レールガンは全部読みました。
点数を付けるなら、レールガン80点、禁書20点です。
禁書はただの中二病漫画にしか思えないのです。
馬鹿にしてるのではなく、まじめな感想です。
面白さの観点を教えて頂ければ、もう一度その観点で見直してみようと思うので、まじめに回答お願いします。
「イギリス清教=英国国教会」「ローマ正教=カトリック」「ロシア成教=ロシア正教会」という対応で、現実の歴史と対比してみるのも面白いのではないかと思います。
たとえば、小説冒頭から登場する天草式十字凄教ですが、史実では、出自はカトリックでありながら、江戸時代に地下に潜り神道や仏教と混合し、明治時代に禁教が解かれたときにはカトリックに戻らなかったという隠れキリシタンが対応しているなど、背景設定は意外に細かく作り込まれています。
コメント(6件)
キリスト教は宣教師を先兵として信者を増やし、内外から呼応して他国を侵略することで世界に覇をとなえた。
南米諸国にスペインやポルトガルの植民地が多かったのはそのためだ。
日本の鎖国やキリシタンへの弾圧も、元々は侵略に対抗するためだった。
隠れキリシタンは歴史の被害者だったとも言える。
そのキリスト教も暗黒時代を経て変質し、勢力争いの末にプロテスタントや清教徒やロシア国教などに分裂する。
それぞれが実力をもって争ったのは言うまでもない。
こういう事は教科書ではハッキリとは言わない。
世界平和を唱えるキリスト教は侵略の元締めなんだからな。
イスラム教とキリスト教の対立も信教上の対立と言うよりも数世紀に亘って続いている侵略戦争の一面という側面が強い。
そういう宗教の持つ暗黒面を考えた時、もう少し感じ方が変わるんじゃあないかな?
日本人は信長が宗教の武装解除をやってくれたので宗教からは比較的自由になれているんだが、他国では宗教の重さは日本の比ではない。
同じ街の中の隣人同士で殺し合いになることもあるのが宗教対立というやつなんだから。
宗教論がある程度入ってないと面白く無いのは同意です。あと、オカルトもある程度つかめてないと難しいかもですね。レールガンはあくまでSFとしてみる事が出来ますからって題名に科学ですもんね。
個人的には超心理学を科学と呼ぶには抵抗がありますけど。
超電磁砲で扱われる科学は90年を原点としてこちら(未来)側の予備知識があれば読めますが、魔術の方はあちら(過去)側における知識がないと難しいかもですね。例えば例のルーン使いは近代魔術ですが、その基礎になるのは地水火風の4元素説ですし、奇蹟の辺りを持ち出されると完全に宗教になりますけど、錬金術や西洋占星術の方は古代・中世においては立派な科学な訳で、近代・現代科学はそれが基礎で発展してきているものですし。
そういう意味において超電磁砲の背景は新聞読んでるだけである程度つかめる訳ですけど、禁書目録の方は掘り出してこなきゃならない訳で、その辺りがあるのかも。
私が子どもの頃には北欧神話ブームなんかもありましたし、TRPGブームがあったのでそこで得たオカルトの予備知識を基に読んでますんで違和感がないのかも。大学では科学技術史もなぞってきましたしね。
中二病と言ってしまえばそこまでですが、その辺りの背景が入っているとそれに惑わされずに読めるようにも思うのです。
無能に近い主人公(無効化ってのは全然万能ではない)の活躍や覚醒への期待?とか
が、感情移入の寄りどころではないのかなぁって思ってました。
途中までしか、、、というかマンガでしか見てないです。どちらかというとレールガンが好きです。