【国債への資金流入】


最近、国債への資金流入が世界的に進み、米国を中心に各国

で国債へ資金がシフトしているようです。長期金利の低下など

も顕著に見られると思うのですが(日本の10年物国債利回りが

1%を割り込むなど)。

このような現象の背景にはどのようなものが挙げられるので

しょうか?

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  • 登録:2010/08/04 17:56:18
  • 終了:2010/08/09 06:52:51

ベストアンサー

id:qev No.2

qev回答回数4ベストアンサー獲得回数22010/08/04 20:32:51

ポイント50pt

①家計と企業の貯蓄率の増加

 景気見通しが暗いことと、少なくない家計と企業が投資の評価損をだしたこととで、家計も企業も支出を絞り月々の貯蓄を増やしています。

②こうして銀行の預金が増えます。銀行は預金利子や預金保険料を支払うため、預金が増えた文だけ貸出を増やして利息収入を増やさねばなりません。さもなくば赤字です。

③しかし民間資金需要……つまり利子を払って金を借りてくれる家計も企業も、少なくなっています。理由は①の通り。かりに金を借りようという家計なり企業がいても、銀行同士の金利引き下げ競争で利息はすくないか、支払能力がない借り手なので貸した金を返せないか(新銀行東京の失敗をご記憶でしょうか)、のいずれかになります。

④で、銀行は家計も企業も金を借りてくれない中、利息を払って金を借りてくれる相手を探しまわり、そういう借り手を発見します。その相手は:政府。

こうして銀行が国債を買い争い、金利引き下げ競争がおこり、国債金利が低下するのです。

これはリチャード・クー氏のバランスシート不況論の引き写しですが、わたし自身の実感にもそっています。

世界同時バランスシート不況―金融資本主義に未来はあるか

世界同時バランスシート不況―金融資本主義に未来はあるか

  • 作者: リチャード クー 村山 昇作
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • メディア: 単行本

「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか

「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか

  • 作者: リチャード クー
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • メディア: 単行本

id:happy-yuu

回答だけでなく参考図書まで挙げて下さりありがとうございます。

>で、銀行は家計も企業も金を借りてくれない中、利息を払って金

>を借りてくれる相手を探しまわり、そういう借り手を発見します。

>その相手は:政府。

なるほど。銀行が国債を買っているというのは思いつきませんでした。

リチャード・クー氏「バランスシート不況論」を読んでみたいと思います。

2010/08/04 23:26:43

その他の回答(6件)

id:yamaneroom No.1

yamaneroom回答回数1040ベストアンサー獲得回数612010/08/04 18:33:59

ポイント1pt

リーマン・ショック以来、世界的に株式市場が低迷しており、その資金が債券市場に流れ込んでいるため。

http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072001001125.html

id:happy-yuu

一般的に債券高は株式にプラス要因となるのでは?

2010/08/04 20:26:15
id:qev No.2

qev回答回数4ベストアンサー獲得回数22010/08/04 20:32:51ここでベストアンサー

ポイント50pt

①家計と企業の貯蓄率の増加

 景気見通しが暗いことと、少なくない家計と企業が投資の評価損をだしたこととで、家計も企業も支出を絞り月々の貯蓄を増やしています。

②こうして銀行の預金が増えます。銀行は預金利子や預金保険料を支払うため、預金が増えた文だけ貸出を増やして利息収入を増やさねばなりません。さもなくば赤字です。

③しかし民間資金需要……つまり利子を払って金を借りてくれる家計も企業も、少なくなっています。理由は①の通り。かりに金を借りようという家計なり企業がいても、銀行同士の金利引き下げ競争で利息はすくないか、支払能力がない借り手なので貸した金を返せないか(新銀行東京の失敗をご記憶でしょうか)、のいずれかになります。

④で、銀行は家計も企業も金を借りてくれない中、利息を払って金を借りてくれる相手を探しまわり、そういう借り手を発見します。その相手は:政府。

こうして銀行が国債を買い争い、金利引き下げ競争がおこり、国債金利が低下するのです。

これはリチャード・クー氏のバランスシート不況論の引き写しですが、わたし自身の実感にもそっています。

世界同時バランスシート不況―金融資本主義に未来はあるか

世界同時バランスシート不況―金融資本主義に未来はあるか

  • 作者: リチャード クー 村山 昇作
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「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか

