【人力検索かきつばた杯】

お題:○げちゃだめだ ○げちゃだめだ ○げちゃだめだ

参考:
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%CD%CE%CF%B8%A1%BA%F7%A4%AB%A4%AD%A4%C4%A4%D0%A4%BF%C7%D5


締め切りは次週月曜夜予定。

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 13歳以上
  • 登録:2012/11/20 20:11:03
  • 終了:2012/11/26 23:28:17
id:grankoyama

講評もしくは感想などは希望者のみで。

ベストアンサー

id:sokyo No.4

sokyo回答回数1371ベストアンサー獲得回数942012/11/25 21:11:46

ポイント50pt

『山奥の少女ハイジ』

むかしむかし、ある山奥にハイジという女の子が住んでいました。ハイジは山腹を駆け回りながら叫びました。
「うおぉぉーっ! クララが立たねぇーっ!!」
家の周りは山奥だったので、ハイジがどんなに走っても、クララは立たないままでした。
ちなみにクララはケータイの名前ね。ガラケーだけどね。

そんなある日、街から某ケータイキャリアの工事の人が家に来て、アンテナを立ててくれました。するとどうでしょう。「圏外」表示しかしたことのなかった画面の左上に、アンテナが立ち上がったではありませんか。
「うおぉぉーっ! クララが立った!」
ハイジは大興奮です。フリップをぱかぱかさせました。でもよく見ると、1本しか立っていません。
「え? マジか。じゃ、出力上げてみますねー」
工事の人は親切で無鉄砲だったので、勝手にアンテナの出力を上げてみました。クララ(ケータイ)のアンテナはみるみる増えました。
「うおぉぉーっ! 今度こそクララが立った! しかもバリ3!」
バリ3は死語です。でもハイジは大喜び。
そのままハイジは外へ飛び出して、遠くにおじいさんを見つけるとこう叫びました。
「おじーさーん! 口笛はなぜ遠くまで聞こえるか知ってるっ? それはねー、プラチナバンドだからだよ!!」
こうしてクララはすっかり某ケータイキャリアの犬になりました。さすがプラチナバンド。

ところがおじいさんが家に帰ると、おじいさんの顔色はみるみる悪化しました。ケータイでいうと電池1目盛りです。おじいさんは胸を抱えながら、息も絶え絶え言いました。
「…この帯域は! 900MHz…! これは……プラチナバンド!!」
実はおじいさんはペースメーカーをつけていたのです。アンテナの出力をムリに上げたせいで、ペースメーカーが誤作動を起こしてしまったに違いありません。
おじいさんはクララ(ケータイ)をひったくると、フリップを開いて工事の人を呼びました。おじいさんお得意の脅しをかけると、工事の人はすぐに来てくれました。ちなみに十八番の脅しはこうです。
「すぐ来ないと、逆パカするぞ!」
「きゃー! 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっ!!」
逆パカは死語です。あと工事の人がすぐに来てくれたのは偶然です。

「じゃ、出力を下げますねー」
さっきの工事の人が来て、出力を下げると、おじいさんの体力がMAXになった代わりにアンテナは1本になりました。ハイジは地団駄を踏んで叫びました。
「やだー! 出力を下げちゃダメだ下げちゃダメだ下げちゃダメだー!」
「じゃ、出力を上げますねー」
親切な工事の人が出力を上げると、アンテナがバリ3(死語)になった代わりに、おじいさんの体力が1目盛りになりました。おじいさんは白目を剥いて言いました。
「うう…! 出力を上げちゃダメだ、上げちゃダメだ、上げちゃダメだ…!!」
「じゃ、出力を下げますねー」
(以下、無限ループ)

結局おじいさんが競り勝ち、ハイジは涙に暮れて眠りに就きました。
「逃げちゃダメ逃げちゃダメ逃げちゃダメ」
ハイジは自分に吹き込むようにつぶやきました。そのときです。空から流れ星が落ちてきて、ハイジの家の煙突に入り込むと、クララ(ケータイ)に流れ込んで光りました。気づくとそこには水色の服を着た金色の髪の女の子が立っていました。ハイジはびっくりです。
「ああ、あのスカイツリーの!」
ぜんぜん違います。地の文なので実名でツッコミ入れてあげますけど、ソラカラちゃんではありません。

「平素は弊社をお引き立て賜りありがとうございます。私がクララよ」
クララ(人間)はそう言いました。
「マジ? 流れ星で魂が宿るとかア○パ○マ○のパクりだけどだいじょぶ?」
「しし座流星群が流れてるタイミングでお客さまが願い事を3回言うのが諸悪の根源かと存じます。あと○ン○ン○ンさんディスると日本のアニメ産業で食べていきづらくなるかと」
「うーるーさーい! あたしCM持ってるもん! カテキョなんだから! 知的なんだから!」
「そんなに知的でしたらおじいさんと折り合いつけられるよう検討してみては?」
「うっ…」
痛いところを突かれて口ごもったハイジに、優しいクララ(人間)は言いました。
「私が言うのもアレですけど、PHSいかがですか? PHSの電波って病院でも使えるぐらいカラダにやさし…」

がばっ!
目が覚めると、クララ(人間)はいませんでした。クララ(ケータイ)もいませんでした。代わりに、水色の新しいクララ(PHS)が枕元に転がっていました。
ハイジはベッドを出ると、おじいさんに言いました。
「おじいさん! あたし決めた! 一方的に決めた! ねぇPHSにしようよ! 今なら月のかたちの枕をもらえるよ!」
ハイジの話を聞いたおじいさんは、さっそく乗り換えを決めました。でもクララ(PHS)で電話をしようとして、おじいさんは大事なことに気づきました。
PHSは圏外だったのです。
「圏外じゃねぇか! 逆パカしてやるぞコラ!!」
暴れるおじいさんを、ハイジは精一杯制止しつつ主張したのでした。
「きゃー! 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっっ!! あとそれじゃオチが弱いんだってば!!」

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id:grankoyama

いやー面白かったです。
面白かったとこ全部書きます。
>「うおぉぉーっ! クララが立たねぇーっ!!」
>うおぉぉーっ! クララが立った!
>それはねー、プラチナバンドだからだよ!!
>某ケータイキャリアの犬になりました
> 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっ!!
>おじいさんは白目を剥いて言いました
>ああ、あのスカイツリーの!
>ア○パ○マ○のパクり
>○ン○ン○ンさんディスると日本のアニメ産業で食べていきづらくなる
>きゃー! 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっっ!!
全部じゃないかも知れません。やっぱり初見のほうが面白かったから。

お題もうまく使ってしかも面白くて、内容が薄いわりには、起承転結っぽいのがしっかりしていて、
わたしもこんなの書かなくちゃって思いました。
オチが弱いかな? それを補って余りある分の、面白序盤~中盤でしたけど。

か・な・り・面白かったです。

2012/11/26 15:13:05
id:grankoyama

折角だから、詳しく書きます。
出だしの一文が普通で、いきなり二文目に駆け回りながら叫ぶんですから面白いですよね。
しかも「うおおおー! たたねぇ!」って。
いきなり原作の雰囲気無視なので面白いです。勢いもあって。

で、クララが携帯ってのがまたむちゃくちゃで面白いし、このご時世においてガラケーってのがまた。

んで、アンテナが立ってまた叫ぶ。
叫びはテンドンの要素あり。しかも原作との整合性なし。意味は一緒なのが面白い。

『親切で無鉄砲』ってのも好きです。無鉄砲って一言添えるだけで、単なる説明が面白おかしい文章になるんですよね。

で、また叫ぶ。テンドン。今度こそとかいうさっきは無かった台詞がちょい足しされているのがまたいいです。

『みるみる悪化しました』とか『息も絶え絶え』というのは、普通の文章に出てきても面白味は少ないですが、絵本語りのような地の文においては、引き立ちますよね。

ちなみに十八番の脅しはこうです。とかの流れも、実は要らない文章。
だけど、こうやって、いろいろ盛ってあるのがこの文章のいいところ。面白いです。

『地の文なので実名でツッコミ入れてあげますけど』とかも、使い方が絶妙。
地の文で説明を入れるという逃げを笑いに変えてますよね。ほんで、リンク踏んで面白さに気づけるという。

