イスラエル滞在中に「バル・ミツワー」というユダヤ教の成人式を知りました。「バル・ミツワー」をWikipedia等で調べてみると式を執り行う年齢など平安時代ごろからの日本の成人式である「元服」との類似性に気づきました。詳細ご存知の方がおりましたらご教授お願いできないでしょうか。
直接的な関係があるかはわかりませんが、共通点として、第二次性徴(陰毛、精通など)の時期を迎える10歳代前半の男子の成人を示すものとして行われるというのが挙げられると思います。
場所は違っても、このような本来の人間としての生理的なサインは共通ですので、これがそれぞれの儀式が始まった原因となったと考えられます。
…成人になった(13歳になり、陰毛の生えた)男児は…
バル・ミツワー - Wikipedia
第二次性徴期を迎える十代前半の男児が初めて褌(ふんどし)を締めて成人と見なされることから由来する。…公家など支配階級が行う「元服」に相当する庶民階級の通過儀礼であった。
褌祝 - Wikipedia
キリスト教にも、堅信礼(confirmation)という類似の儀式がありますね。
【キリスト教】 堅信礼 《通例幼児洗礼を受けた者が成人してその信仰を告白して教会員となる儀式》
http://ejje.weblio.jp/content/confirmation
ご回答ありがとうございます。思春期を迎えた子供にイニシエーションを行うのはユダヤ教だけではなくキリスト教(幼児洗礼とのことですからカトリックのみでしょうか?)も同様なのですね。日本においても元服のみではなく褌祝という儀式も存在していた。思春期を迎える子供のために通過儀礼を行うのは他の地域、宗教にも存在するのかどうか興味があります。
2013/01/13 03:26:48