hazamaさんはアイドルの振り付けレッスンだったとのことですが、私達のアクションを伴う遊びというと、何と言っても変身ヒーローごっこでした。変身ヒーロー物には、仮面ライダーなどのように単独のヒーローが活躍する物と、スーパー戦隊シリーズに代表される複数のヒーロー達が力を合わせて戦っていく物がありますが、みんなで遊ぶなら後者ですね。スーパー戦隊の場合、原則五人以内なら、集まった全員が主人公になれます。
私達は、クラスの班がそのままスーパー戦隊でした。男子3名女子2名で、それぞれに自分の色を持っています。班長はリーダーなのでレッド。女子の一名もピンクが指定席です。残りの色の割り当てはアミダで決めましたが、それぞれぴったりの色が決まりました。放課後は順繰りに、誰かのイエに集合です。
変身後のヒーロー達は、各自のカラーのバトルスーツに身を包み、独特のマスクで顔を覆っています。これらの統一感も大切ですから、それぞれ自分の色のトレーナーやズボンを着込んで集まります。顔は、本物のマスクのような物は作れませんからお面です。しかもボール紙で手作り。ほとんど節分の鬼の役みたいなもので、どう見ても強そうではありませんが、そこは想像力でカバーです。
まずはヒーローには変身ポーズや勝利の決めポーズなどがありますから、みんなでそれを練習します。特撮が使われるシーンは簡単には真似出来ませんが、細かい所はまたまた想像でカバー。必殺技なども練習します。みんなでアクションしてピシッと決まると、友情パワーの結集に感動。信じ合い、力を合わせて困難に打ち勝っていく素晴らしき仲間達。そういうのに憧れてのスーパー戦隊ごっこですから、ポーズだけを真似してもそれだけでは足りません。一緒に努力して一つのことを成し遂げるという感動が、この遊びのポイントなのでした。
続いては「今週の名シーン」の再現ごっこです。みんなで順繰りに放送を録音して、それを聞きながらセリフを覚え、テレビを見た記憶を頼りにそのシーンを演じます。ビデオも使おうと思えば使えましたが、当時子供が自由に使えるメディアと言ったらカセットテープでした。みんなでああでもない、こうでもないと言いながら「ダメ出し」を繰り返して、日が暮れる頃にやっとドラマの形になっていきます。
アクションシーンでは男子が張り切りますが、ドラマのシーンでは女子のきめ細かさが光りました。こんなふうにみんなの得意分野が満遍なく生かされていくことも、「仲間」に憧れる私達には大切なポイントでした。
こんなことを飽きずにずっと続けていた私達の班は、クラスでも団結力で有名でした。お楽しみ会の出し物としてヒーローアクションショーをやったこともありました。各メンバーのご家庭の皆様には、毎回毎回ドタバタとご迷惑をおかけしました。おかげで私達は、イエでも学校でも、かけがえのない仲間の絆を育むことが出来ました。
また、あるイエのお父さんは悪の怪人役を買って出て、私達に何度もやっつけられてくれました。あるイエのお父さんは、私達を本物のヒーローアクションショーに連れて行ってくれました。どんなスーパーヒーローにも、それを温かく見守り、支えてくれる人達がいます。私達の戦隊は、そんな素晴らしい皆さんにも恵まれていました。小学校5年生の頃の、懐かしい思い出です。
hazamaさんはアイドルの振り付けレッスンだったとのことですが、私達のアクションを伴う遊びというと、何と言っても変身ヒーローごっこでした。変身ヒーロー物には、仮面ライダーなどのように単独のヒーローが活躍する物と、スーパー戦隊シリーズに代表される複数のヒーロー達が力を合わせて戦っていく物がありますが、みんなで遊ぶなら後者ですね。スーパー戦隊の場合、原則五人以内なら、集まった全員が主人公になれます。
私達は、クラスの班がそのままスーパー戦隊でした。男子3名女子2名で、それぞれに自分の色を持っています。班長はリーダーなのでレッド。女子の一名もピンクが指定席です。残りの色の割り当てはアミダで決めましたが、それぞれぴったりの色が決まりました。放課後は順繰りに、誰かのイエに集合です。
変身後のヒーロー達は、各自のカラーのバトルスーツに身を包み、独特のマスクで顔を覆っています。これらの統一感も大切ですから、それぞれ自分の色のトレーナーやズボンを着込んで集まります。顔は、本物のマスクのような物は作れませんからお面です。しかもボール紙で手作り。ほとんど節分の鬼の役みたいなもので、どう見ても強そうではありませんが、そこは想像力でカバーです。
まずはヒーローには変身ポーズや勝利の決めポーズなどがありますから、みんなでそれを練習します。特撮が使われるシーンは簡単には真似出来ませんが、細かい所はまたまた想像でカバー。必殺技なども練習します。みんなでアクションしてピシッと決まると、友情パワーの結集に感動。信じ合い、力を合わせて困難に打ち勝っていく素晴らしき仲間達。そういうのに憧れてのスーパー戦隊ごっこですから、ポーズだけを真似してもそれだけでは足りません。一緒に努力して一つのことを成し遂げるという感動が、この遊びのポイントなのでした。
続いては「今週の名シーン」の再現ごっこです。みんなで順繰りに放送を録音して、それを聞きながらセリフを覚え、テレビを見た記憶を頼りにそのシーンを演じます。ビデオも使おうと思えば使えましたが、当時子供が自由に使えるメディアと言ったらカセットテープでした。みんなでああでもない、こうでもないと言いながら「ダメ出し」を繰り返して、日が暮れる頃にやっとドラマの形になっていきます。
アクションシーンでは男子が張り切りますが、ドラマのシーンでは女子のきめ細かさが光りました。こんなふうにみんなの得意分野が満遍なく生かされていくことも、「仲間」に憧れる私達には大切なポイントでした。
こんなことを飽きずにずっと続けていた私達の班は、クラスでも団結力で有名でした。お楽しみ会の出し物としてヒーローアクションショーをやったこともありました。各メンバーのご家庭の皆様には、毎回毎回ドタバタとご迷惑をおかけしました。おかげで私達は、イエでも学校でも、かけがえのない仲間の絆を育むことが出来ました。
また、あるイエのお父さんは悪の怪人役を買って出て、私達に何度もやっつけられてくれました。あるイエのお父さんは、私達を本物のヒーローアクションショーに連れて行ってくれました。どんなスーパーヒーローにも、それを温かく見守り、支えてくれる人達がいます。私達の戦隊は、そんな素晴らしい皆さんにも恵まれていました。小学校5年生の頃の、懐かしい思い出です。