『地団駄を踏んで』とかの言葉のチョイスもうまいです。無鉄砲とかじだんだとか、雰囲気にそぐわないのが、織り込まれていると笑えます。

さげちゃダメ、あげちゃだめとかのやりとりもばかばかしいです。
全然ストーリーは進んでないんですけどね。それがまたよい。

ア○パ○マ○ で次が、○ン○ン○ンってオーソドックスだけどいいボケです。

最後に逆パカをもってきたのは素直にお上手。
これこそ伏線ってやつ? 違う?
で、台詞が曲げちゃだめという。綺麗に落ちてます。そんなに面白くは無かったですけど←

とまあ、なんの中身もないストーリ(だからこそなのかも知れませんが)で、よくまあここまで笑いを取れたもんだなぁと。やっぱりすごいですね。

2012/11/26 17:03:22

その他の回答(5件)

id:itiru16 No.1

イチル回答回数12ベストアンサー獲得回数02012/11/22 22:27:19

はげちゃだめだ はげちゃだめだ はげちゃだめだ


見た瞬間に浮かんできた言葉です←

id:grankoyama

13歳以上なんだから、ルール読んだり良く考えて回答しようよ。

2012/11/23 14:25:21
id:gm91 No.2

GM91回答回数976ベストアンサー獲得回数842012/11/23 16:01:09

ポイント20pt

『幹事の本領』

(はあ~、気が重いなあ……)

 今日は取引先のお偉方との飲み会だ。体よく幹事役を押し付けられた僕は、まだ昼休みだというのに憂鬱な気分に襲われていた。
 プロジェクト立ち上げを祝しての懇親会という名目ではあるが、内容は露骨な接待だ。
 もちろん新人の僕だけに幹事を任せるわけもなく、主幹事として先輩が付くのだが、実質動き回るのが僕になるのはこれまでの課内の宴会でも明らかだ。

「どうした?」
「あ、六手さん」
「いいか、しっかりやれ。くれぐれも粗相のないようにな」
 不安な表情を察してか、主幹事の先輩が僕に声をかけてきた。
「ですが、どうやって……?」
「まあ王道は何と言っても『宴会芸』だな」
「しかし、芸と言いましても……」
「いや、なに、場が盛り上がれば何でもええのよ、歌でも踊りでも。裸芸というのもあるな」
「えっ、裸ですかぁ?それはさすがに……」
「いあまあ、たとえばの話さ。とにかく状況により対応は変わるからこうすれば良いとは言いにくいが、要は心意気ってこった。場を盛り下げないようにする気遣いとでも言えばいいのかな」
「はあ……」

 なんだか参考になりそうで参考にならないアドバイスに、ますます募る僕の不安。心配事が頭の中を駆け巡り、結局午後いっぱいは仕事が手につかなかった。

 宴会は案の定、今一つ盛り上がりに欠けるものだった。店の雰囲気、料理、何が悪いというわけではないのだが、参加者が皆、微妙に硬い雰囲気を崩せずにいた。いつ果てるともなく続く、だらけた雰囲気。騒々しい団体と鉢合わせすると会食も興ざめかと気を利かせ、個室にしたのが裏目に出たようだ。
 それに、先方がおとなしいのは、プロジェクトリーダの不在が効いているようだった。
 打ち合わせで何度か同席した程度だが、はっと目が覚めるような妙齢の美女だ。
 仕事面でもかなりの切れ者で、複数のプロジェクトを掛け持ちしているという強者だ。
 今日も土壇場になって、進行中の別プロジェクトで問題が起き、現場にすっとんで行ったそうだ。

「森永さん、今日は来れそうにないんですかね?」
 僕はそれとなく先方の若手に探りを入れてみた。女性向けということでちょっとこじゃれた雰囲気の店にしたのもこれまた裏目に出ている気もする。残りは皆男性しかいない、早々に店を変えて雰囲気を変えるのも手だ。
「う~ん、××P/Jは元々ヤバそうな雰囲気だったからなあ……あ、今のは内緒ですよ。まあ今夜は下手したら徹夜かもしれませんね」
「そうですか。森永さんみたいな美人と飲み会だってんで楽しみにしていたんですが、残念です」
「いや~まあ、確かに美人っちゃ美人ですけどね、もう怒らすと怖いのなんの」
「そうなんですか?」
「いや、ホントホント、菅野さんも気を付けた方が良いっすよ」
「へえ~そんな感じには見えないですけどね~」

 まあ、適当にヨイショしておくに越したことはない。
 その時、ガシャン、と大きな音がして皆が一斉に振り返った。 
 さっきまで黙々と水割りをあおっていた江崎さんが、グラスを床に落としてしまったらしい。

「江崎さん、大丈夫ですか?」
「いや、大事ない。失礼した」
 江崎さんは、森永さんの補佐役を務める人で、歳は50過ぎくらいか、重鎮の雰囲気を漂わせている。
 会議では口数少ないが、温厚な雰囲気でいざと言う時に頼りになりそうな人だ。機嫌を損ねたら大変だ。

「しかし森永君は何をしとるのかね?折角一席設けてくれているというのに」
 だいぶ酒が回っているのか、江崎さんがいつになく口調を荒げているのは意外だった。
 傍らに座っていた先方の社員も、ええまあ等とお茶を濁しながらすっと距離を開けた。もしかして酒癖が悪い人なのかも知れない。 
「いえ、お仕事でしたら仕方ありませんよ、お気になさらずに」
「いやいやいや、大変申し訳ありません。まったく本当に失礼でご容赦ください。だいたいあの小娘ときたらいつもそうだ、独りで大きくなったような顔をして、一体誰が尻拭いしてやっていると言うんだ……」

 うわっ、始まっちゃったよってな雰囲気が場に伝播するのは一瞬だった。
 気まずい空気があたりを包む。

(サゲちゃだめだ、サゲちゃだめだ、サゲちゃだめだッ)

「やります。僕が、脱ぎます!」
『え”っ』
(あのバカ、本当に脱ぐ奴があるか!しらねえぞ!)

 僕が最後の一枚を放り投げたその時、ガチャリとパーティルームのドアが開いた。
「みんなゴメン!遅くなっちゃっ……」

 時が、止まった。

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id:grankoyama

あいかわらず、文章に安定感があります。
が、オチが弱わく、盛り上がりも減ったくれもないので、ただ、流れているだけって感じ。
わたしもよくやってますね。しょーもないオチへ向けてだらだらと書くっての。
共感とまではいかないですけど、うまいのは雰囲気というか、丁寧にこまごまとした出来事や会話を書いているので、これで物語に核があったら、いいと思います。

そんなに面白くは無かったですけど←

2012/11/26 14:59:59
id:gm91

ヒジョーにキビシー!(+o+)>
なかなか破壊力のある文章というのは難しいですね。
まあ書きながらオチ考えてるようじゃダメですな。がんがります。

2012/11/26 23:37:10
id:misato385 No.3

回答回数59ベストアンサー獲得回数92012/11/23 19:55:41

ポイント20pt

 「久しぶり…今何処に居るの?」
 「今水の神殿に居るんだ。ちょっと声が聴きたくなって」
 幼馴染の少女の声を聞いて、僕の心は凪いだ海のように静かで優しいものとなった。潮騒のように耳に聞こえる己の鼓動が、少しずつ小さく穏やかになる。今までの緊張感、焦り、不安、恐怖…色んな忙しなく蠢く黒い気持ちがサリアの声から感じられる森の記憶によって静まる。
 「よかった、無事だったのネ! 声が聴けて安心したワ」
 「心配かけて御免ね……それに君を巻き込んでしまった。迷惑だよね?」
 「本当はなりたくなかったけど……でも、あなたの力になれるなら嬉しいヨ」
 「ありがとう……また話すよ」
 「…いつまでも友達よ。約束だからネ」
 「うん、絶対だ! またね」

 「ほら、早く先に進みましょう!」
 相棒の妖精が僕を急かす。扉の向こうからは只ならぬ気配がしていて、更に今までの闘いによる疲れと精神の疲れも重なって、少し気分が悪くなっていたのだ。この神殿も前の2か所と同じように魔物が巣食っているせいで敵が多く、ずっと篭っていれば精神を病んでしまいかねないだろう。こういうときに、彼女の声を聴けるのは本当に嬉しい。本当なら、もう一人話をしたい人がいるのだけれど…。
 オカリナを大切にしまってから、僕は目の前の扉を静かに開けた。

 広い、湖か何処かに出た。水が浅く張られ、背後の扉の近くには壁が見当たらず、何処までも広く薄暗い場所に来たようだ。枯れ木の向こうに鉄格子のはまった扉があり、他には本当に何もない。
 「こっちの扉は開けられないよ…何か仕掛けがあるみたい」
そう言われて仕掛けを探そうと部屋の中央を向き直った。