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  • 作者: リチャード クー
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • メディア: 単行本

id:happy-yuu

回答だけでなく参考図書まで挙げて下さりありがとうございます。

>で、銀行は家計も企業も金を借りてくれない中、利息を払って金

>を借りてくれる相手を探しまわり、そういう借り手を発見します。

>その相手は:政府。

なるほど。銀行が国債を買っているというのは思いつきませんでした。

リチャード・クー氏「バランスシート不況論」を読んでみたいと思います。

2010/08/04 23:26:43
id:speed-0 No.3

speed-0回答回数312ベストアンサー獲得回数222010/08/04 20:26:47

ポイント10pt

米国の金融緩和観測

 

米FRB、償還迎える保有証券の再投資を検討=WSJ

http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-16615820100...

id:happy-yuu

回答ありがとうございます。

>米FRB、償還迎える保有証券の再投資を検討=WSJ

最近の米経済指標は弱いですしね。6日の雇用統計には期待したいです。

2010/08/04 23:37:03
id:sin3364 No.4

sin3364回答回数967ベストアンサー獲得回数492010/08/04 20:31:58

ポイント10pt

yamaneroomの回答はガセネタばっかりだな。

 

一般的には、米国の景気回復の減速と、金融緩和観測だろ。

 

米経済の改善続く、完全な回復までの道のりはかなり長い=FRB議長

http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-166102.html

id:happy-yuu

回答ありがとうございます。

>一般的には、米国の景気回復の減速と、金融緩和観測だろ。

確かに金融緩和観測は大きな一因となっていますよね。

2010/08/04 23:48:11
id:Rytandrezone No.5

Rytandrezone回答回数1073ベストアンサー獲得回数472010/08/04 22:26:37

ポイント10pt

ファンド会社が目をつけてるからですかね?

CDSと呼ばれる複雑な金融商品も操りながら行われる、国債へのマネーの攻撃。ギリシャだけでなくポルトガル、スペインといった同じユーロを通貨とし、深刻な財政赤字を抱える国々は危機感を募らせている。巨額の国債発行に財政を依存する日本もこの問題と無縁ではない

http://www.nhk.or.jp/special/onair/100702.html

id:happy-yuu

回答ありがとうございます。

>CDSと呼ばれる複雑な金融商品も操りながら行われる、

>国債へのマネーの攻撃。

ファンド会社ですか。経済危機回避のため、ギリシャが国債を海外投資家に

売り過ぎてひどい目にあったぐらいのイメージしかなかったのですが・・

もっと詳しく知りたくなりました。NHK終わってしまってて残念です。

2010/08/05 00:07:32
id:aoki No.6

aoki回答回数87ベストアンサー獲得回数92010/08/05 02:53:32

ポイント50pt

概要については、リチャード・クー氏のバランスシート不況論のとおりだと思いますが、

彼のこの意見はもう10年以上前から変わりませんので、ここ1~2年の状況を加えてみます。

 

最大の原因は、恒常的な金余り状況にリスク投資の回避傾向が強まった結果と思われます。

 

金余り状況は、個人や銀行は言うに及ばず、生保、損保、年金基金など、ありとあらゆる

お金の出し手が陥っている状況です。

個人であればたんす貯金でもいいのですが、利払いのある銀行や常に運用が求められる

生保、損保、年金などでは、現金で置いておくことができず、多少でもいいからプラス運用を

目指すことになります。

 

では何に投資するかですが、市場規模や流動性を考えると、次のようなものしかありません。

・株式

・商品(原油や金)

・債権

 

まず株ですが、米国や欧州の景気回復の遅れの懸念が強まっており、好決算が相次ぐ日本企業も

先行き不透明との見方を変えておりません。このような環境を受け、株式市場は低迷しており、

積極的な投資対象としては微妙です。

特に損をしてはいけない運用資金では手を出しにくいと思われます。

 

