THEME:「海苔の日に」「聖バレンタインデー」「梅花を愛でる」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら……」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、シーズン・バージョン。季節をさまざまに楽しむ暮らしのサプリを、テーマに沿って語らいませんか? 豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
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「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
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※質問は2月7日(月)正午で終了させていただきます。
梅の花に限らず小鳥はいつもエサを探しています。
今年は思いがけない大雪でエサを見つけるのが大変そうで、人の傍までやって来ます。
白い差し羽が入っている小鳥が動く度に可愛い仕草が目に入ります。
小鳥の可愛い仕草と可愛い姿態は心和ませるものですね。
小鳥や大鳥達は今年”鳥インフルエンザ”流行被害に遭わないように願うだけです。
いつまでも自然のアクセントとして存在して欲しいものですね。
それには人類の横暴が無くなる事を願います。
やっと天気が落ち着いてきたようですが、今年の日本海側は、去年以上の豪雪だったようですね。屋根の雪で家屋が倒壊するなどの被害も出ているようです。
そんな中で、ほんと、鳥たちは餌に苦労しているでしょうね。例年ならついばめる木の実もきっと雪の下。春を待ち望んでいると思います。
鳥インフルエンザは、今後予想されるウイルスの変質が無ければ、原則的に鳥の世界だけの病気ですが、鳥たちの間で流行らないことを、ほんと、願いたいものだと思います。そのためには自然全体を守り、餌が枯渇しない生物多様性、食物連鎖を保っていくこと。鳥だって、食べなければ病気に負けない体が作れません。
花と鳥を愛でながら自然界のことにも思いを馳せていくお花見自然観察。そこから自然を守りたいと願う心が広がっていってくれたらいいなあと思います。
小鳥達も春を待ち望んでいますから、いち早く咲く梅の花には、色んな小鳥がやってきます。梅には「春告草」の別名もありますが、小鳥達にとっても春の訪れを告げる花なんですね。この梅の花と野鳥を同時に楽しむ「鳥待ち花見」を、ぜひやってみませんか。
まず、観察に適した梅を探しましょう。人の姿が少なく、ある程度の大きさのある梅が数本並んでいるような場所。徒歩圏内だと難しいかもしれませんが、自転車で行けるくらいの範囲で探せばきっと見つかると思います。
鳥待ち花見のお供は、温かいお茶と防寒具とカメラ。防寒具には膝掛けなどもあるといいですね。そして、こんな椅子があったら最高です。
Coleman(コールマン) コンパクトグランドチェア 170-7645
このコンパクトチェアは地面に直接置いて座る「アウトドア座椅子」とでも呼びたい製品で、これに座っていれば背を低く見せられるので、近付いてくる野鳥を驚かせにくいという優れ物。さらにご覧の製品は構造がしっかりしていて壊れにくい、背もたれに体重をかけてもひっくり返りにくいなど、同種の製品の中ではなかなかお勧めの一品なんですよ。折り畳んだ時のサイズは約10×14×61cmですから、これなら自転車の後ろの荷台にくくりつけて走れます。
なお、自転車に積んでいい荷物の大きさは各都道府県の公安委員会規則で定めることになっていますが、だいたい横幅は荷台から15cm、長さは30cm以上はみ出さないことと決められているようです。というわけで、このコンパクトチェアは、長さが30数cmの普通の自転車の荷台なら数cmの余裕をもって積載OK。ついでに下に敷くダンボールなども畳んで乗せていけば完璧ですね。
さて、梅の枝にはどんな鳥がやってくるでしょう。地域によって違いはありますが、東京近郊だと、まずメジロなんかがよく見られます。この鳥は花の蜜が大好き。細いクチバシで器用に花の蜜を吸って回ります。ちょこちょことせわしなく動き回って、あっちの花こっちの花と蜜を吸いまくる姿はめちゃくちゃキュート。比較的警戒心の薄い鳥ですから、花見の席にもやってくることがあります。また「目白押し」という言葉があるように群れる鳥ですから、集団でやってくることもありますよ。
ちなみに、よく「梅にウグイス」と言いますが、ウグイスは警戒心の強い鳥で、山の中でもめったに姿を見かけません。薮の中に隠れて出てこないんです。それにウグイスは花の蜜を吸うタイプの鳥ではないですからね。そこで、「梅にウグイス」を絵に描こうとすると、「梅に“ウグイス色のメジロ”」ということが多くなります。かなり古い日本画にもそういうのが結構ありますよ。
ヒヨドリも花の蜜が大好きなので、よく梅の花にやってきます。これは日本ではごく当たり前に見られる鳥ですが、世界的には日本の他は台湾や中国南部くらいにしか分布していない、けっこう貴重な鳥なんです。体が大きく食欲旺盛で、時に果実やキャベツなどの農作物を食い荒らすため駆除対象ともされてしまっている鳥ですが、地球全体から見ると、日本人が守らなければ誰が守れるんだという鳥ですから、どうか大切にしてほしいと思います。なお、冬は寒さを避けて暖地に移動する個体も多いので、寒冷地ではまだ戻ってきていないかもしれませんね。
梅の枝には、アオジもやってくることがあります。日本のアオジも季節によって国内を移動する鳥で、本州中部以北や北海道で繁殖し、冬は中部以南で過ごします。ですから、地域によっては梅の季節には全く姿を見なかったりするわけですが、関東南部では梅と一緒に見られることも珍しくないようです。ただしこれは花の蜜を好む鳥ではありませんから、止まり木としてやって来るだけですね。
冬の渡り鳥では、ジョウビタキがやってくることもあります。これも花の蜜を好む鳥ではありませんが、あまり人を恐がらない鳥なので、梅の枝にも姿を現してくれるんです。静かにしていると、人のすぐそばまでやって来てくれることもありますよ。ジョウビタキは繁殖期以外は同種を寄せ付けない性質がありますので、群れてやってくることはありませんが、都市部でも比較的見つけやすい鳥です。
同じく冬の渡り鳥、ツグミも来ました。これは渡ってきた当初は山の森林などにいて、だんだん平地や人里に下りてきます。そして、梅、桃、桜と花の季節を経て、4月末頃には繁殖地であるシベリアなどに帰っていきます。ツグミにとっては短い日本の春。梅の花、たっぷり楽しんでね。
スズメもよく見られる鳥ですから、梅の枝にとまっている姿をしばしば見かけます。スズメで気になるのは、最近スズメがサクラの花をついばんで落としているというニュース。どうも最近、スズメの一部が、花の蜜を吸うことを覚えたらしいんですね。でもスズメはメジロなどと違ってクチバシがずんぐり。花の奥まで届きませんから、花の後ろ側から食い付こうとして、せっかく咲いた花を次々落としてしまうんです。スズメのこうした行動は次第に広がっているようで、これには環境の悪化による餌の減少が影響していると思われます。はたして梅の花に対しても、そういう行動を取るスズメが現れるでしょうか。注目してみたいと思っています。
さてさて、皆さんのマチでは、梅と一緒にどんな鳥が見られるでしょうか。飲めや歌えのサクラのお花見と違って、梅の場合はしっとりとした風情を楽しむお花見が多いですから、人の繰り出す名所でも、わりと鳥との出会いが期待出来ると思います。お花見とバードウオッチングが合わさった「鳥待ち花見」は、梅の花が倍楽しめちゃうスペシャルイベントです。皆さんもぜひやってみてください。