高橋秀俊博士によると「我々の”考える”ことはすべて記憶内容に対する論理操作である」(岩波講座「現代物理学」、中公新書286「脳とコンピュータ」より)ということです。


では、我々は記憶にないことをどうやって考えるのでしょう。五感の感覚に訴えてこない科学的な原理(「デジタル」)や時空間的に感知不能な現象(「ゴンドワナランドの分裂」、「地球環境問題」、「地球規模海洋汚染」)は、どうすれば考えることができるのでしょう。

どうすれば思考の中に取り込むことができるのでしょう。

また、考えた末にたどりついた概念が、他の人と違う場合に、どうすれば共通概念を構築できるのでしょう。

言葉(概念の音韻形態)と意味(五感で感じられない現象や原理)の結びつきが適切であるということは、どうすれば確認できるでしょうか。

とりあえずいわしにします。いわしは回答をオープンする手間が省けますから、自由な議論が可能だから

回答の条件
  • 1人3回まで
  • 150 ptで終了
  • 13歳以上
  • 登録:2010/07/05 08:03:02
  • 終了:2010/07/12 08:05:02

回答(40件)

ただいまのポイント : ポイント100 pt / 150 pt ツリー表示 | 新着順
結びつきはあくまで恣意的なもので willingness2010/07/05 20:55:28ポイント13pt
適切かどうかということを考えで判定は出来ない。だから、実験手続きなどを明確にして実験等によって検証していくのです。
実験できないこともありますよね ShinRai2010/07/05 23:02:12
とくに起源(人類の進化、言語の起源)や一回性の事象(ゴンドワナランド分裂)は、なかなか実験できませんよね。 その場合はどうすればいいのでしょう
個人内での言語と論理をつなぐことは異なる adgt2010/07/06 00:18:36ポイント10pt
一回性の出来事であってもそれは個人内での記憶や言語の話ではなく、学術的に精査された論理をつむいでいるので、単に考えたというレベルではないでしょう?
間違った説がはびこっていて、人々に思考を許さない場合もあります ShinRai2010/07/06 07:37:31
たとえば、プレート理論(プレートテクトニクス理論)などは、宗教みたいなもので、それがあるために、人々は思考停止に陥っています。 マントル対流説や、マントルプリューム説も、PTという宗教の亜流みたいなもので ...
どういうこと? pyopyopyo2010/07/06 21:51:56ポイント9pt
プレート理論は、間違った説なんでしょうか? 学会自体が思考停止状態とはどういうことでしょうか?
プレート理論の登場と受容については ShinRai2010/07/07 01:15:15
アーサー・ホームズの「一般地質学」に、プレート理論が掲載されたのは、彼が没後、二度目の奥さんが書き入れたということです。 そして、学会がPTを受け入れたとき、科学的な議論はほとんどしていなかったようです ...
プレート理論も批判をされている adgt2010/07/07 05:27:02ポイント7pt
時間が要されても、学会誌での批判論文は掲載されていますよ。科学論文は、1本で事象すべてを明らかにするのではなく、事象についての科学的検証をつみあげることあができるのですよ。
批判されていますか、それは勉強不足でした ShinRai2010/07/07 11:37:45
ご指摘ありがとうございました さっそく探して読んでみます
もとの話ですが mata8_20092010/07/08 21:25:08ポイント3pt
>五感の感覚に訴えてこない科学的な原理(「デジタル」)   については 人類が考えて勝手に名づけた理論なので、そこに認識のずれは少ないでしょう。 その道のちゃんと勉強している人にとっては十分互換に訴えてい ...
デジタルの奥深さ、、、、など ShinRai2010/07/08 23:49:14
書き込みありがとうございます。 「ことば」(表現型、シニフィアン)と、それが意味する「現象」(遺伝子型、シニフィエ)とを、きちんと結びつけること、そして概念共有をはかること、その難しさを体感しているのが ...
何の話でしょう? mata8_20092010/07/09 00:27:37ポイント2pt
デジタル通信の話でしょうか?デジタルとかアナログって言うのは電子機器の話でしょうか? デジタルに 「離散・有限信号」 「符号化・復号化」 自動判定メカニズム などの意味は無いと思います。 アナログも 怒っ ...
それは意味がまだ見つかっていないのです ShinRai2010/07/09 00:42:15
説明が不足していてごめんなさい。 デジタルの意味ひとつとっても、その概念と取っ組み合って、考えをひろげ深めていくと、いろいろな意味の可能性と出会います。 フォン・ノイマンの自己増殖オートマトンの理 ...
