漢方薬の薬効・作用というのはどのように確認されているものなのでしょうか。中でも薏苡仁(よくいにん)という生薬について調べています。ヨクイニンは、いわゆる鳩麦(ハトムギ)の種(仁)ということ、コイクセラノイドという成分があり、その効能にいぼ取り、腫瘍抑制があるということがわかりました。しかし、コイクセラノイドがどう作用してそのような効果を発揮したという報告・文献は全くみつかりませんでした。個人的にはイボと腫瘍は、発症因子がまったくの別次元のものだと思っていますが、とくにそこにこだわらず情報を集めたいです。ご存じの文献や情報をお寄せ下さい。

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  • 登録:2010/09/30 10:08:27
  • 終了:2010/10/02 11:56:31

回答(3件)

id:tasklight No.1

tasklight回答回数323ベストアンサー獲得回数402010/09/30 11:29:42

ポイント27pt

漢方薬も他の医薬品と同じように治験によって薬効を確かめます。


作用機序は不明な部分が多いのですが、http://tokusanshubyo.sakura.ne.jp/jouhoushi03/j03-09.pdf に若干の説明があります。

id:office1515

早速ありがとうございます。ご提示のファイル読んでみたいと思います。

2010/09/30 17:43:23
id:hathi No.2

hathi回答回数204ベストアンサー獲得回数462010/09/30 16:57:20

ポイント27pt

質問内容が多岐にわたっていると思います。

 

1 薬理効果や、実際の医療場面での効用や副作用に関して、通常の西洋型医療医薬品のようなデータを、漢方薬が整えていることは少ないと思います。

  漢方薬は、「証」にもとづき患者一人ひとりの体質を見ながら処方するのが基本です。

  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E6%96%B9%E8%96%AC

  http://www.tsumura.co.jp/kampo/nattoku/

  http://www.tsumura.co.jp/kampo/nattoku/01/nattoku1.htm

  漢方薬は、一人ひとりの個人差を重視して、使い分けています。そのため漢方は、病名で診断することだけでなく、患者さん一人ひとりの体質や病気の状態を見きわめながら、最適な漢方薬を使い分けていく、いわゆる「オーダーメード」の治療だといえましょう。ですから、同じ病気でも患者さんの状態によってのむ薬が違ったり(同病異治)、ひとつの薬がいろいろな病気に応用される (異病同治)こともあります。

  普通の西洋薬のような条件を一定にして統計調査をする試験になじまない状態だと思って下さい。

 

 私個人としては、現在の西洋医学が万能とは思わないので、漢方も大事だと思います。

 日本の医師が漢方薬をどう思い、どう使おうとしているのかのアンケート結果があります。薬効や副作用がはっきり確認されていなくても、保険適用の薬剤ならととにかく使って効果があれば患者にも医者にも得だと思うからでしょう。西洋薬でも効果がないときも副作用があるときもあるのは、日常経験していることなので、二次選択として漢方薬は使われるのだと思います。

  http://medpeer.co.jp/feed/pdf/MedPeer_Posting_Digest_20091202_%E...

  

 

2 ヨクイニンについて

  有効成分が科学的に特定できていません。

  http://www.kotaro.co.jp/iryou/seihin/if/if_tp072.pdf

  ヨクイニンの特異成分が未詳なため成分の定量法を定められない。

  従って、しっかりした評価をするにも、同じ条件とか、服用量のコントロールができません。薬効の確かめ方が難しいです。

  日局ヨクイニンより抽出した乾燥エキス2.0gを含有するいう方式でしか説明できません。

  コイクセラノイドという成分が有効だという情報の確かさは怪しいです。

  http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1071812...

  コイクセノライドが何なのかさえ情報が見つけにくい状態ではまやかしに近いと判断する方が現実的だと思います。

 

 

3 イボと腫瘍は、発症因子がまったくの別次元のもの

  イボ=ヒトパピローマウイルス感染によってできる腫瘤をいう。

     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%9C

     (感染性でも治療法はないに等しい)

  腫瘍=生体内の制御に反して、組織細胞が自律的に過剰に増殖してできる組織塊をいう。

     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%AB%E7%98%8D

  この定義からすれば、イボと腫瘍は別物のですね。

  しかし 皮膚表面に発生したイボ状のものを、感染で生じたものか/自律的に増殖した組織塊かを、ちゃんと検査することはあまりないのではないかと思います。

  たいていの人にシミそばかす、ほくろ、イボがあります。顔の目立つ部分に大きくできてこなければ、そのままにすることの方が多いでしょう。腫瘍でも同じです。特に悪性化しなければ、そのまま放置することが多いと思います。皮膚科でも、事実上美容整形的に治療する以外の方法があまりないとすれば、感染性か自己増殖かなどどちらでもよくて、病理検査などで調べることもしないと思います。

 

  イボと腫瘍に関して、科学的あるいは基礎医学的に何か詳しく調べたいのならば、そうした関係の専門書や論文、専門誌を調べるのが良いと思います。

 

  民間に大流行の雑誌や美容、健康関係、民間療法を調べても、内容がしっかりしたことは何も出てこないと思います。

  ご自身や友人などのイボや腫瘍の治療や軽癒について関心があるのならば、民間療法やドラッグストアで売っている漢方薬、煎じ薬などを試してみるのも、雑誌などに載っている方法を試すのも悪くはないと思います。 しかしそれで効くという保証を実績や数字で求めるのは、おそらく無理だと思います。

id:office1515

ざっくりとした質問に、丁寧な回答ありがとうございます。知りたいことはおおむね分かりました。回答をつけて下さった皆様に感謝します。

2010/09/30 19:14:11
id:hathi No.3

hathi回答回数204ベストアンサー獲得回数462010/10/01 11:33:08

ポイント26pt

現状ではコメントが受け付けられないので、止む得ず、回答の形で記載します。

 