誰かが、居る。

 「彼は誰?」
 「自分に打ち勝つのよ、リンク!」
ナビィはそれだけ言うと僕の背後に隠れた。敵なのだろうか。目の前の影はじっと動かないので、こちらから近づいてみる。
 「下がって!」
 急に彼は剣を振り下ろした。鼻の先で空を切った切っ先は足元すぐ近くにあって、驚いて飛びずさった。彼は更に剣を振り回し、こちらが切りかかると盾で防いでくる。その動き、行動パターン。ナビィの言った通り、彼は……僕自身だ。
 隙を狙って切りかかれば、傷ついた影は水底に沈み、背後にまた現れる。少しずつ、影は色濃くなっていく。赤く光る瞳が、何故だか凄く恐ろしかった。
 「やめてくれ! 君は僕なんだろ?」
 「僕一人が頑張ったところで、魔王には勝てない」
 彼は攻撃しながら、僕に話しかけてきた。睨み付け、語りかけ、剣を重ね……視線、声、戦い、意志を伝えられる全てを使って僕に暗い何かを送ってくる。
 「ゼルダ姫を、コキリの皆を、ゴロン、ゾーラ、ハイリア人を…世界を救うためなんだ! 僕が戦わなきゃ!」
 「僕一人が頑張っているのに、彼らは力を貸してくれないじゃないか。7年前も、現在だって」
 「彼らにも事情があっただろ?」
 「リンク! 頑張って! 自分に打ち勝つのよ!」
 ナビィの声が耳に入らないくらい僕は戦いに必死だった。そして、彼の声から逃げられなかった。
 「勇者だなんて、驕っているんだろう? 僕は只のハイリア人だ。何も持たない只の少年だ」
 「皆から沢山の物を貰った。皆から沢山の気持ちを貰った。僕は一人じゃない!」
 「僕は利用されているだけ。僕は選ばれたんじゃない。誰でも良かったんだよ。そして、神に見捨てられた存在なんだ。神話も伝承も僕の味方をしちゃくれない」
 「違う、違う! そんなことはない!」
 「僕は此処で死ぬ…いや、君は此処で死ぬ。そして僕が君になる!」
 彼はそう言って斬撃を繰り出す。それは更に力強く、僕の心を責めた。傷が増える、体にも、心にも。
 「君は7年の間何をしていた? 眠っていただけじゃないか。体は大きくなっても心は育っていない。そんな君を誰も愛さない。そんな君の心は神にも認められない。勇者なんて嘘っ八だ、本当は幻を見せられているだけだ。そんな君は要らない……僕が君になって、君を消してやる! 愛してくれない世界も消してやる!」
 彼の声は僕と同じで、でも僕が出したことのないような哀しい悲しい声をしているような気がした。そして、怒りに満ち溢れ、狂気も孕み……人間が出すことのできないような、複雑すぎる感情の滲み出た声だ。何て悲しい人なんだろう、彼は……僕は。
 攻撃を避け続け、見えない壁に背中を押しつけながら、彼の剣を避けた。広いと思っていたこの場所は見えない壁に囲まれていて意外と狭く、隅に逃げてしまった僕に逃げ場はなくなった。

いや、逃げちゃだめだ。だめなんだ、きっと。

 彼は僕自身だ、向き合わなければ進めない。世界も救えない。誰も幸せになれない……そんな世界で、あの人の、ゼルダ姫の笑顔なんて見つからない。逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ!
 心を決めた僕は剣を振って隙を作り、ディンの女神の力を借りて、炎を生み出す。彼の真っ黒な体に火が点いた。
 「うわあああっ!! やだあああ……殺さないで!!」
 彼の悲鳴が響き渡った。焼ける体を抱きしめ、地に膝をつき、赤い瞳で僕を縋るように見つめた。今までの勇ましい姿、好戦的な戦い方、重い言葉やつめたい声からは想像もつかないような。その姿は何故か僕の涙を呼んだ。
 「殺さないよ。君は僕だろ? 僕を消すことなんて僕にはできないんだ。そうだろ?」
 目の前の彼が幻だとして、しかし彼の存在は僕の中にある。向き合わなければ。受け入れなければ。溢れだした涙を拭って、僕は彼に近づき、その瞳を見つめ返した。
 「君は僕に知ってほしかっただけだ。それならもう用はないだろ? これからはちゃんと向き合っていくよ。……今は少し休んでて」
 足元の水に濡れて火の消えた彼の手を握り、立ち上がらせて、そして抱きしめた。彼を受け入れる、彼を認め、自分を認め、自分を愛してあげるために。強くなるためにも、自分の弱さを知って、受け入れて……遅めの成長が始まったのだ。
 「君はまた強くなる。弱いままの僕は消えてしまう。それが怖かった……でももう良い。先に進みなよ、リンク」
 彼はそう言って消えていった。ゆっくりと、光の泡になる彼の姿を見つめ、僕はただ何も言えなかった。
 「さ、先に進みましょう!」
 ナビィが鉄格子のなくなった扉の前で呼んだ。風が心をすり抜けて通って行ったような、寂しいけれど清々しい気持ちで、僕はまた扉を開き、その先へと駆け出して行った。

 枯れ木と影

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id:misato385

wwwww
始まって早々盛大に吹きました;
64版のリンクは顔がだいぶ違いますね…3Dは超イケメンになってる気がします
回転切り結局使ってないな…今度やろう

2012/11/26 14:31:05
id:grankoyama

時のオカリナクリアしたのなんて十年以上前ですので、当時の想い出がこれっぽっちも思い出されませんでした。残念! で、sokyoさんの動画見ました。オカリナで無茶してるのとところどころで間違っているのか、吹きようがなかったのか、変な音が鳴っているのが、妙に気になりました。

さて、本題。
冒頭でも書きましたが、ゼルダの時のオカリナ? 知らん人にはどうしようもない作品。
わたしもよくやります。知らん人は置いてけぼりのやつ。
なんとなくですけど、ほんとになんとなくですけど、ダークリンクとの戦いで、迷いを吹っ切って一回り成長するリンクさ(『リンクさ』が苗字で『ん』が名前)が見れて嬉し恥ずかしです。

そんなに面白くはなかったですけど←

2012/11/26 15:04:31
id:sokyo No.4

sokyo回答回数1371ベストアンサー獲得回数942012/11/25 21:11:46ここでベストアンサー

ポイント50pt

『山奥の少女ハイジ』

むかしむかし、ある山奥にハイジという女の子が住んでいました。ハイジは山腹を駆け回りながら叫びました。
「うおぉぉーっ! クララが立たねぇーっ!!」
家の周りは山奥だったので、ハイジがどんなに走っても、クララは立たないままでした。
ちなみにクララはケータイの名前ね。ガラケーだけどね。

そんなある日、街から某ケータイキャリアの工事の人が家に来て、アンテナを立ててくれました。するとどうでしょう。「圏外」表示しかしたことのなかった画面の左上に、アンテナが立ち上がったではありませんか。
「うおぉぉーっ! クララが立った!」
ハイジは大興奮です。フリップをぱかぱかさせました。でもよく見ると、1本しか立っていません。
「え? マジか。じゃ、出力上げてみますねー」
工事の人は親切で無鉄砲だったので、勝手にアンテナの出力を上げてみました。クララ(ケータイ)のアンテナはみるみる増えました。
「うおぉぉーっ! 今度こそクララが立った! しかもバリ3!」
バリ3は死語です。でもハイジは大喜び。
そのままハイジは外へ飛び出して、遠くにおじいさんを見つけるとこう叫びました。
「おじーさーん! 口笛はなぜ遠くまで聞こえるか知ってるっ? それはねー、プラチナバンドだからだよ!!」
こうしてクララはすっかり某ケータイキャリアの犬になりました。さすがプラチナバンド。

ところがおじいさんが家に帰ると、おじいさんの顔色はみるみる悪化しました。ケータイでいうと電池1目盛りです。おじいさんは胸を抱えながら、息も絶え絶え言いました。
「…この帯域は! 900MHz…! これは……プラチナバンド!!」
実はおじいさんはペースメーカーをつけていたのです。アンテナの出力をムリに上げたせいで、ペースメーカーが誤作動を起こしてしまったに違いありません。
おじいさんはクララ(ケータイ)をひったくると、フリップを開いて工事の人を呼びました。おじいさんお得意の脅しをかけると、工事の人はすぐに来てくれました。ちなみに十八番の脅しはこうです。
「すぐ来ないと、逆パカするぞ!」
「きゃー! 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっ!!」
逆パカは死語です。あと工事の人がすぐに来てくれたのは偶然です。

