墓地区画内の「無縁一切之墓」について

近隣の曹洞宗の寺に附属する墓地に多数の区画があり、それぞれの区画に「○○家」「○○家先祖代々之墓」「先祖代々之墓」があります。そうした区画が100あるとすると、40区画くらいあるいはそれ以上の区画内に、それぞれのメイン墓石の隣に「無縁一切之墓」という墓石があり、メイン墓に花を生けたときに、同時に無縁一切之墓にも花を生けているようでした。そういう花を共に生けた跡のある区画が少なくとも20はありました。
無縁一切之墓の墓石はメインの墓石の高さの1/3ほどでしたから、体積は1/10くらいでしょう。(真上からみたときに正方形の無縁一切之墓もそれなりの数がありましたが、奥行きの短いものもありました) 墓地区画はそれなりの昔からあるように見えるのに、その中にある無縁一切之墓の墓石がせいぜい十年以内建立のような新しいものありました。 墓地改葬以前の墓を無縁扱いしたようには見えません。
各家?の区画に無縁一切之墓がなぜあるのか?
メイン墓と一緒に墓参されるというのがどういうことか?
昔、各家の使用人、下男、下女など菩提を弔うためでしょうか?

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  • 登録:2013/04/14 13:00:30
  • 終了:2013/04/21 13:05:05

ベストアンサー

id:meefla No.1

meefla回答回数977ベストアンサー獲得回数4552013/04/14 22:38:24

ポイント50pt

「無縁仏」は、一般的な用法では「弔ったり供養したりする縁者がいない死者や霊魂」ですが、仏教用語ではこれより広い用法になります。

弔う縁者のない,さまよえる霊魂。また非業の死をとげるなどして家へもどれない遊魂のこと。(中略)無縁仏には個人または集団でことあるごとにまつる必要があるとされた。中世の霊魂祭祀では,個々の無縁霊がもれないように,総括して法界,三界万霊,無縁一切精霊などと表現していた。

無縁仏 とは - コトバンク

(強調引用者)

ここで、「非業の死をとげるなどして家へもどれない遊魂」の範囲ですが、

無縁仏とは、一般に供養してくれる親類縁者のない霊魂のことですが、戦死・事故死・自殺など横死者の霊魂なども含みます。

お寺を知ろう

との事です。

先祖の供養をする時には同時に無縁仏の供養も行うという習慣は、曹洞宗だけではなく、仏教全般で行われているようです。

法要をいとなみ、供養する際は「有縁無縁一切の精霊」の供養をするのが仕来たりです。
仏教は「慈悲」の宗教ですから関係の無い無縁の精霊まで供養して上げることになっています。

ご供養は情を込めて | 月刊web観自在

従って、お墓にはすべからく「無縁一切之墓」が併設されていそうなものですが、そもそもお寺には「無縁仏」を合祀する墓があったりしますし、時代の変遷やその家の経済状況やその土地の風習などによって「無縁一切之墓」を併設するお墓の方が少なくなっているのだと思われます。

なお、東大の岩本通弥教授が編集した『記憶』には、

無縁之墓の台座にはその家の屋号があったり、なかには〇〇家無縁之墓とか、〇〇家 無縁総墓と刻まれたものもあるように、仏教のいう法界衆生,三界万霊等の一切精霊ではなく、文字通り、緣が無くしてこの世を去った、その家の未婚者の霊が祀られている。

記憶 - Google ブックス
という記述があります。

お役に立てることを祈りつつ。

id:hathi

ありがとうございました。
「44 ページ : 無縁之墓の台座にはその家の屋号があったり、なかには〇〇家無縁之墓とか、〇〇家無縁総墓と刻まれたものもあるように、仏教のいう法界衆生,三界万霊等の一切精霊ではなく、文字通り、緣が無くしてこの世を去った、その家の未婚者の霊が祀られている。」
こういうことだったのですね。
{法要をいとなみ、供養する際は「有縁無縁一切の精霊」の供養をするのが仕来たりです。 仏教は「慈悲」の宗教ですから関係の無い無縁の精霊まで供養して上げることになっています}のような説明では、なにか釈然としないというか、実態の説明になっていない感じがしていたのですが、『無縁』の意味が『切ない・無常』のような感情を含めた慰霊で、先祖代々には入れられない人々という意味があったと考えれば、納得がいきました。
ありがとうございました。

