厳密に言えば、事件を伝えたその結果は事件その物の被害であって、伝えた事の被害ではない。
ややこしいですが、ここでは2つの出来事が起こっています。
まず最初に何らかの事件(ここでは福島の事だと思うが)
次は事件の内容を伝える事(報道、口コミ、風評その他)
放射能汚染の結果、対象の農産物が売れなくなるのは福島事故の被害であって事実の伝達の被害ではない。
しかし、放射能汚染の事件を不正確に、もしくは真実の一部のみしか伝えず、結果としてパニックや関係ない買い控え、買いだめ等が起こった場合は伝達の被害。
風評被害はここの不正確な事実の伝達に当たり、本来の事件そのものと直接関係ない不要な被害と言えると思います。
難しいのは、何を事実としてとらえるかで風評の考え方が変わるというところでしょう。
事実というのは、◎◎でどれぐらいの放射線量が観測された。
とか、◎◎の事例では、◎◎ガンを発症する確率が◎%上がった。
(ただしそれすらも疑ってかからないといけないのですが)
◎%を、「有害」ととらえるか、「無害」ととらえるか。
それは実は個人の裁量であるはずなのに、メディアや伝聞により
「有害」や「無害」という情報になってしまう。
そのような情報が伝わることで、出た被害と とらえれば良いのではないでしょうか。
こちらを見つけましたのでお伝えしますね。
ご参考になりますと嬉しいです。
事実を伝えて起きた被害
・実被害=放射能検査、基準値を上回りました。出荷停止になりました。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshinoya1054/64552527.html
風評被害
「風評被害」の社会心理
―「風評被害」の実態とそのメカニズム―
・1.問題の所在「風評被害」
「事実ではないのに、うわさによってそれが
事実のように世間で受け取られ、被害をこうむること(藤
竹 2000:624)」「実際には起こっていない、あるいは大し
たことではない事件や問題が大袈裟に取り上げられうわ
さが広まり、その結果問題の発生源とされる人や組織な
どがあらぬ被害を被ること(三輪 2000:20)」というよう
な定義がある。
合っています。
ただし、多分surippa20さんが想像しているのとは全く別の被害ですよ。
一般に事実を伝えたがために受ける被害は伝えた側が被ります。有名なのは雪印食品の牛肉偽装事件を伝えた西宮冷蔵がそうでしょう。
今回の放射性物質を浴びて出荷停止となった農産物の場合で見ても、事実を伝えられたことによって発生した被害はないんです。福島原発から飛散した放射性物質により被った被害は甚大ですけれど。
これに対して、風評被害は事実無根なのに心無い風評が立てられて、その風評よって言われた方が被害を受けるのです。
事実を伝えておきた「被害」と風評の「被害」はちがう、というのはあっていますか
あっています
「これはこうなんですって言って調べてみたらそうだった」ってなったら被害
風評被害
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