うーん mata8_20092010/07/11 01:08:13ポイント1pt
デジタルは単にアナログ量を数値で表す方法でしかないし、それは人間の定義したことだから、それ以上の意味を求めるのは変だと思いますが。。。。
何も学習させなければ言語など身につきません jozetora2010/07/07 05:55:09ポイント4pt
周囲に言語を話す個体がいなければ、言語は獲得されません。それは言語学習が後天的なものである証拠ではないですか?
たしかに、言語環境は必須です ShinRai2010/07/07 11:32:04
母語に共有される音素(母音、子音)を獲得し、共通の語彙を身につけるためにも、あるいは、文法やものの考え方を身につけるためにも、言語環境は必要です。 ただ、それを身につけることができるのは、つまり、文 ...
論理的飛躍 taka-hr2010/07/07 22:42:09ポイント2pt
> その本能とは、遺伝子のコーディングメカニズムを取り込んだのだと思います。 「本能は遺伝子にコーディングされている」ということなのか 「概念体系を構築できる脳の先天的能力は、遺伝子のコーディングメカニ ...
ありがとうございます、交通整理に感謝 ShinRai2010/07/08 00:12:00
ご指摘ありがとうございます。 本題から少し外れているから、横道にそれたり、急に深みに入った話題をふり、混乱させてすみませんでした。 本題に戻れば、そのツリーは脇に置かれるからいいかなという気持ちで、 ...
高次クロマチンの形成機構と エピジェネティック制御 ShinRai2010/07/07 16:12:41
http://www.cdb.riken.jp/cmd/image/pubj10.pdf ヘテロクロマチンは、高度に凝縮したクロマチン構造であり、染色体の機能維持だけでなく、エピジェネティックな遺伝子発現制御にも重要な役割を果たしている。近年の研究から、この ...
記憶内容の論理操作とは ShinRai2010/07/06 09:57:34
記憶の論理操作とは、記憶を引っ張り出してきて、それを「そのまま肯定する」(=)、「否定する」「そうでないものを思う」(NOT)、「二つの記憶の共通部分に着目する」(AND)、「二つの記憶のどちらかに当てはまるものを思 ...
記憶は後天的に学習されます jozetora2010/07/07 05:36:39ポイント2pt
人間が生理的早産なのは大脳をおおきくし後天的学習に重きを持たせるためです。生まれる前の記憶が無ければなにも判断でき何のなら、新たに何も学ばなくても良い。
後天的な記憶は知能の領域、先天的な記憶は本能の領域 ShinRai2010/07/07 11:40:32
本能だけでは不足するから、知能を獲得できるように進化したのだと思います。 しかし、だからといって、知能があれば、本能がいらないとはいえないのではないでしょうか。 また、昨今のように、社会がばらばら ...
記憶は核酸であるとすればDNAは本能の記憶 ShinRai2010/07/05 10:35:45
記憶とは、核酸によって記録されたものだと考えると、体験したことや学んだことが、脳の神経細胞の中に核酸配列として記録されることと、DNAが本能の記憶として伝えることが等価であることになります。 つまり、宇 ...
なりませんです アオ2010/07/05 12:43:31ポイント10pt
前提となっている核酸が…という発想にはぼくは懐疑的な立場ですが、 仮にそれを認めたとしてもそれが遺伝として後世に伝わるにはまだ壁があります。 脳の神経細胞の中に核酸の配列として記憶が記録された<span style= ...
しかし、記憶を核酸に求めないかぎり、卵で生まれる動物の本能(の記憶)を説明できなくないですか ShinRai2010/07/05 13:15:03
安易に認める必要はないですが、核酸が記憶を伝達しないと、親から学習できない生き物は困りませんか。 本能はDNAの記憶として伝えられ、知能はDNA(or RNA)として海馬で(?)記憶されると考えると、我々の本能も説明で ...
×記憶 → ○記録 アオ2010/07/05 14:49:35ポイント9pt
コメントありがとうございます。仰る事はとりあえず把握できた気がしますので、その上で 「ここはちょっと科学的ではないな」と思ったところを改めて検討してみます。 本能はDNAの記憶として伝えられ、知能はDNA(o ...
獲得形質は遺伝するというラマルク説 ShinRai2010/07/05 15:11:16
ラマルクは、両親が獲得した形質は、子どもに遺伝するという説ですよね。 これは、ゲノム(という記憶)を、文法によって修飾・編集できるとして、表現型の変化だと考えれば、認めやすくなりませんか。 ncRNA(非コ ...
