ジュンは、帰宅早々に、レーコに告げた。
「こんど、支店を閉じて、本店を無料化することにした」
「なんてこと云うの? この子の将来はどうなるの?」
父母が争うようすに、幼いジュニアが目をうるませた。
たのもしい夫は、息をひそめて、いとしい妻に説明した。
「ボクたちの店は、もともと謎に満ちていたから、なんでもアリなのさ」
そこで、レーコも、せいいっぱいの皮肉でやり返した。
「まるで、高速料金や高校学費の無料化を公約した、眠主党みたいね」
「ボクは文系だから、ユーザーの心理には詳しいんだ」
すると、ジュニアがワッと泣きだし、ママが息子をあやして云った。
「はてなで、あなたの将来に必要な“帝王学”を質問してあげるワ」
http://q.hatena.ne.jp/list?word=%E5%B8%9D%E7%8E%8B%E5%AD%A6
── (この噺の原典)泣きやまないので、お母さんがささやく。
「おまえは、年収2年分の借金を背負って生まれてきたのよ」
すると赤ん坊は、びっくりして泣きやんだ(さらに泣いた、とも)。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20070106 (先輩同輩後輩)
http://dog.mrsp.jp/rio/
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