奥さんがうつ病で、旦那さんもうつ病にかかって自殺未遂を起こした中年夫婦がいます。
いまは離婚しています。離婚することで伝染が弱まるということはあるでしょうか?
「伝染」について、下記の大辞林の定義(2)の意味での回答をお願いします。
(2)良くない現象や傾向が別の人に移ること。
http://www.weblio.jp/content/%E4%BC%9D%E6%9F%93
※この質問は http://q.hatena.ne.jp/1356163440#a1182571 の続きです。
伝染のようなことはありえます。
うつ病の人の場合、気分の落ち込みや自責感、希死念慮などがあるわけでそれを「共感=ともに感じる」てはいけないのです。
ただ、その人がどれほど辛い状態にあるのかを理解して、本人や周囲の人に適切な説明と介入をし、薬物療法を行うことが精神科医の役目です。
感情的に揺れやすいひとに共感的に接するとお互いが共振します。
相手はさらに不安定になるし、治療者のメンタルヘルスにも問題が出てくるでしょう。
研究する精神科医のノート
http://santorinix.blog40.fc2.com/blog-entry-27.html
プロでない限り、共感してしまいがちですので
一緒にいる人間にもかなりの精神的負担がかかりがちなので、そういう意味では、伝染します。
これ人だと伝染するとかいう表現で、誤解を招きやすいのですが
うつ病の人が
大きな事故や事件、自然災害をみて
不安が助長されて、よくない結果になる傾向にあるのと同じ話です。
事実をみて、共感みたいなことをしてしまうため
もしくは、感情移入みたいなことをしてしまうために、精神に負担がかかってしまうということです。
うつ病の家族がいて、一緒に生活をしていれば
疲れがちでしょうし、精神的なサポートがなければ家族もつらいでしょう。
そういう状態の人’(家族)が、うつ状態になりやすいのは普通です。
うつ病の家族でなくて、介護する必要のある親がいるとかそういうのでも良いでしょう。
介護疲れでうつ症状を示す人はいます。
で、現象だけ見ると、伝染していると理解してもそれほど間違いがないわけです。
>離婚することで伝染が弱まるということはあるでしょうか?
人によりけりですが、そういう可能性はあります。
そのあたりは専門家(主治医)に相談すれば良いと思いますし、またそういうことはあり得ることも教えてくれますよ。
詳細については不明ですが、うつ病は伝染病では有りません。
一般には心の病とされています。しかし、実は心ではなく脳の神経系の病気です。
また、ストレスから起きる病とされています。
恐らく奥様がうつ病になったため、その介護をするうちに、ご主人もうつ病になったと考えられます。
離婚したからと言って、直ぐに元も正常な状態に戻る場合もありますが、要素を元々持っている場合は、そのまま継続される場合も有ります。
以前のページにも有りますが、隔離と言うような行為は逆効果になる場合も有りますので、一度専門の医療機関で受診されては如何でしょうか。
勘違いしたようです、申し訳ない。
うつ病は伝染しません、
ただ、伝染したかのように見えるだけだと思います。
ありがとうございます。
伝染したかのように見えるだけなんですね。
うつ病・・・それは脳がストレスに対して、回避行動を起こしてしまう、楽しんでできていた趣味や活動にあまり興味を感じられなくなる、食欲が低下、あるいは亢進してしまう、寝つきが悪くなる、動きが鈍くなる、口数が少なくなる、声が小さくなる、根拠なく自分を責めたり、過去の些細な出来事を思い出しては悩んだりするようになる、気持ちが沈み込んでつらくてたまらないために死んだ方がましだと考えるようになる、これらの症状によくなる怖い精神的な病気です。僕の親戚もかかったらしいです。
この病気は、伝染します。まぁ、風邪みたいに伝染はしませんが、
例えば、自分の一番大切に思う方がうつ病になり、その症状等が自分を追いつめ、それが原因で自分までうつ病になる
こんなこと(言い方が少し悪いかな?)、よくあるらしいです。
離婚して治るとは限りませんが、その原因から、距離を置くことは適切な判断かもしれませんね^^
しかし、それが逆効果になる場合も、あり得ます。
例えばその大切な人と離れて、もしその方が自分の支えだとしたら、別れたら、余計精神的に追われる場合もありますし・・・・・・
どっちの選択をするかはその人自身です。
決断することでメリットになるか、ならないかは誰にも分かりませんが・・・
どうしても分からなければ、うつ病の症状と種類 - うつ病ドリルを見るのもいいかもしれませんよ^^
こんなアドバイスですみません(そもそもアドバイスになるのか?)
