何かの人名リストを比較して双方の文字数の傾向が、パッと見でもわかるほど違っていた場合、どんなことが推測できますか?
自分の場合は1980年代の静岡県藤枝市という田舎での、近い場所にありながら毛色のまったく違う高校(地元の上位進学校と農業高校)の合格者リストを、2,3年前に新聞で見たときそういう経験をしました。
いまその新聞は見当たらないし、図書館にもいけないので、証拠写真はないのですが、素朴な疑問として質問させてください。
学歴と氏名の文字数の関係はわかりませんが、例にある農業高校の場合親が農家である割合が高いと思います。そして農家の苗字はもともと地名の屋号から来ている可能性が高くなります。
もともと国、郡、郷 といった地名は漢字二文字で表記していましたから、地名由来の姓は必然2文字が多くなります。これは農家だけではなく、領地を持っていた武士も該当します。更に、地形由来の姓も多く、この場合一文字の名前も多くなります。森、林、谷など。
それに対し、京都等の街に住み早くから性を許されていた貴族は、綾小路や武者小路、伊集院など街の住居の場所を姓として3文字以上の名前が多くなります。更に商人は商売を名前にする場合があります。東海林など。
農村の場合は性だけではなく、古くは街と比較して狭いコミュニティだったために判別する為の名に複雑な物は必要が無く、短く呼びやすい名前が好まれたのではないかと想像します。
ただ、公家由来の高貴な苗字と学歴の関係などを具体的にやってしまうと、同じ姓の人の偏見となってしまいますし、現在においては均一化されてはっきりわかる違いはないのではないかと思います。
ポイントなしにもかからわず丁寧に回答くださりありがとうございます。
2012/02/18 16:02:05文量・内容ともに質問者のレベルに合ったわかり易い回答です。
大変参考になりました。