なぜそうならないのでしょう?
では、なぜ関西はシングルなのか?
「やはりシングルの方が安く感じられるのでは」(王子ネピア)、「関西ではコストを重視する人が多いのかも」(大王製紙)。メーカーのほか、専門家の間でも、関西でシングルが売れる理由を「経済性を重視する関西人気質の表れ」とみる人が多かった。
一方、関東のダブル人気の背景について、大王製紙は「トイレットペーパーには古紙を再利用した再生紙とパルプ紙の二種類があるが、関東はもともと中小の古紙メーカーが多かった。当時再生紙はパルプ紙より固く、ソフト感を持たせるためにダブルタイプを売り出し、それが広がった」と説明する。
神戸新聞Web News
では、どっちが得なのか?
トイレットペーパーは、シングルが60メートル、ダブルが30メートルというものが圧倒的に多く、どちらもメーカー標準価格はほぼ同じです。では、それぞれ大が何回できるかを計算してみると、シングルは約34回、ダブルは約21回と、圧倒的にシングルがお得です。
トイレットペーパーは、シングルとダブルではどっちが得? 情報誌 飯島電子工業株式会社
ということで、コスト面が理由だと思われます。
余談ですが、私は「シングル派」です。ダブルの「1周回ってミシン目がずれる」現象がキライです。
追記:
コメントで、「清潔とお得は 違う話だと思う。」とid:takntよりつっこみが入ったので追記しておきます。
人間は「不潔ではないと感じる程度までトイレットペーパーを取る」という仮説を立てます。さらに、おそらく正しいだろうという要素として「清潔さは折りたたんだトイレットペーパーの厚さによる」とします。
そうすると、ダブルであろうとシングルであろうと消費量は変わらないはずです。なぜなら、人間は折りたたんだ際のトイレットペーパーの厚さを考慮して「シングルはダブルの倍折りたたむ」ことになるからです。
しかし、上記の通りそうはなっていない状態です。ということは、以下のどちらかが起こっているはずです。
1.ダブルだと取る長さが短くなるので、錯覚して必要以上の量のトイレットペーパーを取ってしまう。
2.シングルだと取る長さが長くなるので、錯覚して必要より少なくトイレットペーパーを取ってしまう。
質問者さまは2の説を取り「ダブルじゃないと不潔」と言われているわけですが、私のように1の説を取る者にとってはそれは杞憂であると言わざるを得ません。トイレットペーパー使用の清潔さについて今後の研究調査が待たれるところですが、今のところどちらの説が正しいという結論が出ない以上、「シングルでも不潔ではないので、コストを理由にシングルを使うのです」と申し上げるしかないのです。
それなら2枚重ねより3枚重ね、4枚重ねを使ったほうが清潔ですが、質問者様のところではなぜ2枚なのでしょう。
それは、やはり値段などではないでしょうか?
そもそも、大腸菌はトイレットペーパー30枚程度なら通り抜けるそうです。なので、1枚2枚とどちらもたいした違いはないのではないのでしょうか。
実は二枚重ねのトイレットペーパーが好きなのは、世界で日本の関東地方と東北地方だけなんです。
アメリカや関西地方では、分厚くてふかふかのトイレットペーパーが上質だと考えられています。薄いトイレットペーパーを二枚重ねにするのは、貧乏臭いとか、セコイとかいう印象を受けます。
分厚いステーキと、薄切り肉の二枚重ねのどちらが美味しいかということですね。
こんな事を書くと、私は日本人の半分を敵に回してしまいます。
敵とか味方とか、善とか悪とかいう話じゃないんです。
太麺と細麺のどちらが好きですか?という話なんです。
あなたは、ビックマックとクオーターパウンダーと、どっちが好きですか?
クオーターパウンダーというのは、英語で4分の1ポンドという意味です。アメリカでは、もっと大きい、3分の1ポンドのサードパウンダーというマックもあります。私のブログで紹介しています。よろしければぜひご覧ください。
私の場合はシングルですが、単純にダブルだと大きさが合わないからです。
何に合わないかというと手の大きさに合わない。
ダブルだとミシン目が余計に邪魔で、ちょうど良い長さに切るにはハサミが必要です。
適当に切って失敗したら捨てるのは「もったいない」と感じる私は間違いなく日本人でしょう。
それに、皆が皆同じようなお尻の具合ではありません。
ダブルだとセットの長さが決まっていて使いにくい。
実際、落とし紙も現役(水洗トイレでも使えます)ですし、売り場ではダブルが売れ残るようです。
コメント(2件)
俺はダブルに限るけど、、、
おかわり~