止めようが・止めまいが 燃料を抜き取らない限り同じ事なのでしょうか?
福島と同様のケースになれば冷却は必要ですが、今の福島よりはかなりマシだと思います。
こちらのグラフを見て頂ければ分かると思いますが、原子炉を停止していれば崩壊熱のはグンと下がっています。
http://d.hatena.ne.jp/arc_at_dmz/20110319/nc_plant_decay_heat
「SCRAMの1秒後から1年後までの崩壊熱の遷移を推定した表。」
「崩壊熱は1日経過後には運転時出力の2%を切ります」
また、仮に燃料を抜き取ったとしても、崩壊熱は膨大ですので冷却作業は続けなければなりません。
燃料棒を圧力容器から抜き取っても、プールに保管している限り同じです。
4号炉の様に、使用済み燃料棒保管用プールの冷却作戦も並行して行われていますよね。
崩壊熱が収まるまでは常時冷却が必要です。
福島第一原発も浜岡原発でも同じBWRという形式の原発です。
ただ、福島で最大出力を誇る4号路が78.4万 kwであるのに対し、浜岡の5号路は138万kW と、現時点で国内最大の出力を誇ります。
それだけ燃料棒が多く入っていることを意味しますから、もし緊急炉心冷却装置が故障するようなことが起きたら、今回の福島原発事故より迅速に対処しないと大爆発を起こす恐れがあります。
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