昔から、すべての辞書・辞典類をEPWING形式に変換し、DDWinで串刺し検索して使ってきました。
先ごろWikipediaのEPWINGの項を見ていると、EPWINGは「開発終了」となっていました。
また、以前から、EPWINGは日本ローカルの規格であることが気になっていました。日本でEPWINGを使うソフトといえばDDWinでした(少なくとも昔はそうでした)が、もしかすると海外で主流の電子辞書の形式があり、DDWinよりも使い勝手がよいソフトなどもあるのではないかと気になっていました。特に私は、日本語や英語だけでなく、非常にマイナーな言語(タイ語やフィンランド語など)も使いますので、Unicodeベースで動作するソフトがよいのです(DDWinはどの文字コードを用いているか知りませんが)。
つきましては、上記の観点から、
1) このままEPWING形式を使い続けるべきでしょうか? そうでないとすれば、これまでのEPWING形式のデータを変換するなどして使えるもっとよい電子辞書の形式を教えてください。
2) EPWING形式を使い続ける場合、現状、DDWinよりも評判のよいソフトはあるでしょうか?
よろしくご助言ねがいます。
epwingというのは昔あった電子ブック形式が改変されたもので、内部コードがsjisなので、汎用性はありません。ドイツでも一時電子ブック形式の辞書ソフトが売られていましたが、すぐに廃れました。
それ以来、日本以外ではepwingは使われていません。もともと日本の英和辞書くらいしか対象に考えてないのです。
unicodeという文字コードができて、だいぶ変わりました。現在では辞書はそっち中心です。
日本では電子ブックの流れで、今でも共通形式としてはepwingが主で、フリーソフトもそれをサポートし続けていますが、英語以外が使いにくいので将来性はありません。他のpdicとかはepwingよりも低次元で中学生の使用ぐらいにしか耐えません。
そういう意味で、現在は日本でも海外でも共通形式が廃れて、各社が独自のできるだけ解析できない特殊なデータを使い始めて、共通ソフトで使うというのがむずかしくなってきました。とくに日本の汎用検索ソフトは海外形式を無視しているので、困ったもんです。
唯一の可能性としては、Macに搭載されている辞書アプリが汎用なので、xml形式の辞書が普及するかもしれません。これは自分でデータを書き換えたり、作ったりがきわめて容易です。
これがもっと普及すると、日本でのepwingだったようなものが、海外一般で広まるかもしれません。
ただし、Macだけでは数がしれているので、itunesのようにwindows版もできるといいのですが。
辞書フォーマットには、ご存知のようにいろいろな種類があります。
・thoton e++形式(EPWING完全互換かつUTF-8対応の新世代電子辞書フォーマット ※弊社推奨)
・ONESWING形式(EPWING後継の新電子辞書規格)
・アップルDictionary.app形式(※弊社推奨)
1)しばらくは、EPWING形式を使うのがベターです。
EPWING形式の上位互換、後継規格は、文字コードはUTF-8対応になっており魅力的ですが、自前で作成するツールが現在存在しません。辞書はメーカーとかから提供されるものを利用することが前提となっているからです。
海外では、XMLベースのものが多いようです。XMLベースですので、自前で作成することは可能ですが、辞書として使うようなツールがほとんどありません。
xml関係のツールは多いです。
xmlベースの場合、その気になれば移行は簡単だと思いますがそういう使い方をしている日本人ユーザーが少ないんです。
2)
ないです。
有益な情報、ありがとうございます。
そうですか、困りました…