THEME:「わが家にお部屋に、ずっとありつづけるモノ」
“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
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「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
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※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
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※質問は10月18日(月)正午で終了させていただきます。
あまり明るいお話ではないのですが・・・。
そのカエルの人形が私の手元にやってきたのは10年くらい前のことでした。
私たち夫婦はそのカエルの人形に名前をつけていました。
ちょうどその頃私のおなかには新しい命がやどっていたのですが
悲しいけれどその子は生まれてくることができませんでした。
お寺さんで供養したあと、おなかの子の存在を忘れることがないように
同時期に我が家にやってきたカエルの人形の名前で呼ぶようになって
人形を大事にしていました。
毎年お寺におまいりに行く時には人形を持っていっていました。
はたから見たら変な光景ですね。
長女が生まれて、長女がその人形を気に入ってよく遊んでいました。
お参りに行く時はいつも長女がだいてくれていました。
小さな子供には、まだ私たちがお参りに行く意味もわかっていないし
その人形のこともただ人形として気に入っていたんだと思います。
次女も同様にその人形を抱いてすごし、今度は次女が人形を抱いて
お参りに行っていました。
長女次女が大きくなって、どうしていつも〇〇(人形)をつれておまいりにいくの?
と聞かれて、初めて、お参りの理由。人形の話をしたら、わかっているのかわかってないのか
それ以上は特に何も言わず、今まで同様、人形を大事にしてくれました。
それでも、ぬいぐるみで遊ぶのは卒業したのか?もって遊ぶことは少なくなって
気がつくと、何か言葉を人形にかけてくれている。そんな感じでした。
しばらくして、年の離れた三女が生まれて、同じように三女が人形を抱いて遊ぶようになった頃
長女と次女が「うちは女の子三人だから、男の子は〇〇だけだったんじゃなーい?」と言いました。
ながれてしまった子は初期の頃ですから性別もなにもわかりませんでしたが、
人形の名前は男の子の名前だったので、そういう結論になったみたいでした。
このときはほんとにそんな気がしたものです。
何かあれば、家族の一員として名前を呼んで話題に出したり、ちょっとしたことで話しかけてくれたり
私や主人もよく〇〇について話したり、話しかけたりして、私たちの生活には欠かすことのできない家族となった人形。
人形なのはわかっているんですが、もう一人いたであろう家族としてみんなで大事にしています。
今日もかわらずリビングの真ん中にしっかりと座っています。
今までも、これからも、大事な家族です。