菜園でもなければ花壇とも言い難いプランかもしれませんが・・・・。まあちょっとお付き合いください。
坪庭とは、建物と建物の間や、建物と塀の間などの狭い空間に造られる庭のことです。今回はこれをベランダの隅っこに作ってしまおうという提案です。たとえばこんな感じ。
ベースは、ベランダの床面に木枠を組み、そこに玉砂利を敷き詰めたもの。木枠は適当な角材で作りましょう。先のいわしで表面をバーナーで焦がして磨きながら木蝋を染み込ませた板で作ったプランターカバーのアイデアがありましたが、これもそんなふうにして作ると仕上がりがナチュラルですし、耐水性も確保できていいかもしれません。
図では四角く書いていますが、ベランダのレイアウトによっては、コーナー部分を2辺とする直角三角形としてもいいですね。そうするとベランダが広く使えます。
背景は、竹垣です。自然の竹を格子に組んで作ります。ベランダの柵が素通しになりますから、その部分には葦簀やすだれの安い物を探してきて、それを竹垣の向こう側に挿入して目隠ししてもいいかもしれませんね。夏は竹垣の下に朝顔の鉢を置いて、ツルを絡ませて楽しみましょう。
メインの植物は、ここでは観音竹を想定してみました。これは中国南部原産のヤシの仲間の植物ですが、見た目が竹とよく似ています。竹との違いは、枝を張らないこと。だから室内やベランダなどでも扱いやすいんですよね。また耐寒性も悪くなく、氷点下にならなければ大丈夫。寒すぎてベランダで過ごす気分にならない季節だけ、室内に入れてやれば大丈夫です。病気に強く、ごく稀にカイガラムシ類が付くこともありますが、ほとんど虫の心配もありません。もちろんこれには鉢植えを用います。
観音竹の手前には、何か適当な石を置きましょう。ここに石灯籠なんかが置けると雰囲気が出ますが、石灯籠は値段が高いですから、ちょっと頑張れば自分で調達できないこともない石でいきましょう。大きな石一つではなく、縦長の石を複数並べてもいいですね。鉢植えをちょっと隠すだけでも雰囲気出ると思いますし、苔を付けた石を配置してみるのもいいかもしれません。苔にも定期的にお水を吹きかけてあげて下さい。
石の隣に置いてあるのは水鉢です。上に柄杓を乗せておくと「つくばい」みたいです。古道具屋さんから石臼の片割れでも安く探してきて、その上に平たい水盆を載せても雰囲気が出ますね。ホテイアオイなんかを入れてもいいかもしれません。ただし、屋外に置いた小さな水鉢は水温の変化が激しくなりますから、金魚やメダカなどを住まわすには適しません。入れるのは植物に限定して下さい。
また、貯め水にはボウフラが住み着く可能性がありますから、一週間に一度は中身を全部空けて新しい水に取り替えましょう。水鉢の水を日常の植木鉢への水やりに使っていけば、ボウフラが現れることはありませんね。
あとは、お好きな花や草の鉢を、空間と季節感を生かしながら自由にレイアウトしていきましょう。
これの野鳥愛護バージョンとして、水鉢を小鳥の水浴び場として、
■ お皿で小鳥の水浴び場を作る by id:Oreganoさん
http://q.hatena.ne.jp/1216702101/177144/#i177144
植物に小鳥の好きな実がなる木を使うと、人がいない時には小鳥が遊びに来てくれるベランダ坪庭になると思います。
以上のようなベランダ坪庭計画はいかがでしょうか。有り合わせの材料や安価に手に入る素材を工夫して、オリジナリティ溢れる和の植物空間を計画していきましょう。
菜園でもなければ花壇とも言い難いプランかもしれませんが・・・・。まあちょっとお付き合いください。
坪庭とは、建物と建物の間や、建物と塀の間などの狭い空間に造られる庭のことです。今回はこれをベランダの隅っこに作ってしまおうという提案です。たとえばこんな感じ。
ベースは、ベランダの床面に木枠を組み、そこに玉砂利を敷き詰めたもの。木枠は適当な角材で作りましょう。先のいわしで表面をバーナーで焦がして磨きながら木蝋を染み込ませた板で作ったプランターカバーのアイデアがありましたが、これもそんなふうにして作ると仕上がりがナチュラルですし、耐水性も確保できていいかもしれません。
図では四角く書いていますが、ベランダのレイアウトによっては、コーナー部分を2辺とする直角三角形としてもいいですね。そうするとベランダが広く使えます。
背景は、竹垣です。自然の竹を格子に組んで作ります。ベランダの柵が素通しになりますから、その部分には葦簀やすだれの安い物を探してきて、それを竹垣の向こう側に挿入して目隠ししてもいいかもしれませんね。夏は竹垣の下に朝顔の鉢を置いて、ツルを絡ませて楽しみましょう。
メインの植物は、ここでは観音竹を想定してみました。これは中国南部原産のヤシの仲間の植物ですが、見た目が竹とよく似ています。竹との違いは、枝を張らないこと。だから室内やベランダなどでも扱いやすいんですよね。また耐寒性も悪くなく、氷点下にならなければ大丈夫。寒すぎてベランダで過ごす気分にならない季節だけ、室内に入れてやれば大丈夫です。病気に強く、ごく稀にカイガラムシ類が付くこともありますが、ほとんど虫の心配もありません。もちろんこれには鉢植えを用います。
観音竹の手前には、何か適当な石を置きましょう。ここに石灯籠なんかが置けると雰囲気が出ますが、石灯籠は値段が高いですから、ちょっと頑張れば自分で調達できないこともない石でいきましょう。大きな石一つではなく、縦長の石を複数並べてもいいですね。鉢植えをちょっと隠すだけでも雰囲気出ると思いますし、苔を付けた石を配置してみるのもいいかもしれません。苔にも定期的にお水を吹きかけてあげて下さい。
石の隣に置いてあるのは水鉢です。上に柄杓を乗せておくと「つくばい」みたいです。古道具屋さんから石臼の片割れでも安く探してきて、その上に平たい水盆を載せても雰囲気が出ますね。ホテイアオイなんかを入れてもいいかもしれません。ただし、屋外に置いた小さな水鉢は水温の変化が激しくなりますから、金魚やメダカなどを住まわすには適しません。入れるのは植物に限定して下さい。
また、貯め水にはボウフラが住み着く可能性がありますから、一週間に一度は中身を全部空けて新しい水に取り替えましょう。水鉢の水を日常の植木鉢への水やりに使っていけば、ボウフラが現れることはありませんね。
あとは、お好きな花や草の鉢を、空間と季節感を生かしながら自由にレイアウトしていきましょう。
これの野鳥愛護バージョンとして、水鉢を小鳥の水浴び場として、
植物に小鳥の好きな実がなる木を使うと、人がいない時には小鳥が遊びに来てくれるベランダ坪庭になると思います。
以上のようなベランダ坪庭計画はいかがでしょうか。有り合わせの材料や安価に手に入る素材を工夫して、オリジナリティ溢れる和の植物空間を計画していきましょう。