大きな事故があった場合に、複数の病院に患者が搬送されますが、その搬送先の病院に問い合わせても「個人情報」の観点で答えないという事例があります。
電話で家族が搬送されたかどうかを確認しても「個人情報のため答えられない」といった事例も当時は報道されていました。
2005年4月25日に、兵庫県尼崎市でJR宝塚線(福知山線)の脱線事故が発生した。当時、負傷者が搬送された一部の病院が、個人情報であることを理由に、意識不明患者の特徴などをJR西日本などに提供しなかったことが明らかになった。
また、沿線の自治体が、見舞金の支払いや安否確認などのため、JR西日本に負傷者の名前や連絡先について情報提供を求めたところ、個人情報保護法の規定を理由に拒否されていたことも明らかになった。
引用元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/SMBIT/20051114/224507/
ヤクルトで古田が監督時代に個人情報の保護を理由に選手のケガの公表を拒否していたそうです。
http://blog.skeptic.jp/item/1109/
>「個人情報の保護」を理由に選手のケガ公表を拒否するヤクルト・古田選手兼任監督の愚かさにあきれ返る。
クラス名簿の配布を廃止-生徒の個人情報Q&A【学校経営サポート】
http://www.kk-support.com/gakkou/kojin_seito_2.htm
> 個人情報保護法は、学生用住所録や連絡網の作成、配布を禁止するものではありません。しかしながら、クラス名簿や緊急連絡網を学生に配布するという行為は、個人情報の第三者への提供に該当します。個人情報を第三者へ提供する場合の注意点をふまえて、適切に利用していけばよいと思います。
廃止ならともかく、禁止するのは個人情報過保護ですね。
これは困りますね。
> 第三者提供の例外として、「人の生命・身体または財産の保護に必要で、本人の同意を得ることが困難な場合」を挙げている
こういう内容はあまり知られていないか、あるいは「あとで問題になるのを恐れて必要な情報提供をためらう」事例が多いように思われます。