木や草花って、自分たち以外に動物や風の存在を知っているから、種子を風に乗るような形状に進化させたり、綿毛やひっつきむし?みたいなカタチに進化させてきたんですよね?そんな情報ってどこに保存してきたんでしょうねぇ?不思議!!

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  • 終了:2011/06/08 20:23:08

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id:coussinet No.2

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進化というのは、その生物が「生き残るために環境に適応するような形質を自ら選択する」のではなく、「たまたま獲得した形質が環境に適応して生き残っちゃった」ということです。


その形質の情報は遺伝子に刷り込まれて次の世代に受け継がれますが、100%そっくりそのまま受け継がれるわけでは、ありません。

人間だって親子は似ていますが、そっくりそのままの姿かたちが受け継がれるわけでは、ありませんよね。


何世代にもわたって微妙に変化しながら、より環境に適応したものが繁栄し、そうでないものは消滅していきます。これが淘汰です。


だから同じ「風に乗る形状」でも、同じ「動物のからだにくっつきやすい形状」でも、いろんな形状の種子があるでしょう。

スタートは同じでも違う方向に形状を変えたものが、たまたまどちらも環境に適応する形状だったので、どちらもが生き残っちゃったわけです。


そしてその陰に、それとは違う方向に変化したものの環境に適応できず消滅していった形状が、数え切れないくらいあるはずなんです。

その他の回答2件)

id:ipeeeei No.1

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それは少し違います。

いろいろな説がありますが、進化とは自然淘汰といって

その環境に、たまたま適していた個体が生き残り、適していなかった個体が絶滅する

という事の繰り返しでなりたっています。

例えば人で言うと、現在の女性達が脚の長い男性が好みだとします。当然、モテるのは脚の長い男性です。女性は、色々な脚の長さの男性の中から、長い脚の男性を選びます。そうすることで、脚の長い男性の子孫が増えます。そしてその子孫が、さらにそこから脚の長い男性を選び子孫を残す。

これを繰り返すことで人類の脚は長く進化します。

このとき、人類は、女性が長い脚が好みだから脚を長くしたのではなく

たまたま、脚が長かった男性の子孫が生き残り

脚の短い男性が絶滅してしまった、ということです。

そして、情報を伝えるのはDNAです。

id:coussinet No.2

回答回数41ベストアンサー獲得回数7ここでベストアンサー

進化というのは、その生物が「生き残るために環境に適応するような形質を自ら選択する」のではなく、「たまたま獲得した形質が環境に適応して生き残っちゃった」ということです。


その形質の情報は遺伝子に刷り込まれて次の世代に受け継がれますが、100%そっくりそのまま受け継がれるわけでは、ありません。

人間だって親子は似ていますが、そっくりそのままの姿かたちが受け継がれるわけでは、ありませんよね。


何世代にもわたって微妙に変化しながら、より環境に適応したものが繁栄し、そうでないものは消滅していきます。これが淘汰です。


だから同じ「風に乗る形状」でも、同じ「動物のからだにくっつきやすい形状」でも、いろんな形状の種子があるでしょう。

スタートは同じでも違う方向に形状を変えたものが、たまたまどちらも環境に適応する形状だったので、どちらもが生き残っちゃったわけです。


そしてその陰に、それとは違う方向に変化したものの環境に適応できず消滅していった形状が、数え切れないくらいあるはずなんです。

id:papavolvol No.3

回答回数1078ベストアンサー獲得回数199

「進化」を語るときに、キーワードが3つあります。

    • DNA
    • 突然変異
    • 遺伝

です。

  • DNAに書かれた情報は遺伝しますが、DNAに書かれていない情報は遺伝しません。遺伝しない情報は進化に寄与できません。
    • スポーツが好きで真っ黒に日焼けした人が子供を生んでも、その子供は黒く日焼けして生まれてくることはありません。日焼けという情報はDNAに書かれていないために遺伝しないのです。だから日焼けは進化に関与しません。
    • 一生懸命テニスを練習して、右手の筋肉が太くなっても、その子供の右手の筋肉が太くはなりません。筋肉トレーニングの結果はDNAに書かれないからです。
    • お父さんがゴルフ好きで子供のときからゴルフをして育ったのでゴルフが上手いというのはDNAには書かれないので、遺伝もしないし進化ではありません。一方、ゴルフにとても大切な筋肉が生まれつき発達している人の子供も同様の筋肉が発達している事があります。これはDNAに書き込まれた情報なので遺伝します。でもこれだけでは進化とは呼べません。ゴルフがうまい人はお金持ちになって女性にもてて子孫を残したが、ゴルフが下手な人は女性に相手にされないで子孫を残せないということになると、進化につながります。
  • 生物は生まれてくるときに、DNAの異常が起こることがあります。突然変異と呼ばれる現象です。突然変異の情報はDNAに書かれているために、遺伝することがあります。
    • 植物の種が地面に落ちる種類の植物があったとします。何万年もの間に、偶然DNAの異常が起こり、種が風に飛ばされる個体が生まれたとします。種が風に飛ばされる形はDNAの突然変異なので遺伝することがあります。こうして、種が地面に落ちる在来種はその地で変わらずに繁殖し、種が風に飛ばされる種類はあちこちに少しずつ風に飛ばされた種から生えるようになっていったでしょう。その後の何万年の間に、例えば洪水や干ばつや火山の噴火や地殻変動があって、在来種はその地で滅亡し、あちこちに風で飛ばされた種は生き残ったとします。これが進化です。在来種は滅亡し、突然変異した種が生き残った。種がその場に落ちる種類の植物が、風を考慮してだんだん種を遠くに飛ばすように少しずつ変化していったのではありません。DNAの異常である突然変異が遺伝して代を重ねる間に、突然変異した種が生き残って元の種が滅亡することが進化の一形態です。
    • 哺乳類の中で、女性に乳房があるのは人類だけだと言われます。サルは乳腺はありますが脂肪を蓄えた乳房はありません。これなどは進化です。乳腺の周りに脂肪を蓄えたメスが人類に突然変異で生まれた。DNAの異常なので遺伝した。乳腺の周りに脂肪を蓄えなかった在来種は、オスに相手にされなかったので子孫を残せずに滅亡した。という事だと考えられていて、進化です。
  • id:zentoyo
    なるほど。自らを変化させてきたんではなく、
    自然界に淘汰されずに残ってきたものが
    現在のカタチになってるんですね。
    気の遠くなるような時間をかけて受け継いできたものが
    実は身の回りに溢れているってのもなんだか感慨深いものがありますね。

    みなさん、回答ありがとうございました!
  • id:papavolvol
    進化とは、風に乗るように代々少しずつ種子の形を進化させてきたのではなく、突然変異で種子が風に乗る種が発生して、自然界に適応していたので繁殖に成功したということなのです。
    そのように考えられている理由をお話しましょう。
    もしも、代々少しずつ種子の形を進化させてきたのならば、代々少しずつ変化してきた化石が見つかるはずですね。ところが、途中経過の化石は見つからないのです。この現象は、動物の全ての進化にあてはまります。少しずつ進化してきた化石は見つからないのです。

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