商品市況は、比較的安定していますが、逆に言えばほとんど調整してないともいえます。

代表的なのが金で、今の相場は頭打ちです。

これまで投機筋が入って暴騰したと問題になった原油も、メキシコ湾の原油事故など、

以前であればこれを理由に暴騰しそうなものですが、市況に大きな影響は出ていません。

運用の世界では、みんなが行かないものには自分も行かないといった考え方があるので、

今の相場ではとても怖くて入れないと思われます。

また、本当に景気が腰折れすれば、暴落もありえます。

 

最後に残るのが債権です。

債権は、最後まで持てば、発行元がつぶれない限り少なくとも額面割れはしないと

いうメリットあります。運用しないといけない、でもリスク許容が小さい資金

(年金はその最たる例です)には株や商品よりも、良い投資先となりえるでしょう。

 

ただ、これまでなら、同じ債権でもよりリスクの高い、サブプライムローンを

組み込んだもの(運用者がリスクの高さを認識していたかは怪しいですが)や

格付けの低い社債、格付けの低い国債も買われていたわけですが、

リーマンショックを経験し、ギリシャ問題を経験した結果、債権でもリスクの

高いものは本当にぶっ飛ぶんだ、ということが浸透してしまいました。

 

この結果、残ったのが、日本と米国の国債というわけです。

 

 

以下、余談です。

金融緩和を理由にあげられている方もおられますが、私の個人的な考え方では

ニワトリと卵、どっちが先かという話と同じで、因果関係はありますが、

理由としては弱いと思います。

  

そもそも金融緩和をなぜするか? 景気が悪いから。

具体的に何をするか? マネーサプライを増やして金余りにする。

というわけで、結局最初の説明に戻ることになります。

http://q.hatena.ne.jp

id:gp334437g4723k87 No.7

gp334437g4723k87回答回数126ベストアンサー獲得回数202010/08/06 20:02:19

ポイント20pt

10年物米財務省債権(T-Bond)は8月にはもう少しで4%台に届く水準にまで上昇しましたが、9月に入ると急落し、現在は2%台後半で推移しています。


http://finance.yahoo.com/echarts?s=^TNX+Interactive#chart1:symbol=^tnx;range=5y;indicator=volume;charttype=line;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=on;source=undefined


4月以降の金利低下の原因はギリシャ危機による、欧州経済の景気悪化観測が拡大したことによるものです。その後、欧州各国は景気が完全に回復していないのにも関わらず、ギリシャ危機回避のために財政の健全化を優先させる政策を選択し、年後半から来年にかけて欧州経済の景気が悪化する可能性が高くなりました。ギリシャの経済規模が世界経済に与える影響は非常に小さく、当初、ギリシャ危機が欧米の経済に与える影響はないとの楽観論もありましたが、その後、欧州主要国が財政の健全化を持ち出してくるに従って、その影響は少なくないことが明らかとなってきました。


ただし、欧州が風邪を引いたからといって米国経済も風邪を引く程、米国経済の規模は小さくはなく、米国の金利がその後も低下を続けたのは、米国の経済回復路線がそれ程、確固たるものではないことがその後の経済指標の結果によって明らかになってきたことです。


4月以降の経済指標は企業業績は好調であるものの、失業率の改善には結びついていないことが明らかになっています。企業業績が回復しているのにも関わらず、失業率が改善しないというのは、企業が内向きのリストラによる縮小均衡的に業績を改善しているとかいくつか、見方はありますが、その後、夏に入ると実態経済関連の指標にもいくつか悪化の兆しがで始め、年後半にかけて景気が悪化するのではないかという見方が更に拡大、それが金利低下に拍車をかけています。


この米国経済の景気悪化観測ですが、きっかけは欧州問題ですが、根底にはオバマ政権の経済運営そのものに問題があるのではないかという見方もでてきており、問題はそう単純ではありません。ただし、一つだけ確実なことが言えるのは、経済が完全に回復していないのにも関わらず、ギリシャ問題の影響で欧州各国が積極財政を取ることができないというのは世界経済の回復にとっては天井を突きつけているということになります。

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