少しでもお役にたてると嬉しいです。
感染ではなく「伝染」するかどうかを質問しています。
47%の根拠はありますか?
一応お知らせしといた方が良いかと思ったのですが・・・どうでも良い情報をすみません・・
先程も申し上げましたが、正確な情報ではありません。ただ、何も教えないよりはマシかと思いまして・・・なんかの誤解を招いてしまったのならすみません
深くお詫び申し上げますm(。-_-。)m
自分はウツ病患者です。
自分の経験から言えば、ウツ病患者の介護に疲れ、疲弊してしまった、というのが近いのでは無いでしょうか。
病気で寝たきりだったり、痴呆症などの老人の介護に疲れて自殺してしまったという事件と似ているのではと個人的に思います。
どのような病気であれ、回復の兆しが見えないとか長期間にわたる状態ですと、介護する家族のストレスというのはかなりのものがあります。
自分の場合は、今はもう亡くなった母親でしたが、かなり辛かったと後々聞かせてくれました。ただ、母の場合、自分の担当医やカウンセラーと面会、会話してくれ、3者面談により、かなり色々とお互いの気持ちなどを話す事ができるようになっていきました。
病気は患者だけでなく、患者家族全体の問題だと個人的に考えます。
どうすれば、ウツ患者に構い過ぎず、かといって放置しすぎず、そして、生活のクオリティを保つ事ができるか。家族がストレスをなるべく抱える事が無い状態にできるか。これらの点について、精神科の担当医や、大きな病院ですと「医療相談室」などありますので、そういうところで相談すべきだった案件だと思います。
ありがとうございます。
うつ病を患っておられるとのことで、いろいろ大変なこととお察しいたします。
しかし、あなたの経験や、うつ病が回復するかどうかを問うているのではなく、うつ病が伝染するのかどうかを質問しています。
質問文をよくご覧になってからコメントいただければ幸いです。
もちろん医学でいうところの伝染はないと思います。ウィルスで発病するものじゃないのですから。
だけど影響はあると思いますし,ご夫婦そろって鬱病になってしまったメカニズムはある程度説明できると思います。
①既に皆さん回答されているように介護によるストレスが発病の引き金となった
②鬱になりやすい性格傾向はある程度学術的に指摘されています(完璧主義,自尊心の低さなど)。惹かれあってご結婚されたご夫婦ですから,よく似た傾向をもっていた可能性はあります
③認知療法の立場では,ストレスそのものよりも,それに対する「考え方」が重視されます。すなわち,同じストレスフルな状況にであっても,どのように考えるかでその影響は異なるということです。そしてその考え方というのは気質というよりは,癖や習慣によるところが大きいと考えられています。うつ病の方特有のマイナス思考をずっと聞かされていると,下手をすると側で聞かされている方もそのような考え方が癖になってしまうことがあるでしょう。
しばらく距離を置くことには意味があると思います。そこでポジティブな発想を持てるようになれば,鬱病から立ち直ることができると思います。このとき,距離を置いた後の環境が重要だと思います。また暗い考え方に支配されるような環境だと,回復どころか悪化してしまいますから。そして,前向きな考え方ができるような環境の要は,ズバリ「人」だと思います。一人暮らしはよくないでしょう。ご実家などで療養されるのがいいと思います。
もちろん、感染医療の立場で答えたのではなく、その(2)の意味での伝染を前提に、私なりの理解でメカニズムを説明したつもりでした。質問者さんにできるだけ何かいい示唆をと思って答えたつもりでしたが、先回りし過ぎてしまい、余計なことを書いてしまっていたようでした。質問者さんは、何か特定の状況について相談されているのではなく、「うつ病が伝染するか」ということだけを問われているのですね。
それでもやはり私の回答としては③になります。だから答えとしては“NO”になると思います。すなわち、一見伝染しているように見えても、その背後要因として“マイナス思考”というものがある。ではマイナス思考が“伝染”しているのかというと、そうではなく、この場合は“学習”されるのだと思います。
