【謎解き・ドリンクソムリエール・売れない歌手の三姉妹】


ドリンクソムリエール・クイズです。なお今回は問題文が長いので、補足欄に書きます。「ドリンクソムリエール」というクイズや回答方法については、過去問を参考にしていただければと思います。

疲れたOL http://q.hatena.ne.jp/1349464702
スランプの絵本作家 http://q.hatena.ne.jp/1352060942
頑固な鰹節屋 http://q.hatena.ne.jp/1371664387
癖のある関西弁の先生 http://q.hatena.ne.jp/1372858646
太った中間管理職 http://q.hatena.ne.jp/1358687537(meefla様作)

小説風回答を歓迎します。
回答は12月14日(土)の21:00-21:59に。22:00以降に締切&正解発表をします。

参加予定の方は、コメント欄に参加する旨を書いていただけると嬉しいです。
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  • 終了:2013/12/15 01:20:19
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id:lionfan2

【謎解き・ドリンクソムリエール・売れない歌手の三姉妹・問題文】

「ソムリエール喫茶」に、二十代後半の長身の3人姉妹が入ってきた。そのうち、赤い服を着たすっきりとした瞳の、まっすぐな長髪の長女が話しかけた。

長女「絵本作家のE瑠に聞いて来たんですけど、この喫茶店って、悩みを言うとソムリエールさんが解決してくれるそうね」

B美は眉をひそめた。

B美「お客様のお話を伺って、合うと思われる飲み物をお勧めする喫茶店ですが」

白い服を着た、巨乳で甘い雰囲気の次女が続けた。

次女「どんな悩みでもぉ、一瞬で鮮やかなアドバイスをくれるんでしょぉう?」

黄色い服の、スリムでスポーティな三女が続けた。

三女「そのあとで飲み物を、アドバイスにうまくこじつけて出すって言ってましたよっ」

B美は叫んだ。

B美「違います!」

3人娘は声をそろえて笑った。B美はため息をついて、3人を席に案内した。

長女は話し出した。

長女「私たち、イギリス人のクウォーターなんです」

次女「お姉ちゃんはぁ、2年先に生まれたのよねぇー」

三女「私たちは双子なんですよっ!」

B美は頷いた。

長女「おじいちゃんは歴史のある貴族なんだけど、父の代から没落したんです」

次女「それでぇ私たちもぉー、お金を稼ぐ必要が、出てきたのねぇー」

三女「私たちはみんなっ、子供のころからイギリスに留学しててっ、本格的に声楽を勉強してたんですっ。だから、歌手になろうって思ったんですっ!」

B美は先を促した。

長女「私たち、ルックスやスタイルはまあまあでしょ? 歌も本格的なのよ! アカペラだって余裕なの。肌はボロボロ、CDは音声加工しまくって、ライブは口パクでごまかしてる、日本のアイドル歌手なんかとは違うんだから!」

B美は真剣な顔で頷いた。

次女「それでぇ、大学院を卒業して日本に戻ってからぁ、芸能事務所に入ろうとしたんだけどぉ、ぜぇんぜん、ダメだったのぉー」

三女「日本は若さ重視だからダメだとかっ、図体が大きくてかわいげがないとかっ、お笑いにも向かなさそうだしとか、さんざん言われてっ!」

長女は悔しそうに言った。

長女「歌唱力は認めるけど、本格的すぎるんだよ。学歴も高すぎて、かえって芸能界じゃジャマだね。高級感がありすぎて、アイドル路線じゃ売れないねえ。肌はきれいだしスタイルもいいけど、ハードなお色気は無理だろ? セクシー路線を狙うには健全すぎるんだよ、ファミリー向けならいいけど、とか」

3人はため息をついた。

長女「だからこの喫茶店に相談に来たんです。私たち、今後、どうしたらいいと思いますか?」

B美は頷くと、きっぱりと宣言した。

B美「ぜひお勧めしたいドリンクが、皆様に1本ずつ、ございます」

次女「それ、何なんですかぁ?」

B美「商品名はあとで申し上げます・・・3本とも、同じ会社のドリンクです」

三女「はいっ!」

B美は続けた。

B美「飲みきれないと思いますので、残った分は、家にお持ち帰りになっていただければと思います。また歌手として成功したいという件についても、今後の方向性のアドバイスと、その方面へのコネを持つ知り合いを、ご紹介できると思います」

3人は驚いた。

長女「説明してください!」

ベストアンサー

id:takejin No.1

回答回数1543ベストアンサー獲得回数203

ポイント333pt

「みーずのさん、ったらみーずのさん」
「なんじゃ」
「暇なの?」
「ヒマ」
「脚本は?」
「第4稿はこれ。」
「え、どうしたの?」
「年末進行前に、全部整理してたら暇になったの」
「じゃあ、はてなもOKでしょ」
「あー、うー、全然ダメ」
「なんでよ、ドリンクは簡単にわかったでしょ?」
「そりゃそうだ。ストレートな赤い長女と巨乳の次女と、黄色い三女だろ」
「どう見ても午後の紅茶」
「飲みきれないんだから、最初の1.5リットルで出てくる」
「そこまでわかってたのに」
「どう、売れない歌手が売れるようになるんだか、アドバイスできないって」
「YOUTUBEにでも出したらどうなの」
「いや、B美がコネがあるっていう」
「ああ、そこ。学生だから音楽の先生に推薦とか」
「歌手として売れないじゃない」
「そうか・・・」
「実力があって、アイドルとか歌謡曲じゃないんだから、何?」
「民謡じゃないし、演歌じゃないし、いまさらフォークソングでもない」
「オペラでもやる?でもオペラ界は大変だよな、望月君に聞くだけ野暮だが」
「そうっすね」
「朝ドラでも出てもらいますか」
「コネがないって」
「そうですねぇ」
「すんません、望月も水野もコネありません。」
「歌手あきらめてください」
「申し訳ない」