それではご先祖の記憶を皆思い出せるということ? adgt2010/07/06 00:27:59ポイント7pt
理論に都合の良い記憶ばかりが残るわけではないでしょう?残念ながら野武士時代の記憶はとんとでてきません。
ご先祖様が何十世代にもわたって狩猟民をしていたら ShinRai2010/07/06 04:32:45
石器時代の狩猟生活、そういう記憶は甦ってくるのではないでしょうか。 なぜ、ヒトがハンティングが好きなのかも、それで説明できるように思います。 野武士時代なんて、そんなに長くはないのでは?
思考と進化 taka-hr2010/07/06 05:49:50ポイント5pt
ほかの方も指摘していますが、進化の結果としての種のDNAの話と個体の脳の神経作用の話を等価であると考えるのは無理があるんじゃないかと。。 わたしもDNAのことはたいして詳しくはないですが、狩猟が好きだとかい ...
それでは育った環境でDNA内の記憶は異なり、例えば場所によってDNAは異なってきているのでしょうか? willingness2010/07/06 06:58:06ポイント3pt
記憶という後天的なものが簡単に蓄積されるということは、主としての文化がどんどん進むということですよね?
すいません、分化でした。 willingness2010/07/06 06:59:57ポイント3pt
つまり、ヒトという種がどんどん場所によって、質的に異なってくるということでしょうか?DNAの配列と言うのは、かなりナイーブで大きな変化だと思います。
DNAの配列と、その組み合わせ方法と ShinRai2010/07/06 07:50:21
ゲノムの数は人間も寄生虫もたいして変わりがないそうです。 それでも、たんぱく質の数が一桁くらい人間のほうが多いのは、ゲノムをどう組み立てるかの組み立て方、組み合わせ方で、工夫がなされているのだと思い ...
どのくらいの期間で、DNAがどう変わるんです? jozetora2010/07/07 05:34:23ポイント1pt
1人の人間が生きて、それだけでもかわるんですか?
 数の風景 ~ 未知との遭遇を共有する ~ adlib2010/07/05 22:53:42ポイント2pt
>記憶にないことを/どうすれば思考の中に取り込むことができるか<  ゼロは、数学の概念として存在するだけで、実在しない。  しかし、ゼロの概念を認めなければ、数学が成立しない。   ── 九九九年に即位 ...
ゼロがなかったとき、100とか1000は表現できなかったのでしょうか ShinRai2010/07/05 23:01:02
興味深いです。 感覚できないこと、記憶にないことは、 思考に取り込むことはできないのですね。 ローマ数字であれば、CとかMで表現できます。 漢字であれば、十、百、千、 999+1=M, 千でしかなかったのでし ...
 時の風景 ~ だれも草の成長を見た者はいない(Simon, C.)~ adlib2010/07/05 23:49:57ポイント1pt
>時空間的に感知不能な現象/は、どうすれば考えることができるか< 「ある時ふと、おばぁちゃんのことを思いだす。この現象はなにか?」  ヒトに関する数々の不思議のなかで、最後の謎は“記憶”ではないか とい ...
記号接地問題? taka-hr2010/07/05 09:37:52ポイント4pt
例に出ているようなものについては、想像図を見るとか聞くとかすることによって記憶することができますよね。 また、自分で想像するときにも、ほかに似ているものから類推するようなことが多くあると思います。 「 ...
類推ってあたりで検討できませんかねぇ。 きょくせん2010/07/05 10:46:35ポイント2pt
 私、認識論や脳機能については趣味でチラッと科学雑誌などの記事を読む程度なのでどれだけ有用な意見が述べられるかわからないのですけれども……。  『~のようなもの』という操作が出来るのは現時点において ...
抽象概念をどのようにして遺伝子型(Genotype)でイメージするか ShinRai2010/07/05 11:07:31
「官僚支配」という言葉を聞いて何をイメージするかは、国家、権力、官僚、政治、支配などに関連してどれくらい記憶があるかによるのではないでしょうか。 それこそ、知人や親戚に官僚や政治家がいるかいないかで ...
感覚の初期化や設定によって見えないこともありますね ShinRai2010/07/05 10:34:13
赤緑色盲の話は、大野乾さんの「続・大いなる仮説」だか「大いなる仮説」に遺伝子配列の問題として論じられていました。(大野乾/羊土社/1996, 1991) あと、パブロフの受けたキリスト教の教育で、「動物には魂がない ...
  • id:Eisenblau
    回答が2回までだと気がつかなかったので、この設問としては最後のご挨拶をコメントから失礼します。

