「右脳が感覚的な処理を司り、左脳が論理的な処理を司る」というイメージが私にはあります。
実際、2010年1月11日放送の「ホンマでっか!?TV」においては、「右の脳は、感情的な脳で、そこに働きかけられる。」(参考:http://www.miyamottsu.net/index.php?e=1627)といったことが述べられていたので、むしろ右脳の方が感覚的だと受け取れます。
しかし一方で、
◆右脳が感覚的能力、左脳が論理的能力・・・科学的根拠は無い(http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1239435152)といった話もあるみたいで。
答えのない質問ではあると思うのですが、皆様の右脳と左脳についての、説得力のある見解を伺いたいです。
よろしくお願いします。
まず一般的な事ですが、右脳と左脳は機能を分担しています。
右利きの人(左脳の分担)が有意に多いのも事実ですし
有名なのは90%以上の人が言語を担う言語野が左脳にある事でしょう。
また古くから脳に障害を負った個所により欠損機能に違いがあることは知られています。
最近ではファンクショナルMRIやポジトロンCTという医療機械を用いて
論理:言語を論理的に理解する。数学の計算をする。
感覚:音楽を聴く。絵画などを描く。
などの行動を試験した場合の脳内の活動個所を調べた場合
左脳と右脳で活動度に差が出る例も多いため
右脳は論理、右脳は感性を分担などの根拠として使われる事がありますが
それは単に機能を分担してるだけで、どちらが優位であるということではありません。
あくまで機能分担をしているのがどちらの脳である傾向が強いのか
つまり、同一人物の脳内の機能分担について言及してる訳です。
ここまではいいですか?
では別の個体間で脳内活動が論理的か感覚的か比較する手法が確立しているかというと
確立しているというのを寡聞にして聞いたことがありません。
男脳女脳も同様で、いわゆるジェンダーによる訓練度の違いが見えているだけなのを
個人の脳内の役割分担に当てはめて拡大解釈しているだけなんだと思われますね。
脳の左右は、「脳の左半分は身体の右半分での認識を、脳の右半分は身体の左半分での認識を担っている」にせよ、どっちか一方が「感覚」でもう一方が「論理」だなどという単純なものではないはずです(例えば、右側の脳に障害が生じた人は感情を失うのか)。つまり「右脳・左脳」論そのものが迷信ですが、あえてその「右脳がなんちゃら、左脳がなんちゃら」の説を採る場合、一般的には次のように言われますね。
理屈っぽい人物は左脳優位、芸術肌の人物は右脳優位といった説があるが、これは単純かつステレオタイプな解釈であり、そのほとんどは科学的な知見からかけ離れた通俗心理学に類するものであると批判されることが多い。
誤った俗説として以下のようなものがある。
* 左半球全体が論理処理のために活動している。また左半球だけが論理処理をしている。
* 右半球全体がイメージ処理のために活動している。また右半球だけがイメージ処理をしている。
――ウィキペディアより
質問者さんがご覧になったテレビ番組で先生が「右が論理、左が感情」的な、よく言われているのとは逆のことを語っていたというだけでも(しかも「総合的」、「感覚的」という定義のはっきりしない用語で)、右脳・左脳論というのは「それを言う人が何となくイメージで語ってるだけで、根拠はない話なんだなあ」と思います。
ありがとうございます!そうなんですねー迷信に近い話だったんですね・・・(^_^;)
>「右脳が感覚的な処理を司り、左脳が論理的な処理を司る」というイメージ
(1)人は右脳派と左脳派に分かれるという話をする際には、そのイメージがいまのところの共通見解ですね
共通見解を捻じ曲げる必要はありません
(2)マイノリティ
科学的根拠が立証されていない状況においては異なる見解を持つ人がいても、それを攻めることは出来ません
(3)何でも科学的裏づけが必要なものではないですよね
答えの判っているパズルほど面白くないものはないように、人と人の関係をすべて科学的に解明されてしまっては、生きていてもツマラナイ世の中になってしまうかもしれません
(4)信じるものは救われる?
将来的に、それが正しかったとされるかもしれないし、間違っていたとされるかもしれないけれど、今それを信じることによって、気持ち的に落ち着くのであれば、どちらを信じてもいいでしょう
ただし、それが唯一無二ではなく一つの見解にすぎないということを忘れないように…
そうですね・・・。
今のところは、結論を出すには科学的な情報が足らない状態だと思います。
そのため、どのような理論でも自分なりの考えで言うことの出来る状態で、とても面白い時期なのではないでしょうか。
この先、科学的なデータが揃っていくと、面白い解釈が出来なくなって、事実だけで語られるようになっていくのでしょうね。
参考リンク、ありがとうございます!
まず一般的な事ですが、右脳と左脳は機能を分担しています。
右利きの人(左脳の分担)が有意に多いのも事実ですし
有名なのは90%以上の人が言語を担う言語野が左脳にある事でしょう。
また古くから脳に障害を負った個所により欠損機能に違いがあることは知られています。
最近ではファンクショナルMRIやポジトロンCTという医療機械を用いて
論理:言語を論理的に理解する。数学の計算をする。
感覚:音楽を聴く。絵画などを描く。
などの行動を試験した場合の脳内の活動個所を調べた場合
左脳と右脳で活動度に差が出る例も多いため
右脳は論理、右脳は感性を分担などの根拠として使われる事がありますが
それは単に機能を分担してるだけで、どちらが優位であるということではありません。
あくまで機能分担をしているのがどちらの脳である傾向が強いのか
つまり、同一人物の脳内の機能分担について言及してる訳です。
ここまではいいですか?
では別の個体間で脳内活動が論理的か感覚的か比較する手法が確立しているかというと
確立しているというのを寡聞にして聞いたことがありません。
男脳女脳も同様で、いわゆるジェンダーによる訓練度の違いが見えているだけなのを
個人の脳内の役割分担に当てはめて拡大解釈しているだけなんだと思われますね。
nofrillsさんとは少し違った見解みたいで、面白いです!
ありがとうございました!
nofrillsさんとは少し違った見解みたいで、面白いです!
ありがとうございました!