携帯電話と接続して送受信できるようなFAXの機種はありますでしょうか。
また、携帯の回線の信頼性(接続性や帯域・遅延)から当然FAX送受信の安定性や信頼性にも問題が生じるかと思いますが、そのあたりに関してもご示唆いただければ幸いです。
なお、パソコンを使う案は除いて考えたいと思っています。
どうか宜しくお願いいたします。
結論から言いますと、現在の携帯電話の通信方式では、ご希望の方法での通信はできません。
FAXが使用している音声帯域信号を、携帯電話のイヤホン・マイク端子に接続して通信する方式を、通信の世界では「みなし音声方式」と言います。
自動車・携帯電話の歴史では、通信方式の変遷によって以下のように分類されています。
・1G(第1世代):FDMA(アナログ式)、自動車電話開始から1990年代後半までの方式。
・2G(第2世代):TDMA(デジタル式)、ドコモでは現在movaと呼ばれるもの。2012年で終了。
・3G(第3世代):CDMA(デジタル式)、ドコモでは現在FOMAと呼ばれるもの。
FDMA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%88%8...
TDMA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E5%88%86%E5%89%B2%E5%A4%9...
CDMA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A6%E5%8F%B7%E5%88%86%E5%89%B...
アナログ時代やPHSは、みなし音声方式でFAX通信が行われており、実際に携帯電話に接続して使用するFAXが市販されていました。
アナログ式の音声変調方式はFM(周波数変調)で、現在のFM放送やアナログTV放送の音声と基本的に同じです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%A4%8...
固定電話より帯域が狭いため、時間はかかりますがFAXの音声帯域信号を送受信可能です。
デジタル式の通信では変調のかわりに「符号化」という言い方をします。
符号化方式を「コーデック」という場合もあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%8...
PHSの通信はデジタルですが、コーデックは「ADPCM」という方式を採用しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A9%E5%BF%9C%E7%9A%84%E5%B7%A...
この方式では、元の音声を忠実に符号化するため、安定した電波状況ならFAXの音声帯域信号を乗せてもほぼ正常に送受信が可能です。
デジタル式の携帯電話では、コーデックは「AMR」という方式を採用しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Adaptive_Multi-Rate
この方式では効率よく音声を伝送するため、不可逆圧縮(完全には元の信号には復元できない圧縮)や、パターン化(あらかじめ決められたパターンから元の信号に近いパターンを当てはめる)を行っています。
そのため復調されたFAX信号はなまってしまい、正常にFAX通信を行うことは不可能なのです。
実際に実験して、使用できないことを確かめた方もいらっしゃるようです。
http://oshiete.dakko.jp/qa2506733.html
同じような理由で、IP電話網でもFAX通信ができない場合が多いようです。
ありがとうございます。本機の機能が良く理解できないのですが、相手から見たら一般の固定電話回線にFAX送受信するのと同様に扱えるものが良いのですが、本機はそうではないのかと思います。
単純に携帯電話のマイク・スピーカ端子を繋げるFAXはないでしょうか。
結論から言いますと、現在の携帯電話の通信方式では、ご希望の方法での通信はできません。
FAXが使用している音声帯域信号を、携帯電話のイヤホン・マイク端子に接続して通信する方式を、通信の世界では「みなし音声方式」と言います。
自動車・携帯電話の歴史では、通信方式の変遷によって以下のように分類されています。
・1G(第1世代):FDMA(アナログ式)、自動車電話開始から1990年代後半までの方式。
・2G(第2世代):TDMA(デジタル式)、ドコモでは現在movaと呼ばれるもの。2012年で終了。
・3G(第3世代):CDMA(デジタル式)、ドコモでは現在FOMAと呼ばれるもの。
FDMA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%88%8...
TDMA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E5%88%86%E5%89%B2%E5%A4%9...
CDMA
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%A6%E5%8F%B7%E5%88%86%E5%89%B...
アナログ時代やPHSは、みなし音声方式でFAX通信が行われており、実際に携帯電話に接続して使用するFAXが市販されていました。
アナログ式の音声変調方式はFM(周波数変調)で、現在のFM放送やアナログTV放送の音声と基本的に同じです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%B3%A2%E6%95%B0%E5%A4%8...
固定電話より帯域が狭いため、時間はかかりますがFAXの音声帯域信号を送受信可能です。
デジタル式の通信では変調のかわりに「符号化」という言い方をします。
符号化方式を「コーデック」という場合もあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%8...
PHSの通信はデジタルですが、コーデックは「ADPCM」という方式を採用しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A9%E5%BF%9C%E7%9A%84%E5%B7%A...
この方式では、元の音声を忠実に符号化するため、安定した電波状況ならFAXの音声帯域信号を乗せてもほぼ正常に送受信が可能です。
デジタル式の携帯電話では、コーデックは「AMR」という方式を採用しています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Adaptive_Multi-Rate
この方式では効率よく音声を伝送するため、不可逆圧縮(完全には元の信号には復元できない圧縮)や、パターン化(あらかじめ決められたパターンから元の信号に近いパターンを当てはめる)を行っています。
そのため復調されたFAX信号はなまってしまい、正常にFAX通信を行うことは不可能なのです。
実際に実験して、使用できないことを確かめた方もいらっしゃるようです。
http://oshiete.dakko.jp/qa2506733.html
同じような理由で、IP電話網でもFAX通信ができない場合が多いようです。
まさに目的に即したご回答をありがとうございます。そうかなあ、と思っておりましたが、教えていただいたURLをじっくり読ませていただきます。
本当にどうもありがとうございます。
今少し、他の回答もお待ちします。
まさに目的に即したご回答をありがとうございます。そうかなあ、と思っておりましたが、教えていただいたURLをじっくり読ませていただきます。
本当にどうもありがとうございます。
今少し、他の回答もお待ちします。