「じゃ、出力を下げますねー」
さっきの工事の人が来て、出力を下げると、おじいさんの体力がMAXになった代わりにアンテナは1本になりました。ハイジは地団駄を踏んで叫びました。
「やだー! 出力を下げちゃダメだ下げちゃダメだ下げちゃダメだー!」
「じゃ、出力を上げますねー」
親切な工事の人が出力を上げると、アンテナがバリ3(死語)になった代わりに、おじいさんの体力が1目盛りになりました。おじいさんは白目を剥いて言いました。
「うう…! 出力を上げちゃダメだ、上げちゃダメだ、上げちゃダメだ…!!」
「じゃ、出力を下げますねー」
(以下、無限ループ)

結局おじいさんが競り勝ち、ハイジは涙に暮れて眠りに就きました。
「逃げちゃダメ逃げちゃダメ逃げちゃダメ」
ハイジは自分に吹き込むようにつぶやきました。そのときです。空から流れ星が落ちてきて、ハイジの家の煙突に入り込むと、クララ(ケータイ)に流れ込んで光りました。気づくとそこには水色の服を着た金色の髪の女の子が立っていました。ハイジはびっくりです。
「ああ、あのスカイツリーの!」
ぜんぜん違います。地の文なので実名でツッコミ入れてあげますけど、ソラカラちゃんではありません。

「平素は弊社をお引き立て賜りありがとうございます。私がクララよ」
クララ(人間)はそう言いました。
「マジ? 流れ星で魂が宿るとかア○パ○マ○のパクりだけどだいじょぶ?」
「しし座流星群が流れてるタイミングでお客さまが願い事を3回言うのが諸悪の根源かと存じます。あと○ン○ン○ンさんディスると日本のアニメ産業で食べていきづらくなるかと」
「うーるーさーい! あたしCM持ってるもん! カテキョなんだから! 知的なんだから!」
「そんなに知的でしたらおじいさんと折り合いつけられるよう検討してみては?」
「うっ…」
痛いところを突かれて口ごもったハイジに、優しいクララ(人間)は言いました。
「私が言うのもアレですけど、PHSいかがですか? PHSの電波って病院でも使えるぐらいカラダにやさし…」

がばっ!
目が覚めると、クララ(人間)はいませんでした。クララ(ケータイ)もいませんでした。代わりに、水色の新しいクララ(PHS)が枕元に転がっていました。
ハイジはベッドを出ると、おじいさんに言いました。
「おじいさん! あたし決めた! 一方的に決めた! ねぇPHSにしようよ! 今なら月のかたちの枕をもらえるよ!」
ハイジの話を聞いたおじいさんは、さっそく乗り換えを決めました。でもクララ(PHS)で電話をしようとして、おじいさんは大事なことに気づきました。
PHSは圏外だったのです。
「圏外じゃねぇか! 逆パカしてやるぞコラ!!」
暴れるおじいさんを、ハイジは精一杯制止しつつ主張したのでした。
「きゃー! 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっっ!! あとそれじゃオチが弱いんだってば!!」

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id:grankoyama

いやー面白かったです。
面白かったとこ全部書きます。
>「うおぉぉーっ! クララが立たねぇーっ!!」
>うおぉぉーっ! クララが立った!
>それはねー、プラチナバンドだからだよ!!
>某ケータイキャリアの犬になりました
> 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっ!!
>おじいさんは白目を剥いて言いました
>ああ、あのスカイツリーの!
>ア○パ○マ○のパクり
>○ン○ン○ンさんディスると日本のアニメ産業で食べていきづらくなる
>きゃー! 曲げちゃダメだ曲げちゃダメだ曲げちゃダメだーっっ!!
全部じゃないかも知れません。やっぱり初見のほうが面白かったから。

お題もうまく使ってしかも面白くて、内容が薄いわりには、起承転結っぽいのがしっかりしていて、
わたしもこんなの書かなくちゃって思いました。
オチが弱いかな? それを補って余りある分の、面白序盤~中盤でしたけど。

か・な・り・面白かったです。

2012/11/26 15:13:05
id:grankoyama

折角だから、詳しく書きます。
出だしの一文が普通で、いきなり二文目に駆け回りながら叫ぶんですから面白いですよね。
しかも「うおおおー! たたねぇ!」って。
いきなり原作の雰囲気無視なので面白いです。勢いもあって。

で、クララが携帯ってのがまたむちゃくちゃで面白いし、このご時世においてガラケーってのがまた。

んで、アンテナが立ってまた叫ぶ。
叫びはテンドンの要素あり。しかも原作との整合性なし。意味は一緒なのが面白い。

『親切で無鉄砲』ってのも好きです。無鉄砲って一言添えるだけで、単なる説明が面白おかしい文章になるんですよね。

で、また叫ぶ。テンドン。今度こそとかいうさっきは無かった台詞がちょい足しされているのがまたいいです。

『みるみる悪化しました』とか『息も絶え絶え』というのは、普通の文章に出てきても面白味は少ないですが、絵本語りのような地の文においては、引き立ちますよね。

ちなみに十八番の脅しはこうです。とかの流れも、実は要らない文章。
だけど、こうやって、いろいろ盛ってあるのがこの文章のいいところ。面白いです。

『地の文なので実名でツッコミ入れてあげますけど』とかも、使い方が絶妙。
地の文で説明を入れるという逃げを笑いに変えてますよね。ほんで、リンク踏んで面白さに気づけるという。

『地団駄を踏んで』とかの言葉のチョイスもうまいです。無鉄砲とかじだんだとか、雰囲気にそぐわないのが、織り込まれていると笑えます。

さげちゃダメ、あげちゃだめとかのやりとりもばかばかしいです。
全然ストーリーは進んでないんですけどね。それがまたよい。

ア○パ○マ○ で次が、○ン○ン○ンってオーソドックスだけどいいボケです。

最後に逆パカをもってきたのは素直にお上手。
これこそ伏線ってやつ? 違う?
で、台詞が曲げちゃだめという。綺麗に落ちてます。そんなに面白くは無かったですけど←

とまあ、なんの中身もないストーリ(だからこそなのかも知れませんが)で、よくまあここまで笑いを取れたもんだなぁと。やっぱりすごいですね。

2012/11/26 17:03:22
id:maya70828 No.5

楽1978回答回数1364ベストアンサー獲得回数1392012/11/26 02:09:20

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「武藤さんピンチ!」

 ここは日本のとある町。今日ものんびりとした平和な町に一人のセーラー服を着た少女が歩いていた。
その名は武藤芙亜。
彼女は人力かきつばた杯の自称マスコットキャラクターだ。

「ちょっと~、勝手に登場させておいて自称って何よ~。私と原案者に謝りなさい!」
あっ・・・ごめん、ごめん。武藤さんと原案者のgrankoyamaさん。
マスコットキャラクターはなりりんもいるから・・・
「もーいいから早く話を進めなさい」
あっ、はい。

 と武藤さんが町を歩いていると目の前に武藤さんの父である善蔵が横から飛び出してきた。
「大変じゃ、今すぐわしと一緒にムガタ公園に来てくれ」
武藤さんはこの親にくだらない発明や用事でつき合わされることが多くうんざりしていた。
ちなみに善蔵は発明家でヘンテコな発明ばかりしている。
「はぁー、今回は何よー」
「ええい、いいから来い。バカ娘」
と言って善蔵は武藤さんの手を強引に引っ張った。
「ちょっと、どこに行くのよ。バカオヤジ!」
善蔵が武藤さんを連れてどんどん進んでいく。
「ムガタ公園」の看板を超え、公園の中央に魔女の格好をした老婆が立っていた。

「よーし、芙亜。地球征服を企むボーゲンの野望を打ち砕くのじゃ!」
善蔵が武藤さんに戦いをけしかけた。
「はぁー、ただのコスプレ婆さんじゃない。なんでこんなのを相手にしなきゃいけないわけ?」
武藤さんはやる気なさそうに言う。
「とにかく、こいつは悪い奴じゃ。やっつけてしまいなさい」
善蔵は詳しい説明もなしに強引に戦いをさせる。
「はぁー?イミフ(意味不明)なんですけど・・・」
武藤さんは苦い顔をした。

