THEME:「行楽に旅行にお食事!家族でお出掛けの思い出」
“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
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※質問は5月23日(月)正午で終了させていただきます。
子供の頃、両親は忙しかったのですが、それでも夏休みなどは動物園や遊園地などには連れて行ってくれました。ところがそんな親の心を知らず、申し訳ないことに私はあまりそれらの記憶が残っていないのです。確かに水族館の入り口で写した写真、海の写真、公園の写真、そのほか行楽地の写真は残っているのですが、見てもこんなことがあったかなあ、位の感慨しかありませんでした。
ところが、子供というのは随分変わったところを覚えていたりするものです。
私が印象に残ったお出かけは、とある店へのお食事でした。
普段、父が出かけ先で食事をとるというと、古くはデパートの屋上、少し時代を下っては地元の和食レストランのチェーン店くらいで、あとはどこかへ出かけた帰りなどドライブしながら、適当に店を選ぶというパターン。だから食事へ出かけるということはこの日もそういった店のどこかへ行くのだろうと思っていました。
ところが着いた先は全くの知らない店。店の外観は田舎の庄屋さんみたいな感じでこの店はなんだろうと思いながら中に入りました。
そこはうどんの店で、といってもチェーン店のような感じでしたからさほど珍しい店でもありません。席についてから父の話を聞けば、ここは大工の父が手がけた店なのだそうで。開店したら一度食べにきたいなあと思っていたのだそうです。
へえ、と思いながら改めて店の中を見渡して、父の仕事ぶりを眺めることになりました。高い天井に太い丸太のような梁がいくつも見えます。店内は落ち着いた黒っぽい内装。しかし窓は大きめ。父が設計したわけではありませんが、なんとなく親しみがわいてきました。
その間にも父はこの店を建ててる最中の話を母としています。
そうこうしているうちに注文したうどんが到着しました。私と父は具の入った煮込みうどん、母と妹は釜揚げうどん。味はどうかというと、これまで食べたうどんの中で一番美味しいと思いました。そもそも、私はうどんというもの、外食で食べる食べ物ではなくて家であつあつの鍋焼きうどんなんかを作るのが一番美味しいと思っていたくらいでしたけど、それが覆るくらいの美味しさ。うどんって結構美味しかったんだなあと思ったくらいです。父も大満足。帰りはお土産にそこの生うどんを買ってきました。
ところで、この店のうどんはどういうわけはとても長いです。お土産に買ってきたうどんをゆでるのはよかったのですが、そのあと母は盛り付けに苦労しました。でも、家で食べたうどんも美味しかったです。