以前(20年前とか)テレビで見たことです。
中東だかどこだかの国で、乳香だか没薬だか、その手のお香を、
水を張った水がめか風呂桶の中で焚いて、蓋をしてしばらく置く事で、
水自体に香りを移し、飲用したり水浴に使ったりすると聞きました。
この様なお香の使用例を紹介しているサイトを探してください。
何語のサイトでもいいですが、
外国語の場合はURLだけじゃなく内容をかいつまんで説明してくださいね。
なお、その方法では香りなんかつかないよ、というつっこみは必要ないです。ちょっとやそっとの煙で水自体に香りがつかんことくらい、わたしは試したので(えっ)知ってます。
というわけでよろしくお願いします。
関連質問:http://q.hatena.ne.jp/1309496966
コメント欄のものよりもさらに近いのを見つけましたので、回答させていただきます。
The Mystery of Oman Frankincense
良質な乳香の産地であるオマーンの乳香について書かれた記事です。
下の方の "Traditional Social and Religious Uses"(伝統的な社会的・宗教的使用法)にありました。
私の翻訳スキルを信じていただいて、まず和訳から。
陶器または木製の水を入れる容器(訳注:水がめなど)は、乳香の煙で定期的に浄化される。中身を空にして汚れを落とした後、乳香の入った香炉が底に置かれ、煙が完全に充満するよう容器には蓋がされる。香炉が取り除かれると同時に、新鮮な水が満たされ、容器には再び蓋がされる。
Clay and wooden water vessels are regularly purified with frankincense smoke. After being cleaned and scrubbed frankincense burners are lowered into them and the vessels sealed so that the smoke thoroughly permeates the vessels. As soon as the burners are removed fresh water is poured in and the vessels once again thoroughly covered.
ご存知のように乳香は、香り付けだけではなく、虫除けなどにも用いられたものです。
容器を清めるとともに、新しい水に香りを付ける、という一石二鳥なのだろうと思われます。
産地ならではの贅沢な使い方と言えるかもしれません。
ご参考になれば幸いです。
ありがとうございます。
コメント欄の例も含めて非常に参考になりました。
昔見たテレビ番組の内容なのでかなり記憶があやふやでしたが、
イエメンやオマーンの例を読んで、
水に香を焚きしめる習慣そのものは幻ではなかったとわかりました。
おそらく「浄化」というのが重要なキーワードです。
部屋を香らせるのも、たんに匂いをかいで気分がいいというだけでなく、
虫をよけたり、魔除けにしたりという、
実用面と精神名での浄化を狙っているでしょう。
教えてもらったやり方で本当に香りがつくかどうか、
そのうち手ごろな道具を手に入れたら試してみようと思います。