人名についての質問です


こうと睨んだ稲荷カンスケの第六感~
寒吉はコクメイにメモをしておく~

ある本で同じ人物を「稲荷カンスケ」あるいは、「寒吉」と呼んでいたのですが、「寒吉」って「カンスケ」とも呼ぶことができるのですか。

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  • 登録:2012/04/12 00:20:22
  • 終了:2012/04/19 00:25:06

ベストアンサー

id:gtore No.1

gtore回答回数2481ベストアンサー獲得回数4372012/04/14 00:49:21

坂口安吾「選挙殺人事件」の中の一節、

「諦められないとも。こうと睨んだ稲荷カンスケの第六感、はずれたタメシは――」
「大ありだ」
「その通り!」寒吉はパチンコにもぐりこんで、半日ウサをはらした。

http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42948_35648.html

ですね。

まず、結論から言いますと、寒吉は「カンキチ」と読み、「カンスケ」と読むことはないものと思われます。それはこちらなどで確認できます。それでは、なぜ「カンスケ」などという言葉が出てきているのか。それは、「稲荷カンスケの」に続いている「第六感」という言葉がヒントになります。「第六感」とは「勘」すなわち「山勘」のことです。この「山勘」は、山本勘助の略だとする説があります。

なお、当て推量なことを「山勘」「ヤマカン」と言うが、一説には山本勘助の名前が由来とされている(大言海、辞海)。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%8B%98%E5%8A%A9

さて、山梨県韮崎市にある宇波刀神社は、山本勘助の供養塔で、山本稲荷あるいは勘助稲荷と呼ばれています。

こちらの宇波刀(うわと)神社にある石祠のひとつが山本勘助の供養塔だということで山本稲荷、もしくは勘助稲荷と呼ばれているそうです。

http://1st.geocities.jp/minohazz/shiseki-shousai/uwato/uwato.html

このようなわけで、いわば一種の言葉遊びで、「稲荷カンスケの第六感、はずれたタメシは――」と続けたものと思われます。つまり、ここでの「カンスケ」は山本勘助の「カンスケ」であって、寒吉のことではないということです。上にあげたような知識がない人には、ちょっとわけがわからないということになってしまうかもしれませんが、こういう婉曲的な表現が文芸の世界にあるにはあるのですね。要するに、「稲荷カンスケの第六感」とは「勘」のことなのです。

id:aria7191979

返事が遅くなってすみませんでした。
半分諦めていたので、とても嬉しいです。
やさしく説明してくださってどうもありがとうございました。

2012/04/20 06:42:01

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