 コスプレ婆さん=ボーゲンは薄ら笑いを浮かべながら
「クククッ、そちらから来ないならこちらから先に攻撃させてもらうだわさ」
と言って左手をあげてかけ声を上げる。
「世界よ!乱れた言葉、暴言で埋め尽くせ!」
空が黒い雲に包まれ、妖気が空から左手に集まっていく。みるみるうちにボーゲンの体は人型の黒い大きな妖気の塊になった。
「えっ、えー!何よこれ?こんなのと戦えっていうの!」
武藤さんは唖然とした。
「ふーむ。敵もなかなかやるのぉー。大丈夫じゃ、こちらにも策がある」
善蔵は冷静に敵を分析しながら言うと、懐から携帯電話を取り出した。
「はぁー?そんな携帯でどうすんのよ!」
武藤さんはあきれた顔をした。
「いいから、この携帯の文字入力画面に『武藤~巨大化!』と打ってみろ」
そう言って善蔵はその携帯を武藤さんに手渡した。
「こんな時に文字を打ち込めなんてどうかしてんじゃないの?」
と文句を言いつつ、武藤さんは善蔵の言う通りの文字を携帯に打ち込んだ。
その瞬間、携帯から可愛らしい着信音が流れ、地面から立ち上った白いオーラが武藤さんの体を螺旋状に包んだ。
「ピロリロー♪ピロロー♪ピロリロー♪ピロローン♪」
「何、これ?しかも曲が安っぽい魔法少女玩具のような音だし」
武藤さんは焦りながら細かいツッコミを入れた。
「すまん、予算の関係上これが精一杯なんじゃ」
善蔵が申し訳なさそうに言った。
武藤さんの体はみるみるボーゲンと同じ大きさに巨大化した。

「どうじゃー、携帯で文字を打ち込むことで自在に変身できる『打ち込みちゃん』の力はー」
善蔵が武藤さんを見上げながら声をかける。
「すごい!そのままのあたしの体でロボットみたいになっている」
武藤さんは少し嬉しそうな顔をした。それもそのはず武藤さんはロボットアニメ好きなのだ。
「よしっ!がぜんやる気が出てきたー」
武藤さんはその気になったようだ。
「携帯もちゃんと巨大化しとるからそれで応戦するんじゃー」
下から武藤さんに叫ぶ善蔵の顔はなぜか頬が赤かった。
「・・・?」
武藤さんは善蔵の様子に不審に思いながら、近くを通る親子連れに気づいた。
「ママー、大きいおねえちゃんのパンツ、クマさんだよー」
通りがかりの子供が母親の手を引っ張りながら声を上げた。
「こらっ、見ちゃいけません」
母親が子供を叱りつける。
そう武藤さんはセーラー服のままで巨大化したので下からスカートの中身が丸見えだ。
親子の会話を聞いた武藤さんは顔を赤くして巨大な足で善蔵を踏み潰そうとした。
「エロオヤジがー!」
善蔵はひらりと武藤さんの足をかわして叫んだ。
「わっ、分った。打ち込みちゃんで『スパッツ装着』と打ってみろー」
「はじめから装備しとけよ。クソオヤジ」
武藤さんはそう言って打ち込みちゃんで「スパッツ装着」と打ち込んで装着した。

「あっのー、あたいの存在忘れてないかい?お前たち、無駄にストーリーの尺を使い過ぎだわさ」
と言ったのは久しぶりに出番が回ってきたボーゲン。
「知らないわよ!、文句があるならへっぽこ筆者に言いなさいよ」
武藤さんも筆者に少し不満があるらしい。
「まぁ、いい。どうせお前の運命はここで終わりだわさ」
ボーゲンは体を反って口から黒い気合砲を放った。
「えっ、ちょっと!」
武藤さんは慌てて気合砲をよけた。ほっとしたのもつかの間、よけた気合砲がUターンして武藤さん目がけて向かってきた。
「ちょっと、オヤジどうすんのよ!」
武藤さんは、追跡気合砲をよけながら善蔵に助言を求めた。
「ミサイル発射じゃー、芙亜」
善蔵は武藤さんにアドバイスをした。
「オッケー」
と言って武藤さんは気合砲をよけながら素早い手つきで携帯に文字を打ち込んだ。
「うーん、なんか胸がモゾモゾするわね」
武藤さんがそう言って胸を触った瞬間、胸から煙がでて胸ミサイルとなって発射された。
「へっ?・・・」
武藤さんがびっくりしている間に胸ミサイルは気合砲にぶつかってかき消した。

「今じゃ、芙亜。必殺技『ライトニングサンダーシュート』と文字を打ち込むのじゃー」
しかし、善蔵の声は届かず武藤さんはガックリした様子でうなだれていた。
「あたしの胸が・・・あたしの胸が・・・」
「ダー八ッハー、貧乳がさらに貧乳になってるだわさー」
ボーゲンが武藤さんをみて笑い転げた。
「ちくしょう、ボーゲンめ、卑劣な手を使いおって!」
善蔵のボケに武藤さんが力弱く突っ込んだ。
「うっうっ、それはあんたのせいだろうが・・・」
善蔵が焦りながら武藤さんに言った。
「だっ、大丈夫じゃ。元の姿に戻ればたぶん胸も元通りになるはずじゃー」
「たぶんかよ・・・」
善蔵のたぶんという言葉がさらに武藤さんの戦闘意欲を下げた。

 ボーゲンの笑いがようやくおさまり武藤さんに言う。
「こんな奴はあたいのパンチで充分だわさ」
武藤さんに黒い拳が襲いかかろうとした瞬間、善蔵が武藤さんへ向かって公園中に響き渡るぐらいの声で叫んだ。
「芙亜ー、逃げちゃだめじゃー」
偶然、戦闘中に「打ち込みちゃん」が善蔵もすっかり忘れていた機能、音声入力モードに切り替わって「逃げちゃだめじゃー」という声が文字としてインプットされるが、音声入力の誤変換で「はげちゃだめじゃー」とインプットされた。
すると、武藤さんの髪がグングンと伸びボーゲンのパンチを食い止めた。
「なに?」
ボーゲンが動揺している間にパンチ止めた髪から武藤さんのネガティブな気がボーゲンの体に流れ込んだ。
「バカめ!あたいの好物はネガティブな気だわさ」
しかし、武藤さんのネガティブな気はボーゲンの予想を上回る勢いで送り込まれていき、ボーゲンの体は飽和状態になった。
「そんなバカな・・・」
ボーゲンの体は空を覆うほど膨れ上がり、轟音を立てて大爆発した。
「ズゴゴゴーン」
その爆発は大気圏を越え宇宙へと飛んでいった。
しかし、一部のネガティブな気は日本に降り注いだ。

 こうしていつもの平和が戻った。
ネガティブな気が抜けたせいか、武藤さんは人間に戻った時になぜか胸が元通りになっていた。
武藤さんをむやみに不安がらせた善蔵はその後、自分の娘にしばかれたのは言うまでもない。

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id:grankoyama

無駄に時間のかかった改善要望。↓

 ここは日本のとある町。今日ものんびりとした平和な町に一人のセーラー服を着た少女が歩いていた。
その名は武藤芙亜。

特に過不足無く、冒頭の入りとしては普通なんで、これはこれでアリだと思うのですが、逆に言うと、
インパクトが足りてないです。
むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました。と同じレベル。
冒頭でいかに読者の心をつかむのか? というのがショートストーリでは大事だと思います。
そういう意味でもったいない。

彼女は人力かきつばた杯の自称マスコットキャラクターだ。

冒頭でも書きましたが、説明口調なのが、惜しまれるところ。
たまにならいいですが、全篇通して説明口調が続くと、文章全体としての勢いを失いますし、
読者をさめさせる原因になると思います。


「ちょっと~、勝手に登場させておいて自称って何よ~。私と原案者に謝りなさい!」
あっ・・・ごめん、ごめん。武藤さんと原案者のgrankoyamaさん。
マスコットキャラクターはなりりんもいるから・・・
「もーいいから早く話を進めなさい」
あっ、はい。

作者を登場させるという手法は、時に有意義ですが、使い方に難ありのような気がします。
もっと自然に溶け込ますとかそんなふうなのがよかったかな?