ただ、鬱病の方の声や表情や態度を見ることが、ネガティブな感情を生起させる手がかりになって、それがマイナス思考を活性化させるということはあるとは思います。それを“伝染”というならYESということになります。
ところで、そこに何も情報がないのにテレパシーのように思考や感情が他人に伝染するということ、少なくとも私はそういうこと自体がないと思っています。一部の研究者を除き、科学的な立場をとる人の多くもそうだと思います。そもそも、例として挙げられているあくびの伝染もそうだと思います。もしかしたら、そういう研究があるかもしれませんが、仮に次のような実験をやったとすると、
①側で誰かがあくびをしているの見聞きする条件
②側で誰かがあくびをするのだが参加者は目隠し大音量ヘッドフォンをしている条件
参加者のあくびが誘発されるのは①の場合だけだと思います。
コメントをありがとうございます。認知療法という分野があるのですね。参考になります。
奥さんがうつ病になって、自分も苦しくなってしまっただけの話であり、伝染したわけではありません。
離婚したらそれから解放されるので大丈夫だと思います
ありがとうございます。
苦しさから解放されるのなら、離婚した方が良いのですね。
そう見えるだけで、伝染するものではありません。
これは、みなさんと同意見です。
質問者さんがきちんと発病についてのプロセスについて回答者さんたちの回答に耳を傾けるべき事です。
もし、あなたがこのような質問サイトで納得出来ないのであれば、それはあなたが自分で学者さんなりお医者さんなりであちこち聞いて回るべき事なのでは?と思います。
多少厳しい事を言えば、
質問者さんが言葉遊びで「伝染とも取れるよね?」と言わせたいだけなのでは?と思います。
それは、うつ病の誤解を加速させるだけなので、やめていただきたいです。
このような禅問答のような行為は、
うつ病をはじめとする精神病の人たちにとっても、とても迷惑です。
ありがとうございます。
しかし、「禅問答」というのは的外れのご指摘です。国語辞典の定義を引用した質問なのですから。
また、「うつ病をはじめとする精神病の人たちにとっても、とても迷惑」というのは、貴方の勝手な推測ではないでしょうか。実際、うつ病を患っておられるNo.3の回答者の方からも詳しい回答をいただいております。
こうした公開の場での質疑応答を止めさせることこそが、「うつ病の誤解を加速させる」ことにつながるのではないでしょうか。
伝染のようなことはありえます。
うつ病の人の場合、気分の落ち込みや自責感、希死念慮などがあるわけでそれを「共感=ともに感じる」てはいけないのです。
ただ、その人がどれほど辛い状態にあるのかを理解して、本人や周囲の人に適切な説明と介入をし、薬物療法を行うことが精神科医の役目です。
感情的に揺れやすいひとに共感的に接するとお互いが共振します。
相手はさらに不安定になるし、治療者のメンタルヘルスにも問題が出てくるでしょう。
研究する精神科医のノート
http://santorinix.blog40.fc2.com/blog-entry-27.html
プロでない限り、共感してしまいがちですので
一緒にいる人間にもかなりの精神的負担がかかりがちなので、そういう意味では、伝染します。
これ人だと伝染するとかいう表現で、誤解を招きやすいのですが
うつ病の人が
大きな事故や事件、自然災害をみて
不安が助長されて、よくない結果になる傾向にあるのと同じ話です。
事実をみて、共感みたいなことをしてしまうため
もしくは、感情移入みたいなことをしてしまうために、精神に負担がかかってしまうということです。
うつ病の家族がいて、一緒に生活をしていれば
疲れがちでしょうし、精神的なサポートがなければ家族もつらいでしょう。
そういう状態の人’(家族)が、うつ状態になりやすいのは普通です。
うつ病の家族でなくて、介護する必要のある親がいるとかそういうのでも良いでしょう。
介護疲れでうつ症状を示す人はいます。
で、現象だけ見ると、伝染していると理解してもそれほど間違いがないわけです。
>離婚することで伝染が弱まるということはあるでしょうか?
