ニュース速報板はご存知の方も多いとは思いますが、利用するユーザーの大多数が反韓主義(いわゆるネトウヨ)です。その割に韓国を贔屓する内容のスレッドがよく立ちます。理解できません。本当は韓国が大好きなんじゃないのかと思うのですがそこらへんどうでしょうか?
※ソースも裏付けもない、ここ近年観察していて感じる個人的解釈です。
20世紀後半、日本は先進国、経済大国の地位にありました。
また韓国は歴史的経緯からも産業的にも日本よりも劣る国だと見る流れがあったと思います。
それがここ近年韓国は力を付けてきて飛躍的な躍進を遂げています。
圧倒的優位にあると思っていた国に対して肩を並べられる、
また抜き去られることに脅威を感じている部分があるのではないでしょうか?
歴史的経緯で見ると1910年日韓併合により韓国は日本に統治されました。
これは第2次世界大戦の終わりまで35年間続き、韓国は日本の属国と蔑視する土壌ができました。
戦後も韓国・朝鮮人に対する蔑視は大っぴらにはされないものの一部続いていました。
これらの言論は差別感情を含んだものとして陰で囁かれ大きな広がりは持ちませんでした。
しかし発言者が特定されないインターネットの普及が韓国への攻撃的言論の土壌を広げました。
膨大な接続者を持つインターネットの中では韓国への攻撃的発言も多くの仲間が得られたでしょう。その中で結びつきが強化され反韓国に対する言論がより過激により広く熟成されていきました。
また近隣国である韓国産業の急成長と低迷にあえぐ日本の状況が重なり
妬みや焦りの感情も韓国への攻撃を後押ししました。
自国のアイデンティティー喪失の回復のため右傾化が反韓主義に結びついた側面があると思います。
自信喪失を回復する為、また自コミュニティーの結束を強化する材料として他者(他国)を攻撃するのは大小様々なコミュニティーでよく取られる手段です。(スケープゴート)
日本だけではなく韓国も同様にこの手段が取られ日本に対する戦争責任を追求・攻撃することで国内の結束を固めてきました。このことも日本を刺激する材料となっています。
近年「反韓主義」が広まった背景として第2次世界大戦・朝鮮戦争からの時間の経過も考えられるかと思います。66年が経過し国を挙げて第2次世界大戦に参加した世代の割合も減り自分は歴史的経緯とも戦争とも関係ないと考える人も増えてきています。日本を敵視する韓国はいわれのない攻撃だと感じる人も少なくないように思います。
また「韓国を贔屓する内容のスレッドがよく立」つ、近年の韓流ブームの背景としては
急成長を遂げる韓国の国策として国を挙げてのブランド戦略を取っておりそれが一部成功しているのではないでしょうか?
よく「文化交流事業」などと何をしているのかよくわからない活動がありますが
これを過剰に推し進めると現在のようにマスメディアを韓国文化の紹介一色に染め上げる事態が実現されるのではないかと思います。大手広告代理店に巨額の金を積めば不可能ではないように思います。またドラマなどの商品も安いライセンス料で貸し出せば制作費の少ないCS放送などはこぞって利用するように思います。(地上波のTV局も広告費が減り、巨額のスポンサーには逆らえない状況)
少女時代などを見ると高いレベルの振り付け・作曲・ステージ・衣装・PVなど国総力を挙げてのプロデュースがなされてるなと感じ感心したりします。
また近年多くの企業が韓国資本の企業に買収され、韓国企業の参入も目覚しいものがあり
多くのエンターテーメントや便利なもの、高品質なものが安くまた無料で提供されれば多くの消費者はそちらになびきます。戦後日本でアメリカ文化がもてはやされたのと似た状況が作り出されているように思います。
またそういった動きに対しても文化侵略だと嫌悪感を示す動きも揺り戻しと出てきているのだと思います。
まとまりがないですが個人的に近年の状況を観察し感じるのはこんなところです。
※書き漏れましたが北朝鮮が拉致を認めたことが、反朝鮮⇒反韓国の言論の表面化する大きな契機としてあると思います。
※戦後、街宣右翼のバックに政治家がいたように、可能性として2ちゃんねるやニコニコ動画などに出資・後押している政治家などがいてもおかしくないかなと思います。
[追記・補足]
・近年日本の景気低迷、国際労働力との競争の中での
長時間労働化、労働強化、低賃金、不安定労働化といった社会不満を
ガス抜きする対象として韓国が機能しているように思います。
反面、韓流ドラマ、オンラインゲームなどが安価で享受できる消費文化として流入しています。
景気低迷する日本ではこの辺りのものが選択肢として高まってきているように思います。
2011/11/09 10:35:41