 と武藤さんが町を歩いていると目の前に武藤さんの父である善蔵が横から飛び出してきた。
「大変じゃ、今すぐわしと一緒にムガタ公園に来てくれ」

説明口調すぎますね。台詞と文章が逆でもよかったかも知れません。

武藤さんはこの親にくだらない発明や用事でつき合わされることが多くうんざりしていた。
ちなみに善蔵は発明家でヘンテコな発明ばかりしている。
「はぁー、今回は何よー」

ここも、台詞と説明文の順序が逆でよかったかな? と。
『うんざり』が残念。これを具体的とか馬鹿らしく表現するだけで、その文章が与える印象はがらりと変わると思います。

「ええい、いいから来い。バカ娘」
と言って善蔵は武藤さんの手を強引に引っ張った。
「ちょっと、どこに行くのよ。バカオヤジ!」
善蔵が武藤さんを連れてどんどん進んでいく。
「ムガタ公園」の看板を超え、公園の中央に魔女の格好をした老婆が立っていた。

これも、ストーリを進めるだけの面白味に欠ける文章。
敵と戦うにしても、敵が待っていて、そこに連れて行かれるという不自然な状況だともったいないです。
もしくは、そこを笑いにかえるかですね。
本来敵がぼーっと待ってくれていたってのは突っ込みどころだと思います。

「よーし、芙亜。地球征服を企むボーゲンの野望を打ち砕くのじゃ!」
善蔵が武藤さんに戦いをけしかけた。
「はぁー、ただのコスプレ婆さんじゃない。なんでこんなのを相手にしなきゃいけないわけ?」

コスプレ婆さんという表現が活きてないですね。

武藤さんはやる気なさそうに言う。
「とにかく、こいつは悪い奴じゃ。やっつけてしまいなさい」
善蔵は詳しい説明もなしに強引に戦いをさせる。

武藤さんがやる気なさそう&善蔵の強引さは、うまく引き立てれば笑いどころになると思うんですが、
惜しいです。大事なことなので何度も書きますが、ストレートな説明口調は笑いに転化しにくいんだろうと。

「はぁー?イミフ(意味不明)なんですけど・・・」
武藤さんは苦い顔をした。

 コスプレ婆さん=ボーゲンは薄ら笑いを浮かべながら
「クククッ、そちらから来ないならこちらから先に攻撃させてもらうだわさ」
と言って左手をあげてかけ声を上げる。
「世界よ!乱れた言葉、暴言で埋め尽くせ!」
空が黒い雲に包まれ、妖気が空から左手に集まっていく。みるみるうちにボーゲンの体は人型の黒い大きな妖気の塊になった。
「えっ、えー!何よこれ?こんなのと戦えっていうの!」
武藤さんは唖然とした。

リアクションが普通すぎます。
今回のsokyoさんのSSだとおじいさんが苦しむだけでも、
>息も絶え絶え
>体力が1目盛り
>白目を剥いて
等、工夫が見られますよね。
こういう工夫が全般的に足りていないです。
既に出てきただけでも、『うんざり』とか『やる気なさそう』とか『唖然とした』とか、直接的な表現が目立ちます。
これらの言葉を面白おかしく言い換えるだけで、ぐんと面白くなると思うのです。
後から出てくる『あきれた顔をした』とかもそうですね。

「ふーむ。敵もなかなかやるのぉー。大丈夫じゃ、こちらにも策がある」
善蔵は冷静に敵を分析しながら言うと、懐から携帯電話を取り出した。
「はぁー?そんな携帯でどうすんのよ!」
武藤さんはあきれた顔をした。
「いいから、この携帯の文字入力画面に『武藤~巨大化!』と打ってみろ」
そう言って善蔵はその携帯を武藤さんに手渡した。
「こんな時に文字を打ち込めなんてどうかしてんじゃないの?」

携帯に文字を打ち込むというボケがボケきれてないので、突っ込みが活きてないです。
また、『どうかしてんじゃないの?』ではあまりに素直すぎます。

と文句を言いつつ、武藤さんは善蔵の言う通りの文字を携帯に打ち込んだ。
その瞬間、携帯から可愛らしい着信音が流れ、地面から立ち上った白いオーラが武藤さんの体を螺旋状に包んだ。
「ピロリロー♪ピロロー♪ピロリロー♪ピロローン♪」
「何、これ?しかも曲が安っぽい魔法少女玩具のような音だし」

ここも惜しい。
これも大事なことだと思うのですが、『安っぽい魔法少女玩具』ってのが、素直すぎ。
不発を覚悟で、プリキュアスマイルコンパクトぐらいの具体性があってもいいと思います。
これも、対照的な表現にsokyoさんの、『ソラカラちゃん』への誘導などがあげられると思います。
かきつばただと、リンクを張れるので、読者が知ってたらよし、知らなかったらリンク先で誘導するぐらいの
工夫ができるかと。
そんで、プリキュアグッズを登場させて、それを否定的に書けばさらにプリキュア擁護派の立場で文章を転がして、
笑いどころを増やしたりできますしね。


武藤さんは焦りながら細かいツッコミを入れた。

こういうの蛇足。突っ込んでいるのはわかってるんだから、突っ込みを入れたなんて解説不要。
書くなら、もうひとひねり。実は武藤さんはプリキュアコンパクトを愛用してたとか、
武藤さんが夜な夜な作曲してた曲と似たり寄ったりのレベルだったとかね。

「すまん、予算の関係上これが精一杯なんじゃ」
善蔵が申し訳なさそうに言った。

これも勿体ないです。予算じゃあ面白味がないじゃあないですか。
これはもっと膨らみますよ。
これも大事なことだと思うんですけど、全体とおしてそうです。
ボケというか笑いの山はたくさんあるんですけど、それらをすべて一番安易な形で浪費してしまっているような。
実は、徹夜でxxx(具体的な作曲ツール)を使用して曲を作るつもりが、チュートリアルを見て終わってしまったとか、
いろいろ面白い理由は付けれるはず。

武藤さんの体はみるみるボーゲンと同じ大きさに巨大化した。

「どうじゃー、携帯で文字を打ち込むことで自在に変身できる『打ち込みちゃん』の力はー」
善蔵が武藤さんを見上げながら声をかける。
「すごい!そのままのあたしの体でロボットみたいになっている」
武藤さんは少し嬉しそうな顔をした。それもそのはず武藤さんはロボットアニメ好きなのだ。

ここもそう。ストーリの流れ上、善蔵の台詞は仕方なしとしても、
ロボットアニメ好きを別の言い方に変えるだけで格段に面白くなるんだろうと思います。
『少し嬉しそうな顔をした』も残念な表現です。
このあたりを一文一文、違う表現に変えるだけで、がらりと印象が変わると思うんですけど、ほんと勿体ない。

「よしっ!がぜんやる気が出てきたー」
武藤さんはその気になったようだ。
「携帯もちゃんと巨大化しとるからそれで応戦するんじゃー」
下から武藤さんに叫ぶ善蔵の顔はなぜか頬が赤かった。
「・・・?」
武藤さんは善蔵の様子に不審に思いながら、近くを通る親子連れに気づいた。
「ママー、大きいおねえちゃんのパンツ、クマさんだよー」
通りがかりの子供が母親の手を引っ張りながら声を上げた。
「こらっ、見ちゃいけません」
母親が子供を叱りつける。
そう武藤さんはセーラー服のままで巨大化したので下からスカートの中身が丸見えだ。

台詞、説明、台詞というサンドイッチでは、勢いが出ないですね。
台詞で一気にたたみかけるとか、地の文で一気にこれらを表現できたら、読み手にもっと面白さが伝わってくるのだと思いました。
全般的に状況説明っぽい台詞→状況説明の地の文なので、ストーリに勢いというか加速感が出ないです。
そのあたりが、工夫のしどころだと思います。
とある、シナリオライター志望さんの書いた作品でちょっと感銘を受けたお話を紹介します。
シナリオっていうのは、地の文では、ほんとに状況説明しかしないんですって。
だから、会話にキャラの表情を持たせる努力を最大限にするのだとか。
この作品では、会話も平坦、地の文も説明のみなので、脚本としてはある意味完成しているのかも知れませんが、
そこに、面白さを伝えるべき、表情というか、表現が不足していると思います。
漫才でいうと、ネタの台本を敬語にして読まされている感じ。
抑揚や、間(テンポ)、表情といったものが、圧倒的に不足しているんです。多分。
だから、折角の展開が小さな笑いどころで終わってしまっているという。ところによっては笑いどころにすらなりえていない。
平坦すぎるのが、最大の改善点なのだと思いました。長くなりました。

親子の会話を聞いた武藤さんは顔を赤くして巨大な足で善蔵を踏み潰そうとした。

踏んじゃえばいいのに。

「エロオヤジがー!」
善蔵はひらりと武藤さんの足をかわして叫んだ。
「わっ、分った。打ち込みちゃんで『スパッツ装着』と打ってみろー」
「はじめから装備しとけよ。クソオヤジ」
武藤さんはそう言って打ち込みちゃんで「スパッツ装着」と打ち込んで装着した。

この流れは好き。ただ、工夫が足りていないっす。
プリキュアだってスパッツ着用なんだから(ほんとに?)そんなのと絡めて面白おかしく書いたら良かったのに。
昨今の幼児向け魔法少女ならスパッツなんて装着は……とか、
おたく向けの一部の魔法少女はあえてスパッツを着用しないでバトルをするけどそこは、カメラアングルとか
切り替えで、間違っても下着は見せない……みたいな一旦ストーリーから離れた脚色を入れると膨らむと思います。
それもこの作品全般に無いところ。
sokyoさんのだと、あちこち寄り道してますよね。アンパンマンとか白戸家とか家庭教師のトライとか。
ここまで読んでやっぱりそうだと確信したのですが、このお話はどこにも寄り道していないですよね。
確かに邪道ではあるのかも知れません。
が、漫画やアニメだと台詞の強弱とか声の抑揚とか表情とか背景とかで、起伏を付けれるところなんですが、
文章だと、それはとっても難しい。
だから、文章で笑いを取ろうと思ったら、よっぽどのボケをぶっこむか、
寄り道しちゃうのが手っ取りばやいんだと思います。