人によりけりですが、そういう可能性はあります。
そのあたりは専門家(主治医)に相談すれば良いと思いますし、またそういうことはあり得ることも教えてくれますよ。
共感という現象があるのですね。ありがとうございます。
書いてみたらすごく長くなっちゃいましたが。
端的に言うと、人によっては相手の感情に共感する傾向が強いため(これは良いことでも悪いことでもなく、単にそういう傾向というだけですが)伝染します。
これはNo.7の方と同じ考えです。
また、離婚ということは、生活の共有自体をやめるわけで、人生の一大イベントです。
これは患者にものすごい負荷を与えますし、患者が死んだり自分が復讐されて、後で大変迷惑な事態になる度合いは、どうしても大幅に上がります。
それでも、すでに関係がこじれていて、「後に大変迷惑な事態になろうが、それは全部引き受ける」と家族本人が心の底から思っているなら、そりゃ離婚するのは家族本人の決断です。
家族レベルでの視野を持てないほど疲弊しているなら、それはもう今の自分が大事です。
ただ、患者は決して無視できない確率で、死ぬか復讐しに来ます。そこは、離婚するのと、死者を出すか復讐されるかと、どちらが重いかは予めよく考えておくべきでしょう。
また、離婚した後での患者の対処をどうするかは、当然医師にちゃんと相談しなければなりません。
そこで医師が離婚を止めるかどうかは私には分かりません(多分患者のために止める)し、その言い分に家族本人が納得できるかどうかは私には分かりません。
納得すれば離婚はやめればいいし、納得しないならさらに弁護士に相談するとよいでしょう。
それで訴訟になるか、勝てるか、という問題もありますが、それもどうなるかはやはり私には分かりません。
私は当然、患者を死なせたり、復讐させたりということは道義的には決して許容できません。
それでも、家族の苦衷もそういうのがあるということだけは分かるので、あえて道義的には許容できないことを書きました。
***
以後の文章は、家族の病気と付き合う必要のため書きましたが、そうでないなら全くの無駄話なので、すっ飛ばして構いません。
離婚した夫婦にとっては当然手遅れでしょうし、だから助言にもならんでしょう。
どんな病気もそうですけど、こういう時はさっさと投薬するか、入院させるかしかありません(普通は投薬します)。
家族はカウンセリングを受け、その際に相手にどのように振舞うべきか訊くのがよいでしょう(教わらない人の方が多いですが、効率上教わった方がはるかに生活上役立ちますし、ストレスも小さくて済みます)。
また、相手の病気を悪化させることはしない方がいい、ということに当然なります。
生活を共有しないなら、知らないことに口出しすること自体が危険です。
だって相手に無駄な努力を要求することになるのだから、いつか復讐されます。
だから病気の治療について何か自分の考えを言おうとするのはやめましょう。
これは重要だと思うのであえて書きました。
これに加えて、生活を共有するなら、どうしても最低限の関わりは持たざるを得ません。
この場合、相手の生活が崩壊するのを黙って見ていることや、相手の生活をついカッとなって破壊することが危険です。
本当は離婚自体が生活の一大破壊なのですが、それを家族がやってよいのかどうかは既に述べました。
患者より本人の生活が大事なら、そこはDo Itなんじゃないでしょうか。
繰り返しますが、私は当然、患者を死なせたり、復讐させたりということは道義的には決して許容できません。
それでも、家族の苦衷もそういうのがあるということだけは分かるので、あえて道義的には許容できないことを書きました。
コメントをありがとうございます。
うつ病と双極性障害は別の病気だと思っていましたが、伝染のいう観点では同じものなのですか?
躁病は、人にもよりますが、イライラした感情が表に出てくることがあります。伝染しない能力のない人には、うつ病の気が滅入る感情と同様、伝染することがありえます。
繰り返しますが、伝染する人は伝染するし、伝染しない人には伝染しません。「伝染する」と言っても、これが万人に通用するような単純な話ではないので、そこはご理解ください。
というより、これは感情と共感に関することには(健康なことも含めて)すべてのことに付きまといます。これを伝染と言うなら、感情と共感に関しては、伝染することもあればしないこともある、としか言えません。そこも含めてご理解ください。
簡潔にいいます
感染はしません、その場合妻のうつ病の介護でストレスが溜まり、うつ病になったのだと思われます
ありがとうございます。
しかし、「伝染」するかどうかを質問しています。
質問をよくご覧になって、コメントいただければ幸いです。
ありがとうございます。
そのサイトを読むと、伝染する可能性が高いようですね。
横槍を失礼します。そのサイトの先生とて、比喩的に「感染」という言葉を用いているだけであって、説明の内容をよく読めば、多くの方が答えておられるのと同様、ストレス(あるいはストレスコントロール)で説明していると思います。また「伝染」という言葉は一切使っておられません。
結局は「伝染」とか「感染」とかいう言葉をどのような意味で用いるか、というところに議論は帰するのだと思いますが、メカニズムの説明や理解をすっ飛ばして「要するに伝染するかどうかだ」とやや乱暴な一行に集約させてしまうのはよろしくないと思います。そういう理解は、例えば、ほかの社員に伝染するという理由で鬱病の社員を解雇するなんていう危険な論理を許してしまったり、離婚の理由を正当化してしまったりすることに結びつくと思います。
共感という現象があるのですね。ありがとうございます。
2012/12/30 08:07:03