・それぞれが気にしていることは何か
・時系列では何が起こるか
個人的な経験からのお話で結構です。
宜しくお願いします。
苦節十一年 ~ 中折れ三年、破棄八年 ~
ライターは、フリーの請負契約者。ボツになると、原稿料が出ない。
エディターは、出版社の正規社員。ボツになっても給料賞与が出る。
デスクは、エディターの上司で編集長。鬼より恐いボスと呼ばれる。
まず、企画会議・編集会議で、エディターの担当が決まる。
つぎにエディターが、ライターを呼びつけ、原稿を発注する。
(テーマ、文字数、納期を指定し、取材先との交渉を指示する)
ライターが初稿を持参し、エディターがケチをつける。
必要な部分を修訂し、ときには再取材して、二稿を補完する。
エディターがデスク(編集長)の閲覧と許可を得て最終稿を完成する。
取材にあたって、カメラマン・イラストレーター・速記者、その他が
同行する場合もあり、ふつうエディターが選任して、個別に契約する。
ライターは取材後、発行後、入金後に電話で、盆暮に金品で謝礼する。
ライターが成長し、いつの日かエディターに「先生」と呼ばれる。
はじめて「先生」と呼ばれたら、いそいで小料理屋で酒食をもてなす。
最後は取材前、取材後、発行後に、編集長から電話で「挨拶」される。
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/B000J77GN8
── 本多 勝一《職業としてのジャーナリスト 19840320-19880415 朝日文庫》
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19840320 出版社と原稿料と著者との関係 P143
いやー面白くて分かりやすいです。ありがとうございます!
2013/08/06 17:50:28企画に深く絡める人ほど偉いんでしょうね。