もしそうなら、交流の周波数はともかく、位相はどのように制御されているのでしょうか?
なお、Wikipediaの「佐久間周波数変換所」のページは読みました。周波数変換する際に「極性が一致した瞬間サイリスタをトリガすると電流が流れ込む」といった内容はだいたい理解しました。
おっしゃる疑問は分かります。
これは直結した2つのモーターの片方を発電機にして動力を与えると、
もう片方のモーターも同期して回転を始めるのと同じ原理です。
それぞれ勝手に発電している交流の配線をいきなり繋ぐという訳ではなく、発電する前に接続を行い、同期してから発電を始めます。
同期が完了するまでは他の発電機(発電所)から電力を得てタービンや水車を規定の回転数まで上昇させます。
その後動力を与えて発電を開始します。
同一周波数内の各発電所では、沢山のモーターが直結されているのと同じ状態で、
電力が消費されると、この回転数が一斉に若干下がります。
この時、電圧も周波数も下がるのです。
この周波数と電圧を規定値に戻す為、電力会社は発電量を増やします。
発電量を増やすと言っても、何基かあるボイラーのうちの何基かを新たに動かすといった感じなのですけどね。
逆に電力消費が減ると、電圧と周波数が上がりますので、ボイラーを何基か停止させたり水車の水量を下げたりします。
>極性が一致した瞬間サイリスタをトリガすると電流が流れ込む
いかにあるグラフの動画?がわかりやすいと思います。
サイリスタ位相制御
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B...
質問文を良くお読みください。
サイリスタの仕組みではなくて、中部電力とそれより西の電力会社との交流の位相や、周波数の同期についての質問です。
中部電力と、それより西の電力会社(関西電力や九州電力など)は電気的に接続されています。
50Hzと60Hzの間では佐久間周波数変換所の役割で最大30万キロワットまで電力を交換できます。
因みに福島第一原子力発電所は1基あたり約78万キロワットですから、
原子力発電所の1基分も交換できません。
位相制御についてもサイリスタを用いる場合がありますが、
同一周波数のエリアでは、もともと完全に接続されているので、停電しない限り常に同期しています。
発電機は通常の場合モーターにもなりますので、交流に接続すると電力を得て回転を始めますが、この回転を超える速度で発電機を回そうとする力を加えれば電力を送る働きをします。
例えが悪いかもしれませんが、同一周波数内で完全に接続されている全ての発電機やモーターは、ペダルを直結された2人乗りの自転車のようなものなのです。
ありがとうございます。
よくわからない点は、なぜ、常に同期しているのかです。
素人考えでは、位相が180度回転した交流電流を接続すると、電圧が打ち消し合いそうな気がするのと、あと、同一クロックを元に発振しないと、ごくわずかの周波数差でも、いずれ位相の回転が起こると思うので、PLLの様な仕組みが必要じゃないのかな、というのが疑問点です。
おっしゃる疑問は分かります。
これは直結した2つのモーターの片方を発電機にして動力を与えると、
もう片方のモーターも同期して回転を始めるのと同じ原理です。
それぞれ勝手に発電している交流の配線をいきなり繋ぐという訳ではなく、発電する前に接続を行い、同期してから発電を始めます。
同期が完了するまでは他の発電機(発電所)から電力を得てタービンや水車を規定の回転数まで上昇させます。
その後動力を与えて発電を開始します。
同一周波数内の各発電所では、沢山のモーターが直結されているのと同じ状態で、
電力が消費されると、この回転数が一斉に若干下がります。
この時、電圧も周波数も下がるのです。
この周波数と電圧を規定値に戻す為、電力会社は発電量を増やします。
発電量を増やすと言っても、何基かあるボイラーのうちの何基かを新たに動かすといった感じなのですけどね。
逆に電力消費が減ると、電圧と周波数が上がりますので、ボイラーを何基か停止させたり水車の水量を下げたりします。
なるほど、なんとなくわかりました。
ありがとうございました。
なるほど、なんとなくわかりました。
ありがとうございました。