停止中の原発や賠償額を含めても、原発の発電コストって激安なんでしょうか?

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  • 登録:2011/05/11 21:28:20
  • 終了:2011/05/18 21:30:05

回答(4件)

id:suppadv No.1

suppadv回答回数3552ベストアンサー獲得回数2682011/05/11 21:56:15

ポイント23pt

http://otd2.jbbs.livedoor.jp/mondou/bbs_plain?base=52521&range=1


原発のメリットとして、「発電コストが安い」という主張があります。経産省が公表している試算によると、1kWhあたりの発電コストは、

水力 8.2~13.3円 設備利用率45%

石油 10.0~17.3円 設備利用率30~80%

LNG 5.8~7.1円 設備利用率60~80%

石炭 5.0~6.5円 設備利用率70~80%

原子力 4.8~6.2円 設備利用率70~85%

太陽光 46円 設備利用率12%

風力 10~14円 設備利用率20%

ということになっています。この数字をそのまま鵜呑みにして、経産省の主張をそのまま信じている人物もこの掲示板にはいらっしゃるようですが、実はこの数字には非常にウソが多いのです。そのことについては後述します。

ところで、今回の事故で東京電力が負う損害賠償額は、10兆円とも言われています。すごい金額です。

日本で商業原子炉による発電が始まったのは1970年のことですが、それから2009年度末までの40年間の原発による総発電量は、7兆1195億kWhです。2010年の発電量は2700億kWh前後と思われるので、日本で原子力発電が始まって以来の累計発電量は、だいたい7兆5千億kWhくらいになるわけです。

さて、そこに10兆円の損害賠償額が乗っかると、どうなるでしょうか。日本に原子力発電が導入されて以来の全発電量の発電コストが、これによって1.3円ほど上昇する、ということになるわけです。LNGや石炭とのコストの差はもともと小さいので、原子力に1.3円の補償費用が上乗せされれば、コストは当然逆転します。

さて、先に経産省の発表している原発の「発電コスト」にはウソが多いと書きました。

具体的にどういうことかというと、基本的に、税金で賄われている費用、先送りされている費用は、このコスト計算には入っていないのです。具体的に言うと、原発設置のために国が地元自治体に出す補助金はコスト計算に入っていません。そして、使用済みの核燃料(高レベル廃棄物)の処理・保管費用も計算に入っていません。日本で原発が動き始めてから40年も経つのに、使用済みの核燃料の最終処分をどうするか、まだ決まっていないのです。決まっていないのをいいことにして、原発の発電コストにその費用を見込んでいません。寿命が尽きた廃炉の処分費用も同様です。

では、具体的に、高レベル廃棄物の処理にはどのくらいの費用がかかるのか。具体的な処理方法が決まっていないので、費用も決まっていませんが、電気事業連合会は、2003年に、再処理工場の稼働開始(当時は2006年を予定)から72年間で18兆9100億円という試算を発表しています。今回の事故の補償金10兆円がかすむほどの高額です。この種の数字というのは、おおむね試算より実際の方が金額が膨らむものです。それに、試算は72年間ですが、高レベル廃棄物は半減期の非常の長い放射性物質が多いので、危険性がなくなるまで、数千年間管理し続ける必要があります。

数千年・・・・・・そのとき「日本国」が存在するかどうかすらも定かではありません(確実に言えるのは、今から数千年前には「日本」という名称の国家はまだ存在しなかった、ということ)。まして、そんな長期間の保管にどれほどの費用がかかるのか、見当も付きません。

要するに、負の遺産を我々の子孫に押しつけることによって、今現在の発電コストが安いかのように装っているのが原子力発電の発電コストなるものの正体なのです。

他に原発の発電コストから除外されているのは、揚水発電所の費用です。原発と揚水発電所の関係については、以前の記事で説明したことがあります。原発は、出力を落としての運転が出来ないため、揚水発電所が必須なのですが、その揚水発電所の発電コストは、1kWhあたり30円以上と非常に高い。これを原発のコストから除いているのです。

さらに、設備利用率70~85%という計算の全体も、現在の原発の稼働率の実態から乖離しています。原発は、燃料(ウラン)の値段より発電所のうつわの値段の方が遙かに高価です。うつわの値段は固定費なので、稼働率が高ければ高いほどコストは下がる計算です。しかし、現実には現在の原発の稼働率はそんなに高くありません。

つまり、このように原発のコストが安く見えるように操作したコスト計算でもなお、石炭やLNGによる火力発電とのコストの差は、ごくわずかしかないのです。実際のところは、石炭やLNGより原発の方が遙かに高コストと思われます。そこに損害賠償が加われば、尚更です。もっとも、損害賠償を国に立替させて、相変わらず「原発は低コスト」と言い続けるつもりでしょうか。もっとも、そんなことを言っても、もはや信じる人は少ないでしょうが。

