せめて勝ち逃げとはいわずに、バブルの最中や崩壊直前にバブルであることを認識できますか?最低でも崩壊直後に頭を切り替えることはできませんか?
現在の経営者で40代後半以降の方は、いわゆるバブル経済を経験しています。少なくとも他国のバブルも知識としては持っているはずです。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」といいます。とすると、経験も知識も生かせずバブル崩壊に対応できなかった経営者はただの馬鹿ということになります。
そこで実際のところ、
・2007年をピークにしたバブルで勝ち逃げできた経営者
・バブルを認識していた経営者
・無自覚で対応が遅れた経営者
それぞれ何が違いを生んだのでしょう。バブルの最中にバブルを認識することはできるのでしょうか?タラレバではなく実例をご存知でしたらどうぞご教示ください。
バブル発生の仕組みを解明するには、まずこの2点を理解することが必須です。
①予備準備金制度・信用創造(FRACTIONAL RESERVE LENDING)
②強制貨幣・不換紙幣(FIAT MONEY)
これらが経済成長システムの駆動力となって、投機資金(HOT MONEY)を産み、
結局は崩壊します(自然と)。 逆に言えば、これらが存在しなければ、
インフレもデフレもありません。 ここが全ての始まりです。
上記単語をネット検索すると、残念ながら日本語できちんと説明をできている
サイト・本・ブログはありません。 日本銀行HPやWIKIPEDIAではある程度説明
はしていますが、「定義」と「事の発生順序」が誤解を招きやすい説明となっ
ています。
現在までに遭遇できた、参考となった本・サイトは以下のみです(まだ少しは
あるかもしれませんが)。
①「マネー敗戦」(吉川元忠)
②「新・マネー敗戦」(岩本沙弓) http://pub.ne.jp/negiyaki/
③「マネーを生みだす怪物」(エドワード・グリフィン)
調べていくと、「陰謀説論」を強調する情報がいやというほど出てきますので
ご注意ください。 ただ、上記本の①②はほとんどありません。 ③につい
ては・・・・・、とりあえず読むしかありません。 全てアマゾンで販売して
おり、③は「中身」を拝見できますのでお試しください。
日本・欧米の大学や大学院で勉強をしたり、金融会社の最前線で仕事をするよ
りか、おすすめです。