このドキュメントで、次の説明があります。

 http://www.tokusanshubyo.or.jp/jouhoushi.htm

 http://tokusanshubyo.sakura.ne.jp/jouhoushi03/j03-09.pdf

これは財団法人日本特産農作物種苗協会の情報誌2009年7月の第3号に [ハトムギの食品としての機能性と有用性]のテーマで掲載されたもので、医学論文ではないと思いますが、参考にはなるかと思います。

 

ハトムギの薬理学的作用

ヨクイニンの成分は、主に澱粉(50%)、粗蛋白(17%)、粗脂肪(5%)、水分(10%)、ビタミン類、脂肪酸類などである。ハトムギ、ヨクイニンには、抗腫瘍活性2)、抗酸化能3)、免疫賦活作用、抗アレルギー作用4)、抗高脂血症作用5)、抗炎症作用・筋弛緩作用、血糖降下作用、利尿作用(急性・慢性腎炎ネフローゼの治療に利用)など種々の薬理作用が報告されている。有効成分としては、不飽和脂肪酸などが挙げられているが未だ不明な点も多い。

臨床で用いるヨクイニンエキス散剤・錠剤は、ヨクイニンから抽出した水製乾燥エキスを含有する製剤であり、通常、散剤は1日量としてハトムギエキスを2g程度含有している。ヨクイニンエキスが尋常性疣贅や青年性扁平疣贅に有効であることは周知のこととされている

が、実際には難治性のことが多く、完治させるのに手こずる症例が多い。

ヨクイニンは、伝染性軟属腫に対する有効性も報告されているが、無効例もみられ苦慮することが多い。尖圭コンジローマは、尋常性疣贅などと同じくヒト乳頭腫ウイルスによって外陰部や肛門周囲に難治性の乳頭腫状皮疹を生じる疾患である。

ヨクイニン内服が効力を示す場合もあるが、ふつうヨクイニンは尖圭コンジローマに対して効果が弱いとされ、代わりに電気焼灼等で治療が行われ、患者に多大の苦痛を与えることが多い。ウイルス性疣贅の治療にヨクイニンを使用することが日本以外ではほとんど行われていないのは、上記のようにその効力が弱いためとされている。

ヨクイニンがどのような作用機序によってウイルス性疣贅に効力を示すのかは、完全には解明されていないが、溝口らはヨクイニンが単球-マクロファージ系細胞に作用し、インターロイキン-1の産生増強を介して抗体産生細胞を増強することを報告している6)。また、金田らはヨクイニン内服によりNK 細胞活性とMHC 非拘束性細胞障害性T 細胞の増強を認めている7)。さらに、ヨクイニンによって細胞傷害性T 細胞が活性化し、抗ウイルス作用がもたらされるとする報告も見られる8)。

  6) Mizoguchi Y, Sakagami Y, et al: Effects of extract from the seeds of Coix lachrymal-jobi L. var. ma-yuen (ROMAN.) STAPF on antibody response and mitogen-induced lymphocyte transformation in vitro. 和漢医薬学

会3 : 170-76, 2005.

  7) Kaneda T , Hidaka Y, et al: Effect of Coixseed on the Changes in Peripheral Lymphocyte Subsets. 臨床薬理40 : 179-81,

1992.

  8) Hidaka T Hidaka T, et al : Chinese medicine,Coix seeds increase peripheral cytotoxic Tand NK cells. Biotherapy 5 : 201-03, 1992.

ヨクイニンの抗腫瘍活性は、マウスのエールリッヒ腹水癌を用いた一連の研究から始まった。

そして、coixenolide(図3)という脂質が単離、合成され、この物質が抗腫瘍活性成分であるとされた。しかし、その後coixenolide の存在は確認されておらず、ヨクイニンにはcoixenolide を含むものと含まないものがある可能性も指摘されている。

その他、活性画分が遊離脂肪酸混合物であるとする報告や不飽和脂肪酸(リノール酸)であるとする報告が見られるが、未だ明確にはなっていない。またヨクイニンのラット胆管癌に対する作用やRaji 細胞を用いたEpstein-Barr ウイルス早期抗原(EBV-EA)発現試験における発癌予防作用が報告されている。また、マウス皮膚二段階発癌抑制試験や紫外線照射発癌実験においてもヨクイニンの抗腫瘍効果が認められている。

 この筆者については、下記をご覧下さい。

  http://kanazawa-u.sanpu.jp/introduction/laboratory/study1.php?so...

  http://web.kanazawa-u.ac.jp/~med67/staff/index.html

  この寄付講座については、次のような記事がありました。

  http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/354955.ht...

 国立大学の寄附講座は、1987年以来の臨教審第二次答申を受けて、社会との連携の充実や民間資金の円滑・適切な導入を目的として、寄附金による時限付きの特設が認められた。(中略)

 CAMをテーマとした国立大学の寄附講座は、すでに金沢大学と山梨大学の2大学にある。

 金沢大学大学院医学研究科に「補完代替医療学講座」が02年2月に開設されたのが第1号。石川県の財団である石川天然薬効物質研究センターが5年間で計1億5000万円を寄附する。

 次いで02年10月、山梨医科大学(現、山梨大学医学部)に「代替医療国際協力講座」が開設された。キノコのサプリメントなどを事業化している応微研(山梨県石和町、堀内勲社長)が5年間で計1億5000万円を寄附する。

id:office1515

ありがとうございます。条件はあるけれども疣贅に保険適用なんですよね。行政は古きに甘いんでしょうか。ご提示の健康食品の方が、まだ科学的なのかもしれません。

2010/10/02 11:55:43

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