1300676826 炉心の4分の1にMOXを装荷した場合、低濃縮ウランだけの炉心の場合と比べ、重大事故から生じる潜在的癌死は42~122%、急性死は10~98%高くなる。数値の幅は、アクチニドの放出割合の取り方による。




炉心全部をMOXとした場合、潜在癌死の数は161~386%、急性死の数は60~480%高くなる。炉心に占めるMOXの割合と、放出されるアクチニドの割合により、原子力発電所の半径110キロメートル以内の地域で、何千、何万という数の潜在的癌死が余分に齎されることになる。(註:この距離は、計算上の便宜の為に選ばれたものであり、この地域の外でも影響が生じることは言うまでもない)。



これらの計算は、放出割合(炉内にある総量のうち事故の際に放出される割合)が、低濃縮ウラン燃料の場合と、MOXの場合とで同じだとの想定の下に行われたものであり、事故から生じる影響の差は、炉内にある総量の差からのみ来るものである。しかし、実際はそうではないかも知れない。セシウムのような揮発性の核種の放出の割合は、40ギガワット日/トン以上の燃焼度に照射されたMOX燃料の場合、同様或いはそれ以上の燃焼度の低濃縮ウラン燃料の場合と比べ、相当大きくなることを示す証拠がある。


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回答4件)

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燃料の放出割合 masasan2011/03/27 10:38:46ポイント1pt

燃料のデータ(種類や量)は東電にあると思うけれど、

・どのくらい放出されたか

・どのくらい放出される見込みか

の見積もりはどのようにしたらいいんでしょうかね。


ロシアやフランスでは具体的な数字で、このくらいじゃないかって言ってるけれど根拠がわかりません。

燃料データ、放出割合

・現段階で見積もる方法

・事後に見積もる方法

を考えませんか?

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