「うちはN○Cと取引してる」とか、「N○Cの子会社と取引してる」というのをよく聞きます。さらにそれを自慢しているというか、自社の信頼の証であるかのような話っぷりをしてきます(特に営業の方)。
そこで質問なのですが、
(1)日○や富○通、東○、パ○ソ○○クなどの会社と取引ではだめなのでしょうか。
(2)N○Cと取引できることがなぜそんなにいいのでしょうか。単に会社の規模が大きいからというだけなら、(1)で挙げた会社のほうが圧倒的に大きいのではないかと思います。何かしらのメリットがあるような気がします。
(3)N○Cと取引している会社と、(1)で挙げた会社と取引している会社とでは、何か違いがあるのでしょうか。
ちなみに私が勤務している会社は、↑に挙げたような会社ではなく、自動車メーカや
機械メーカ、精密機器メーカと取引しています。いわゆるITメーカとの取引ではありませんが、これら取引先会社から信頼を頂いています。
(1)日立、富士通、東芝、パナソニックの取引でだめだはないと思います。
特に関西ではパナソニックやシャープとの取引のプレミアムが高いのではと想像します。(後述)
(2)地域差ではないでしょうか?
(3)取引していることによる他社や世間に与える影響度に違いはないと思います。
自分もIT(インフラ系)会社に勤務していますが、NECがどうのとは全く聞いたことがありません。
土地柄にもよるのではないでしょうか?
身の回りではトヨタ系列との取引がおっしゃる事例に似たようなところがある気がします。
自分の身近な自動車業界でも西関東(横浜など)辺りでは日産とか、東関東ではスバルとか、浜松ではスズキとか、その地域地域で特色があると思います。
#伏字が私の想定ともし相違ありましたらご容赦くださいませ。
NECエレクトロニクスが倒産しそうになった時にも、日本政府は支援しました。
NECは、日本政府との結びつきが強くて、経団連との関係も強固で、天下りも受け入れているのでしょう。だから「NECは絶対に倒産しない。」したがって「NECとの取引は絶対に資金回収が焦げ付くことはない。」つまり「NECとの取引が多くを占めている当社の経営基盤は磐石である。」ということを、NECとの取引を自慢する営業マンは言いたかったのではないでしょうか?
日本の産業界は「旧電電公社-NECや富士通など-その下請け-その孫受け」、「東電など-東芝・日立-その下請け-その孫受け」というピラミッド構造になっていて、この上下関係は江戸時代の士農工商のように絶対的なものになっています。NECとの取引を自慢する人は「自分は町人ではなくて外様大名なのだ」と自慢している気分なのだと思います。
このような取引をしている会社は、結局取引先のご機嫌をうかがっているだけで、たいした技術は無いことが多いでしょう。しかし、上手にご機嫌を伺っている限りにおいては、日本丸が沈まない限り安泰だと考えているのではないでしょうか?
この先日本政府が日本企業をどこまで保護しきれるかは不透明になってきています。
下請けとしての仕事をしているIT会社では、現場は大変です。変更管理もスケジュール管理も、発注先の気分しだいで、仕様も言いなりで、休日返上の深夜作業で長時間労働が常態化しています。
海外市場で元気なのは、日本のピラミッドにあぐらをかいている完成品メーカーよりも、日本のピラミッドでは苦汁をなめてきた素材メーカーや部品メーカーだったりします。テレビもスマートフォンも日本製の完成品は世界では全く競争力がありません。世界で成功しているiPhoneの主要部品には日本製品が多数使われています。
IT企業も、自力で世界に出て行けるようなIT企業の出現を期待しています。
あまりにも私見ですが、失礼ながら解答欄に書いてしまいました。
>(1)日○や富○通、東○、パ○ソ○○クなどの会社と取引ではだめなのでしょうか。
作るシステムの業界や業種などにもよるんです。
介護保険ならどの会社が強い?とかそういう感じのものです。
同じシステムを作れたとしても、法改正の情報がいち早く情報がはいて来るとか
ほかいろんな点が違ったりするわけです。
また取引先の人の考え方にもよるわけです。
>(2)N○Cと取引できることがなぜそんなにいいのでしょうか。単に会社の規模が大きいからというだけなら、(1)で挙げた会社のほうが圧倒的に大きいのではないかと思います。何かしらのメリットがあるような気がします。
うちは、NECとも富士通とも取引ありますと言えるところもあります。
メリットがなくても、メリットがあるようにいうのが営業です。
また、ハッタリで言ってるだけとかもあります。
技術者はそういうことがあまりわかっていないだけです。
会社の規模以外にも、上記で揚げたようなメリットがあるわけですから
もっと幅広い視点でものを見るべきでしょう。
>(3)N○Cと取引している会社と、(1)で挙げた会社と取引している会社とでは、何か違いがあるのでしょうか。
ここまで一般論になると、なんとも言えないわけですよ。
違いがあるとしても、前提条件がないと、そのメリットの強さもわからないわけです。
コメント(4件)
パソコン業界で大きなシェアを握っていた頃から現在にいたるまで、
N社と取引しているということにぶら下がった営業をしている人は多いですよ
ハード・ソフト両面において自社開発能力を持つN社に使ってもらえるほど、
弊社の技術はすぐれているんですとでも言いたいみたいです・・・
それに対してP社、S社、H社は技術ではなく商品を売る会社ですし、
F社は技術があるとかではなくて商社的なものですから、
自社や自分を売り込みたい人が引き合いに出す理由にはならないだけでしょう
技術という点ではT社もですが、家電を除けば、
研究機関などに特化してますので、あまり一般の企業とのやりとりはないですね
以上、あまりにも私見なのでコメントにしておきます
逆に(1)の会社の中に、とても品質のいいものを作る会社もあるので、そちらであればいい印象を受けます。
どの会社なのか、特定すると色々問題があるでしょうから明言はしません。
ただ、IT企業は「規模」だけでは決まらない、とだけ言っておきます。
そのNECのパソコン部門は、2011年に元IBM社のパソコン部門の事業を買い取ったレノボ社の傘下に落ちました。
NECの半導体メモリー部門はエルピーダになって政府の支援で延命していましたが、2012年に倒産して米国のマイクロン社に買い取られていきました。
NECのロジック半導体部門はルネサスに合流して延命していましたが、倒産の危機に直面しています。
NTTドコモが日本の携帯電話事業を独占していたときには高いシェアを誇ったNECの携帯電話機も、iPhoneに門戸が開かれてから事業の継続が難しくなり、現在はNECとカシオと日立が携帯電話事業を統合した「NECカシオモバイルコミュニケーションズ」となっています。先行きの存続は不透明です。
携帯電話やインターネットが世界に普及して、日本の市場がガラパゴスではなくなっていくと、電電公社と旧通産省の下で日本に君臨していた大企業がどんどん崩壊していきます。これも時代の流れなのでしょうか?