「あっのー、あたいの存在忘れてないかい?お前たち、無駄にストーリーの尺を使い過ぎだわさ」
と言ったのは久しぶりに出番が回ってきたボーゲン。
「知らないわよ!、文句があるならへっぽこ筆者に言いなさいよ」
武藤さんも筆者に少し不満があるらしい。

作者登場というのが、唯一の寄り道パートなのかも知れませんが、素直すぎますね。
へっぽこ作者の葛藤みたいのが書けてたら面白くなったと思います。

「まぁ、いい。どうせお前の運命はここで終わりだわさ」
ボーゲンは体を反って口から黒い気合砲を放った。
「えっ、ちょっと!」
武藤さんは慌てて気合砲をよけた。ほっとしたのもつかの間、よけた気合砲がUターンして武藤さん目がけて向かってきた。
「ちょっと、オヤジどうすんのよ!」
武藤さんは、追跡気合砲をよけながら善蔵に助言を求めた。
「ミサイル発射じゃー、芙亜」
善蔵は武藤さんにアドバイスをした。
「オッケー」
と言って武藤さんは気合砲をよけながら素早い手つきで携帯に文字を打ち込んだ。

テンポ悪し。やっぱり、台詞、説明、台詞という平坦な構成が難あり。
台詞でたたみ掛けるとか、速度感を出したらいいと思います。
程度の低い例ですが、
「きゃ、なに? よけなきゃ……えっ!」みたいに避ける、そしてびっくりみたいな台詞を一気に書いてから、
避けたら、Uターンしてきたよって説明するとかね。
物語が全編とおして、
勇者の攻撃→勇者は剣で切りかかった→魔王にダメージを与えた→魔王の攻撃→魔王は炎を吐き出した→勇者はダメージを受けた
みたいな、ドラクエのターン制バトルみたいに単調になっちゃってます。

「うーん、なんか胸がモゾモゾするわね」
武藤さんがそう言って胸を触った瞬間、胸から煙がでて胸ミサイルとなって発射された。

ここも思い切って、寄り道しちゃえばいいのに。おっぱいミサイルなんて、原典がはっきりしてるんだから。

「へっ?・・・」
武藤さんがびっくりしている間に胸ミサイルは気合砲にぶつかってかき消した。

「今じゃ、芙亜。必殺技『ライトニングサンダーシュート』と文字を打ち込むのじゃー」

ここ、ひねりどころ。
必殺技としては、今思いつくだけで、ベタすぎる、パクリっぽくてダサい、無駄に長い、意味不明、趣味に走りすぎとかいろんなバリエーションの
名前があると思います。これはベタで攻めてるんですかね? ならもう少しひねりようがあったような。

しかし、善蔵の声は届かず武藤さんはガックリした様子でうなだれていた。
「あたしの胸が・・・あたしの胸が・・・」
「ダー八ッハー、貧乳がさらに貧乳になってるだわさー」
ボーゲンが武藤さんをみて笑い転げた。
「ちくしょう、ボーゲンめ、卑劣な手を使いおって!」
善蔵のボケに武藤さんが力弱く突っ込んだ。
「うっうっ、それはあんたのせいだろうが・・・」

まんがなら、こういった展開でも面白のかもしれないですけどね。

善蔵が焦りながら武藤さんに言った。
「だっ、大丈夫じゃ。元の姿に戻ればたぶん胸も元通りになるはずじゃー」
「たぶんかよ・・・」
善蔵のたぶんという言葉がさらに武藤さんの戦闘意欲を下げた。

一転して、ストーリへの注文。
後に、芙亜のネガティブさが核心を突くのですから、ここでそのネガティブについての描写をやっとくべきでしょう。

 ボーゲンの笑いがようやくおさまり武藤さんに言う。
「こんな奴はあたいのパンチで充分だわさ」
武藤さんに黒い拳が襲いかかろうとした瞬間、善蔵が武藤さんへ向かって公園中に響き渡るぐらいの声で叫んだ。
「芙亜ー、逃げちゃだめじゃー」
偶然、戦闘中に「打ち込みちゃん」が善蔵もすっかり忘れていた機能、音声入力モードに切り替わって「逃げちゃだめじゃー」という声が文字としてインプットされるが、音声入力の誤変換で「はげちゃだめじゃー」とインプットされた。

誤変換の理由付けで笑いどころを増やせる場所。iphone弄りとかsiriちゃんとかぶっこめそう。

すると、武藤さんの髪がグングンと伸びボーゲンのパンチを食い止めた。
「なに?」
ボーゲンが動揺している間にパンチ止めた髪から武藤さんのネガティブな気がボーゲンの体に流れ込んだ。
「バカめ!あたいの好物はネガティブな気だわさ」
しかし、武藤さんのネガティブな気はボーゲンの予想を上回る勢いで送り込まれていき、ボーゲンの体は飽和状態になった。
「そんなバカな・・・」

ここで、ボーゲンのネガティブ自慢なんかあれば笑えたと思います。

ボーゲンの体は空を覆うほど膨れ上がり、轟音を立てて大爆発した。
「ズゴゴゴーン」
その爆発は大気圏を越え宇宙へと飛んでいった。
しかし、一部のネガティブな気は日本に降り注いだ。

 こうしていつもの平和が戻った。
ネガティブな気が抜けたせいか、武藤さんは人間に戻った時になぜか胸が元通りになっていた。
武藤さんをむやみに不安がらせた善蔵はその後、自分の娘にしばかれたのは言うまでもない。

オチについては、人様に誇れるような作品を残せたことのない私は何も言えません。



とまあ、思いついたことを好きに書いてみました。
これは、単にひとつの方向性というか、わたしのスタイルやツボなどから思ったことであって、寄り道なしで、まっとうに笑えるストーリーを目指すのであれば、ほとんど参考にならないとは思いますが、緩急は付けないといけないと思います。よっぽど破壊力のあるネタが仕込めない限りは。
あとは、表現の幅。あまりにも真っ直ぐ進み過ぎるような気がします。
一車線の道路のど真ん中を流れている感じ。
4車線ぐらいの道路を車線をまたいでうろうろするぐらいじゃないと、面白い文章ってのは難しいと思います。時に対向車線にはみ出すぐらいの勢いも重要。

とまあ、先日ギャグでmeeflaさんに9点もらったり、それなりに笑えた文章書いたことあるので、自分なりの意見で書きましたが、笑いのツボってほんとに人それぞれなので、このままでも面白いと思う人はいるとは思います。あとは信念もって我が道を行くのか、探り探り読む人のツボを探りながらスタイルを変えるかは、もう人それぞれですね。

2012/11/26 16:45:56
id:maya70828

ありがとうございます。こんなにたくさんの講評を頂けると思いませんでした。グラ娘さんの好みもなんとなく分ってきた気がします。ポイントは良ければテキトーにつけといてください。

2012/11/26 19:57:29
id:grankoyama

わたしの講評と感想のあれはこんなもんです。
講評:書き手であることを、最大限に生かして、しかも身の程をわきまえずに上からずばずば
感想:読者としての視線。書き手の思惑はほぼ封印。