id:suzume_oyado

>補助金はコスト計算に入っていません

これはコストでしょう・・・。これも入れて、計算したらまだ増えますね。

>寿命が尽きた廃炉の処分費用も同様です

えー。

>要するに、負の遺産を我々の子孫に押しつけることによって、今現在の発電コストが安いかのように装っているのが原子力発電の発電コストなるものの正体なのです。

ひどい話ですね・・・。

>1kWhあたり30円以上と非常に高い。これを原発のコストから除いているのです。

もうコントですね・・・。

値段は高いわ。何かあったら止めなきゃいけないわ。想定外の自然現象で大爆発して

放射線に怯えなきゃいけないわで嫌な感じです・・・。

2011/05/12 12:53:37
id:coussinet No.2

coussinet回答回数41ベストアンサー獲得回数72011/05/12 01:46:39

ポイント23pt

以下のような記事があります。

詳しくは該当記事および関連する連載記事を読まれることをおすすめしますが、

要はあらゆる面から見て「原発は高コストで経済合理性に欠ける」ということが述べられています。


お尋ねの「停止中の原発」費用は(2)(3)の一部または全部、「賠償額」は(4)の一部が該当すると思います。


http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5952

より一部抜粋。


> コスト面で発電方法を比較する際に問題となるのが、依拠するデータによって数値が食い違ってくるということである。

>

> 発電方法別のコストに関してよく引用されるのは、電力会社によるデータや、電力会社の資金提供によって運営されている任意団体の「電気事業連合会」によるデータである。

>

> しかし、これらのデータには原子力発電のコストを低く見せかけるための操作が加えられ、バイアスがかかっていることに注意を払う必要がある。

>

> 大島堅一・立命館大学教授によれば、原子力発電の総費用には、(1)燃料費などの「発電に直接要する費用」、(2)使用済燃料再処理費用などの「バックエンド費用」、(3)立地費用など「国家からの資金投入」、(4)「事故に伴う被害と被害補償費用」、以上4つの費用が含まれる。

>

> しかし、電力会社が算定する「料金原価」には主として(1)と(2)しか含まれていない。

>

> そして、(3)は国家予算の一般会計ならびにエネルギー特別会計から支出され、(4)は料金原価にきわめて不十分にしか算入されていないというのが実情である。

>

> しかも、上記のような原子力のコストが過小評価された手法で算出しても、原子力は液化天然ガス(LNG)火力や石炭火力よりも高コストとなっている。

>

>(表1)LNG火力:7.0、石炭火力:7.2、原子力:7.3、水力:10.0、石油火力:12.2(単位=円/kWh)

>

> また、上記(表1)の発電単価の算定では、「モデルプラント」を想定したうえで計算する方法が取られているが、この方法では実態との乖離が大きくなる可能性が生じる。

>

> それに対し、相対的に実態に近い値を算定する方法として、『有価証券報告書総覧』を利用して実績値を推計する方法がある。大島氏はこの方法を用いて発電単価の推計値を算定しているが、その結果は以下の通りとなっている。

>

>(表2)一般水力:3.98、水力:7.26、火力:19.90、原子力:10.68、原子力+揚水:12.23、揚水:53.14(単位=円/kWh)

>

> この結果によって、原子力が、火力だけでなく一般水力よりもコストが高くつく発電方法であることが明白に示されている。

>

> なお揚水発電は、運転中に出力を一定に保たなければならない原子力発電の特性から、電力需要が低下する夜間に供給余剰分の電力を用いて揚水し、需要が増加する昼間に揚水した水を落下させて発電するという、一種の「生産調整弁」のようなものであり、原子力発電が存在しなければ不要となる発電方法である。

>

> そのため、コスト計算の際には原子力単体を見るだけではなく「原子力+揚水」も見る必要がある。

>

> しかも、上記(表2)の総単価には、原発事故の際の被害額、被害補償額は含まれていない。福島第一原発の爆発事故に起因する被害額、被害補償額を含めて考えれば、原子力発電は経済合理性に全く欠ける発電方法であることが分かる。

id:taroumaru_oo No.3

太郎丸回答回数2ベストアンサー獲得回数02011/05/12 18:57:22

ポイント22pt

原発のコストパフォーマンスは立命館大学大島教授の研究が有名である。それによると電力会社の有価証券報告書から算定した実際の費用に近い数字で比較した場合、原子力8.64円、火力9.80円、水力7.08円となり、原発が特に安いわけではないことが分かる。

原発と組み合わせで使う揚水発電と合算した場合は10.13円となり火力発電よりも高いことが分かる。

この原価計算は経産省が定めた供給約款料金算定要領に基づいているので電気料金に含まれている電源開発促進税や一般会計のエネルギー対策費は算入されていない。税金からの交付金は約7割が原子力向けと大島教授は仮定している。それを原価に加えると、原子力10.67円、火力9.90円、水力7.26円、原子力+揚水12.23円で、原子力が経済的とは決して言えないことが分かる。

さらに、原子力のコストについては将来かかる費用について不確実な部分が多い。もちろん、事故による賠償金などはこれに含んでいない。

参考資料 大島堅一 原子力政策大綱見直しの必要性について─費用論からの問題提起

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2010/siryo48/si...

id:hanako393 No.4

hanako393回答回数1142ベストアンサー獲得回数872011/05/14 01:08:31

ポイント22pt

バブルと同じ原理で得する人がいるのです。

被害に合わない人、電気会社、国からみたらやはり安いです。

激安ですよ。

住専問題とか同じように、税金などで埋めればよいわけです。

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