    エピジェネティクスの問題は非常に興味深いですが、ゲノムの<b>記録</b>の編集がなされたとしても
    ・通常のDNA上の突然変異であれば記憶容量がいつか不足or上書きされる
    ・通常のDNA上の突然変異であれば引き継がれる確率は世代間で0に収束する
    ・RNAはDNAに比べて不安定で長期的な情報伝達に向かない
    などの問題は残ることを踏まえたうえで、あとは「怪しいけれどそうかもしんない」可能性として留めておいてきちんと条件を統制した論文なりで結果が出てから改めてお話しすることにしたいと思います。

    もし本当に獲得した形質の遺伝が起こるのであれば、例えば純系マウスを近親交配で何世代も飼育し続けることで遺伝情報のばらつきが生じたり学習能力に差が出る…などの実験結果が取れるように思います。そうした実験が成功したら、きっと大きな発見として取り上げられるでしょう。思考実験で結論を出そうとする必要はありませんから、お話は実際の実験が済んでからでも遅くないでしょう。


    それから、「記憶に無いものから未知の概念を考える」ことはたいていの人は日常的に行っています。
    言語読解はそのもっとも一般的な例でしょう。「今までに経験したことの無い未知の文章」は文法規則に従って無限に作成できますし、それらは全て有限の単語の知識と有限の文法規則を用いて解釈できます。
    また、分野として確立している数学的概念は明らかに理解を共有した人たちが複数いるはずです。その人たちは所与の記憶から数学的定理にたどり着いたのではなく、未知の知識を学習し、または既知の知識の延長として把握することで段階的に知識を増やしていったはずです。
    以上は抽象概念の理解の例ですが、環境問題もこれと同じように考えることが出来ます。ローマクラブが提示したシナリオは、個別のより小規模の問題の総和としてモデルを構築しそれに従って未来予測をした一例ですね。より小規模な部分の集合としてより複雑な全体像を把握することが出来なければ文章を読むこともままなりません(単語の集合として文章を理解するのと同じ仕組みですね)から、このくらいは認めてもいいように思います。
  • id:ShinRai
    Eisenblauさん、
    書き込み回数少し増やしました。ご不便かけて申し訳ありません。

    >言語読解はそのもっとも一般的な例でしょう。

    そうですね。
    でも、大多数のヒトは、
    (1)記憶にない言語読解を記憶の範囲内で行うか
    (2)記憶にない言語は読解を諦める
    傾向にあるのでしょうね

    それでも、ごく一部でも、記憶にない言語に出会ったときに、立ち止まってそれが記憶にないことを確認すると、それと取り組んで世界を広げていく人々がいるとすれば、それはそれですばらしいですね。

    >ローマクラブが提示したシナリオ

    シミュレーションというのがありましたね。
    たしかに、一定のパラメータを投入して、そこから未来を予測するシミュレーションは、知らない世界と出会う方法ですね。

    ローマクラブの予測では、今は、どうなっていたっけなあ。

    人々は、自分の感情に合わない予測を否定する傾向があることも事実ですね。



この質問への反応(ブックマークコメント)

「あの人に答えてほしい」「この質問はあの人が答えられそう」というときに、回答リクエストを送ってみてましょう。

これ以上回答リクエストを送信することはできません。制限について

絞り込み :
はてなココの「ともだち」を表示します。
回答リクエストを送信したユーザーはいません