またはそれが載っている本のタイトル名を教えて頂くだけでも構いません。
元の詞はこちらです。
http://www.poemhunter.com/poem/blue-roses/
とりあえずまず詩文っぽい訳、です。
赤い薔薇に白い薔薇
彼女のために僕は摘む
そんな花束何にもならず
命じることには「青い薔薇を持って来て」
世界の半分を巡り歩き
青い薔薇を探し求めた
そんな探求に返ってきたのは
世界の半分の嘲笑いとからかい
冬とともに僕は帰った
愚かな彼女は死んでいた
彼女の最期の吐息を探す
死のかいなから薔薇を探す
墓に入る間際になって
彼女が気付くことになるのは
僕の探求が無為に終わったということ —
薔薇はやっぱり白と赤!ということ
詩というものには当然、
脚韻を踏むため、雅語の使用、現実/事実と異なる仮想の時系列、
いわゆる「詩的」な表現、等のために
英文法や語彙の知識だけでは如何ともしがたい翻訳表現の限界があります。
would none、 unto、 wintertide、 Mine was but 等は
殊にそういった例と言えるでしょう。
また、全体に、特に3連め、4連めは「事実」というより寓話的な動作/行為/現象なので「時制」や「法性」を思いきって無視して訳しました。
くだくだしく「拾う」ことを捨てて訳すことでむしろニュアンスは伝わるかと思います。
全体のコンセプトとして「ありもしない理想/幻想を求めるのは愚か、現実に存在する『善きもの』を当り前に喜べ」みたいな詩想があると思います。
恋人が死んじゃう割には妙にドライなのは「悲恋」を詠う詩ではないからでしょう。
回答ありがとうございました!
2012/02/08 18:23:36解説も助かります~!