2013/05/11 07:42:50

その他の回答(3件)

id:meefla No.1

meefla回答回数977ベストアンサー獲得回数4552013/04/14 22:38:24ここでベストアンサー

ポイント50pt

「無縁仏」は、一般的な用法では「弔ったり供養したりする縁者がいない死者や霊魂」ですが、仏教用語ではこれより広い用法になります。

弔う縁者のない,さまよえる霊魂。また非業の死をとげるなどして家へもどれない遊魂のこと。(中略)無縁仏には個人または集団でことあるごとにまつる必要があるとされた。中世の霊魂祭祀では,個々の無縁霊がもれないように,総括して法界,三界万霊,無縁一切精霊などと表現していた。

無縁仏 とは - コトバンク

(強調引用者)

ここで、「非業の死をとげるなどして家へもどれない遊魂」の範囲ですが、

無縁仏とは、一般に供養してくれる親類縁者のない霊魂のことですが、戦死・事故死・自殺など横死者の霊魂なども含みます。

お寺を知ろう

との事です。

先祖の供養をする時には同時に無縁仏の供養も行うという習慣は、曹洞宗だけではなく、仏教全般で行われているようです。

法要をいとなみ、供養する際は「有縁無縁一切の精霊」の供養をするのが仕来たりです。
仏教は「慈悲」の宗教ですから関係の無い無縁の精霊まで供養して上げることになっています。

ご供養は情を込めて | 月刊web観自在

従って、お墓にはすべからく「無縁一切之墓」が併設されていそうなものですが、そもそもお寺には「無縁仏」を合祀する墓があったりしますし、時代の変遷やその家の経済状況やその土地の風習などによって「無縁一切之墓」を併設するお墓の方が少なくなっているのだと思われます。

なお、東大の岩本通弥教授が編集した『記憶』には、

無縁之墓の台座にはその家の屋号があったり、なかには〇〇家無縁之墓とか、〇〇家 無縁総墓と刻まれたものもあるように、仏教のいう法界衆生,三界万霊等の一切精霊ではなく、文字通り、緣が無くしてこの世を去った、その家の未婚者の霊が祀られている。

記憶 - Google ブックス
という記述があります。

お役に立てることを祈りつつ。

id:hathi

ありがとうございました。
「44 ページ : 無縁之墓の台座にはその家の屋号があったり、なかには〇〇家無縁之墓とか、〇〇家無縁総墓と刻まれたものもあるように、仏教のいう法界衆生,三界万霊等の一切精霊ではなく、文字通り、緣が無くしてこの世を去った、その家の未婚者の霊が祀られている。」
こういうことだったのですね。
{法要をいとなみ、供養する際は「有縁無縁一切の精霊」の供養をするのが仕来たりです。 仏教は「慈悲」の宗教ですから関係の無い無縁の精霊まで供養して上げることになっています}のような説明では、なにか釈然としないというか、実態の説明になっていない感じがしていたのですが、『無縁』の意味が『切ない・無常』のような感情を含めた慰霊で、先祖代々には入れられない人々という意味があったと考えれば、納得がいきました。
ありがとうございました。

2013/05/11 07:42:50
id:boost_beast No.2

boost_beast回答回数785ベストアンサー獲得回数312013/04/20 22:36:46

ポイント50pt

無縁仏とは

墓に葬られ、子供や兄弟など親類縁者によって供養されるが、代を重ねるに連れ、墓の承継者の消滅などによって無縁化する場合が出てくる。

処分するのが面倒なのか無縁墓でも墓参する人がいるんだと思います。

id:sin3364 No.3

sin3364回答回数967ベストアンサー獲得回数492013/04/21 08:14:33

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無縁仏供養
http://toudaiji.sakura.ne.jp/other59.htm
無縁さまを供養すると次の五つの善い果報があるとお経に説かれています。

永代供養と無縁仏の違い
http://lifejoho.info/category1/entry2.html

id:nikodesu No.4

ニコ回答回数1025ベストアンサー獲得回数392013/04/21 08:26:17

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hathiさんの説も考えられますg、
基本的には現在見守る人もいなくなり、そのままになってしまったお墓でしょう。
世の中の厳しさを象徴していますよね。

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