みんな手厳しいな。楽させてくれない。

id:takejin No.6

たけじん回答回数1464ベストアンサー獲得回数1892012/11/26 16:38:02スマートフォンから投稿

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『とりあえずは学園祭のテロリズム』
 
目の前に置いてあるものは、
「これなんだけど」
と差し出されたA4上質紙。印刷されているのは、脅迫文だと思う。たぶん。
【11月25日。今日、学園祭を爆破する。】
「ね、副会長。意味わかんないんだけど、それ」
副会長と僕が呼んでいるのは、目の前でA4上質紙を持っている眼鏡女子。飯尾副会長だ。
「速水会長、爆破予告だと思うの。これ」
それはわかってるつもりだけどね、僕は。
「いや、そうだけどさ、目的は?学園祭阻止?それなら生徒会じゃなくて、学園祭運営委員とか、学園長とかでしょ?」
副会長は、メガネの真ん中の鼻にかかってる部分(ここ、何て言うの?メガネ掛けないから僕にはわからない)を押し上げて、僕に言った。
「そりゃ、学園影の秘密結社”探偵倶楽部”に挑戦状って事でしょう?」
あのね。
「学園影の秘密結社ってさ、意味ないじゃん。この生徒会狙い撃ちでしょ、これ。僕らのことバレバレってことだよね。」
A4上質紙をヒラヒラさせて、僕は言った。
「まあ、まあ、かたいこと言わずに」
その紙を僕の指から奪い、ホワイトボードに磁石で貼り付けているのは書記の森田だ。こいつもメガネをかけている。
「しかもさ、こんなことするのって」
「部員不明の謎のクラブ”テロリズム研究会”ぐらいしかないわよねぇ」
と続ける副会長。
「対策は?森田君」
僕に指名された森田は、ホワイトボードに何やら書き始めた。
「まずは、本拠地”テロリズム研究会”の部室でガサ入れです」
グルグルとボードに赤い丸を書き続けている森田の案には、根本的な欠陥があることに僕は気付いた。
「大山先生には相談しないの?それと、テロリズム研究会が首謀者ってわかってるわけ?」
森田は得意げに、メガネの中央部(ここって、何て言うの、ホントに)を押し上げて言った。
「生徒会お目付け役の大山先生は、パニックするだけで役に立ちませんから知らせません。学園内テロ予告なんだから、テロリズム研究会に”相談”するのが一番じゃないんですか?」
なるほどね、相談ねぇ。
「わかった。それでいこう」
「では、会長と書記の二人で、テロリズム研究会の調査をお願いします。」
ガサゴソと手元で紙類を整理していた飯尾女史が言う。
「副会長はどうするの?」
「ちょっと心当たりが・・・のちほど」
スタスタとメガネ女子は生徒会室を出て行く。どこへ行くんだろう。
「さ、行きますよ」
森田に促されて、僕らは文化部部室棟へ向かった。と言っても、すぐ隣なんだけどね。

学園祭の初日の朝だから、部室棟は大混雑で、なかなか進めない。
三個目の部屋には読みにくい字で、「テロリズム研究会」と書いてある。世の中のテロの実例を調査して、そのようなことを防止する方法を研究してるんだというんだけど。
「どうもぅ」
軽いノリで、森田が入っていく。あれ?ガサ入れってもっと強行するものなんじゃな
部室には誰もいない。
「部長ってだれだっけ」
僕が言うと、森田は振り向いて、
「1年の嶋本ですよ。でも、本当の部長やメンバーは、わからないんですけどね」
「え、そうなの。2,3年は?」
「名目上みんなやめてますよ。ま、僕もそうですけどね。」
なんだそれ。森田、お前もメンバーかよ。
「じゃ、やめた2、3年が犯人じゃ」
森田はフフフと笑って、
「そうかもしれませんねぇ」
ばかばかしい。こいつらの遊びに付き合わなくちゃいけないってことか。僕は森田に言った。
「わかった。ここには証拠も証人も手掛かりもないから、OBにあたろう。」
「そうですね。」
「じゃ、森田。お前とお前の知っているテロ研のOBを紹介してくれ」

そこで、僕のスマホが鳴った。メガネ女史の飯尾副委員長からだ。
「爆破予告はホントみたい。校内4か所で同時テロらしいです」
「って、なんでそんなことが」
「森田さんのカバンにあったメモから探ったんです」
え、森田は?あ、いなくなってる。
「爆破予定は、10時です。あと5分しかないです」
ええええええええ。
「場所はメールしますから、なんとか阻止してください」
えええええええええええええええええええええええ

どうしよう。とりあえず、全部が見える所へ。校庭の特設舞台だ。
あと4分。何ができるんだろう。
とりあえず、手を止めてもらおう。
校舎の出口から、舞台が遠い。

舞台には誰もいない。開会宣言はもうすぐのはずだけど…
マイクは入ってるみたいだ。あと3分。
僕は、特設ステージの上のマイクに叫んだ。

「みんな聞いてくれ。緊急事態なんだ。生徒会長の速水だ。準備の手を止めて。緊急事態だから。爆破のね予告が」
手元のスマホに、飯尾女史からの情報が表示される。
「タコ焼きのとなりの、そこ。火を止めて。油!」
僕は屋台の右端を指さした。次は、飼育舎だ。
 「飼育舎のトカゲの餌っ、そこっ」
屋上を見上げる。
「屋上、その作業中止。その旗止めて」
それから、人ごみの中を帽子をかぶった森田が、こっちに向かって来てる。
「そいつだ。そこの森田。そいつ捕まえて。こっちにこさせないで。」
みんな、なんだかちゃんと聞いてない。緊急なのが分かってないんだ。 
タコ焼きのとなりのフライドポテト、塊を入れそうになってるっ
「そのポテト、ダメダメ」
トカゲの餌入れないでって言ってんだろっ
「その餌、ダメダメ」
見上げる屋上の校旗は、ポールに結び付いたままだ。あ、まだ動いてるっ
「その旗、ダメダメ」
ほらそこっ、森田を捕まえてっ
「そいつ、ダメダメ」
あーもうっ!!マイクに叫ぶっ!!
「芋揚げちゃダメだ、餌あげちゃダメだ、旗揚げちゃダメだ、舞台に上げちゃダメだ、あげちゃダメだあげちゃダメだあげちゃダメだ」
みんな聞いてくれっ
「あげちゃダメなんだってばっ」
校旗がポールの先端に着き、餌箱が飼育舎の台に置かれ、ポテトが鍋に落とされ、森田が舞台に上った。
とたんに。
森田の帽子から花火が、ポールの先端から金色のテープたちが、ポテトの鍋からカラースモークが、餌箱から赤青緑のレーザー光線が。

上がった。

派手なお祭り状態の中で、隣の森田が叫んでいる。
「学園祭テロ大成功!!学園祭バンサイ!はじめようぜ!」

なんだよこれ。学祭の演出かよ。全部あげてよかったんじゃないか。テロ研、なにやってんだよ。

「どうよ、秘密結社”探偵倶楽部”の部長さん。テロ研の勝ちだな」
しかたない、今回は勝ちを譲ろう。
「一つ聞いていいかな。」
「ああ」
ドヤ顔の森田の手を握りながら、僕は小声で聞いた。
「お前が、今、押して上げてるメガネのそこの部分、何て言うんだっけ?」

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id:grankoyama

>評するにも値しない
なんてご謙遜を。
まあまあ面白かったですよ。たけじんさんの書いたのって、大きなはずれと大きなあたりに極端に分かれることが多いんですけど、これは真ん中よりちょっと当たり。

読みやすく、それなりに展開も気になりつつ、あげちゃだめだの連呼のところで感心しつつ。

最後の台詞の意味がわからなかたので、解説希望。
一応メガネのパーツ名称とか検索してみてみましたが、なにがなんだかわかりませんでした。

2012/11/26 20:56:08
id:takejin

すみません。メガネのパーツは全然関係ありません。書いてる最中に、自分のかけているメガネを触って、「あれ、ここってなんて言うんだろう」と思っただけなんです。原因不明の近いものが見えなくなる病気にかかったみたいなので、応急処置として遠視用のメガネをかけてみたんですが…慣れないもので、よくわからない。では「人力検索」に聞いてみようと思った次第です。ええ、そっちが主です。

あげちゃだめ の連呼を最初に思いついて、「あげる」「上げる」「揚げる」「挙げる」。それから場面を設定して、今回は一気に書いちゃいました。打ち合わせが詰まらなかったので…

2012/11/27 01:23:14
  • id:gm91
    出足が鈍いので、陛下の好きそうな方向で一筆したためました。
    あと、講評希望にて候。
  • id:misato385
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm666880
    お世話になりました。
  • id:sokyo
    コメントもらうのだいすきです♪
  • id:grankoyama
    グラ娘。 2012/11/26 23:32:22
    終了しました。BAのsokyo(敬意を表して呼び捨て!)と次点のたけじんさんには加点しときました。
    他の方もわざわざ参加くださりありがとうございました。
    少数ながらバリエーション豊富で、好みとは違いましたが、他の方の作品もくおりてーって奴が上がってきて、
    もう、かきつばたに参加するのが怖くなりますよ。(って、開催されたら深く考えず勢いだけで駄文を綴るんですけどね)
  • id:misato385
    全てにおいてスランプなう
    ゲーム、絵、SS、勉強、運動、外出、体調管理、なんかスランプとかじゃないもの混じってるけど完全に不調
    誰か私に努力させる方法を考えて下さい努力って何だっけ自己喪失……は前からあったな
    そんなわけで今の私には良いSS書けないんだぜっていう言い訳でした、まる。

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