レンガの大きさを変えて建物を高くするなどのような視覚的トリックを用いているのが有名ですが、
ああいう手法はシンデレラ城に限ったことではないと思います。
ああいう手法自体の正式な呼び方や通称があれば教えて下さい。
キッチュなデザインの建築と呼べるかと思います。
「シンデレラ城」がそれかどうかはヒトにより意見が分かれますが、私は「キッチュ」だと思います。
建築分野でも「キッチュ」は使われます。五十嵐太郎も使ってました。
http://ci.nii.ac.jp/naid/40006444075
なによりも、宮内・布野編 『現代建築』の32ページにこう書いてあります。
ディズニーランドはキッチュである
そういえば、こんな本もでました。
戦時下日本の建築家―アート・キッチュ・ジャパネスク (朝日選書)
なるほど。
あと「シュッとしてる」とかもそうかもしれませんね。
うん。
強化遠近法だけではなくて、視覚トリックを使った建築技法全般を何か呼び方が無いのかなぁと思ったんです。
ウィキペディアでForced perspectiveからたどってみてもそれ以上の用語はないですね。
建築用語集を参照しても、「錯視」以上の用語はないみたいです(「錯視を利用した建築」など)。「錯視と建築」という論文でも「建築における錯視」といった言い方です。英語ではoptical illusions and architectureなどの表現があります。
http://designwork-s.com/article/59765460.html
なお、「キッチュ」は「あえて本物ではなく偽物の雰囲気で」という意味で、ここでいう「本物」とは「高級品」のニュアンスです(例:ダイヤモンドを使えば豪華になるデザインで、あえてラインストーンを使う、など)。ディズニーランドがキッチュだというのは、「本物志向」の建築ではない、あえてまがいものっぽく狙っている、というような意味だと思います。
#ところでお久しぶりです。ようやくタイミングが合いました。1番のご回答を足がかりに調べたので、ポイントは1番のbnnさんに。
おお、お久しぶりです!
久々ご回答頂けて嬉しいです!nofrillsさんと濃厚に絡まっていた頃のはてなは楽しかったですねぇ。
やはり総合的な言葉はありませんか。
キッチュというのも結構深い意味があるのですね。勉強になります。
また、タイミングが合えば暇つぶしでも構いませんので、どうぞご回答でもコメントでも下さい!
なるほど。
ありがとうございます。
でもごめんなさい、こういうことが言いたいのではなく、
強化遠近法だけではなくて、視覚トリックを使った建築技法全般を何か呼び方が無いのかなぁと思ったんです。
要は遠近法や陰影法や短縮法などいろいろありますが、
こういうのを総称してトリックアートとか錯視画とかだまし絵とか言いますよね。
このトリックアートの部分に当てはまる用語があれば理想的なんです。
ありがとうございます。