分が味わえます。
もちろん実際に読む本は皆様のお好きな物を。本と保冷剤、この組み合わせが本稿のテーマです。夏は睡眠のための枕として保冷剤を使う人も多いと思いますが、私のお勧めはベッドに入る前。就寝前のひとときの保冷剤の活用です。ベッドに横になってから使うのとはまた違った快適さが味わえると思います。