ニッポンの輸入量が大幅に増え価格に影響をした、輸送する船が増加した、などの関連したこのようなニュースの記事はありますでしょうか。
日経に出てますね。すでに本社のアーカイブは消されてるのでまとめのほうを提示しておきますね。
火力発電に使う重油の輸入量の増加が続いている。石油連盟によると、
1月1日~4月7日の低硫黄C重油(硫黄分0.5%以下)の輸入量は188万1896キロリットル。
比較可能な2年前の同じ時期に比べ4.6倍になった。原子力発電所の相次ぐ稼働停止で
電力会社の石油火力への依存度が高まっているためだ。
現在国内で稼働している原発は54基中、北海道電力泊原発3号機のみ。
電気事業連合会が16日発表した電力10社の3月の重油消費量は前年同月比で2.7倍に急増した。
2010年度の発電電力量を電源別にみると、石油は7.5%を占めたが「足元では15%まで拡大している」
(証券アナリスト)との見方もある。
日本の需要拡大を受け重油の輸入価格は強含んでいる。リム情報開発(東京・中央)によると、
シンガポール市場の指標油種に上乗せする日本向け割増金(プレミアム)は
1トン160ドル程度と震災前に比べ2.3倍に拡大した。
発電用重油は環境規制に対応するため不純物の硫黄分0.3%以下を求められる場合が多く、
基準を満たす輸入品には限りがある。市場では「今後どれほど海外から調達できるか見通せない」(大手石油会社)との声も出始めた。
2012/8/10のホノルルのサイトです。
ハワイには原発はなく、主に石油による火力発電を使用しています。
ハワイの電力会社の社長が、日本の原発の停止により日本が発電用の石油をたくさん買ったので、ハワイの発電用の石油の値段が上がって、ハワイの電気代が最高記録を保っていることを説明しています。
原発停止を受け、火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)の輸入が急増したことなどで、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が2兆4957億円の赤字になったのが響いた。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/08/2012080801001721.htm
2011年、輸出は自動車、自動車部品、電気機器などが減少し、輸入は原油、液化天然ガスなどが原油価格の高騰や東日本大震災による火力発電向けLNG需要が高まり増加しました。
日本の輸入の主要品目は、原油や石炭、LNG(液化天然ガス)などの「鉱物性燃料」です。発電や自動車などの燃料に使われ、他の品目に比べて圧倒的に輸入額が大きくなっています。
統計では、原油や液化天然ガス(LNG)などが「鉱物性燃料」に分類され、輸入額全体の3分の1を占める。この鉱物性燃料が5月は前年同月比で19.6%も増えたのである。中でもLNG輸入額は44.3%増という高い伸びを記録した。
新聞などでは原子力発電所の稼働停止に伴って火力発電用のLNGなどの需要が急増したため、と説明されている。だが、統計をよく見ると、LNGの輸入量は16.8%の増加だ。つまり、量の増加よりも価格の上昇の影響が大きいことが分かる。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/wedge-20120810-2121/1.htm
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