id:lionfan2

id:takejin様、ありがとうございます。今回は作者特権で、B美のコネについては、はるか昔の話を持ち出してしまいました。いちおう5年前から、伏線をはっていたんですよ!
http://q.hatena.ne.jp/1222280673 ←芸能界にいた過去あり
http://q.hatena.ne.jp/1279587121 ←I穂の父親が子煩悩かつ裕福な実力者

2013/12/15 01:19:59
id:takejin

「五年前ですって、水野さん」
「そこまでヒマじゃねぇ」
だそうです。うむむ。そういえば読んでいた気もしますねぇ。

2013/12/15 01:38:07

その他の回答0件)

id:takejin No.1

回答回数1543ベストアンサー獲得回数203ここでベストアンサー

ポイント333pt

「みーずのさん、ったらみーずのさん」
「なんじゃ」
「暇なの?」
「ヒマ」
「脚本は?」
「第4稿はこれ。」
「え、どうしたの?」
「年末進行前に、全部整理してたら暇になったの」
「じゃあ、はてなもOKでしょ」
「あー、うー、全然ダメ」
「なんでよ、ドリンクは簡単にわかったでしょ?」
「そりゃそうだ。ストレートな赤い長女と巨乳の次女と、黄色い三女だろ」
「どう見ても午後の紅茶」
「飲みきれないんだから、最初の1.5リットルで出てくる」
「そこまでわかってたのに」
「どう、売れない歌手が売れるようになるんだか、アドバイスできないって」
「YOUTUBEにでも出したらどうなの」
「いや、B美がコネがあるっていう」
「ああ、そこ。学生だから音楽の先生に推薦とか」
「歌手として売れないじゃない」
「そうか・・・」
「実力があって、アイドルとか歌謡曲じゃないんだから、何?」
「民謡じゃないし、演歌じゃないし、いまさらフォークソングでもない」
「オペラでもやる?でもオペラ界は大変だよな、望月君に聞くだけ野暮だが」
「そうっすね」
「朝ドラでも出てもらいますか」
「コネがないって」
「そうですねぇ」
「すんません、望月も水野もコネありません。」
「歌手あきらめてください」
「申し訳ない」

id:lionfan2

id:takejin様、ありがとうございます。今回は作者特権で、B美のコネについては、はるか昔の話を持ち出してしまいました。いちおう5年前から、伏線をはっていたんですよ!
http://q.hatena.ne.jp/1222280673 ←芸能界にいた過去あり
http://q.hatena.ne.jp/1279587121 ←I穂の父親が子煩悩かつ裕福な実力者

2013/12/15 01:19:59
id:takejin

「五年前ですって、水野さん」
「そこまでヒマじゃねぇ」
だそうです。うむむ。そういえば読んでいた気もしますねぇ。

2013/12/15 01:38:07
  • id:lionfan2
    皆様すみません。無回答のままだと質問がキャンセルになってしまいますので、〆切後の投稿や、別解や感想でもOKなので、何かをご回答いただければと思います。よろしくお願いいたします。
  • id:takejin
    午後の紅茶はわかったんですけど。
    悩みの解決策が見つからなくて。
  • id:libros
    上に同じくです。
  • id:lionfan2
    -----謎解き・ドリンクソムリエール・売れない歌手の三姉妹・解答-----

    B美は説明した。
    B美「お勧めするドリンクは、キリンビバレッジ社『午後の紅茶』のストレートティー、ミルクティー、レモンティーです。それも、1.5リットルのペットボトルにしたいと思います」
    次女「なぜ午後の紅茶で、1.5リットルなんですかぁー?」
    B美「午後の紅茶は1986年7月14日に発売されました。ちょうど、みなさんの生まれた年くらいです。最初に赤いストレートティーが、その数年後に、ほぼ同時期に、ミルクティーとレモンティーが発売されました」
    三女は頷いた。
    三女「確かに紅茶はイギリスの飲み物だよねっ! 私たちは双子でっ、お姉ちゃんは胸がおっきくて白い服着てるしっ、私は黄色い服でスポーツやってるよっ。でもそれだけの理由でっ?」
    B美は首を振った。

    B美「午後の紅茶は、当時は缶紅茶しかなかった市場に、ペットボトル入り紅茶飲料として発売されました。ペットボトルは中身が見えますから、時間がたっても紅茶の水色(すいしょく)が変わらない必要があります。つまり地肌の勝負になるわけです。事業部は研究を重ね、ついにペットボトルでの販売にも耐えられる、おいしい紅茶の開発に成功しました。その点は、お客様の美しい素肌や、知的で高級な雰囲気や、長年の研鑽によって磨かれた、歳をとっても衰えないアカペラでも聞かせる魅力的な声を思わせます」
    三人は嬉しそうだった。
    長女「いいこと言ってくれるじゃない。じゃあ、午後の紅茶でお願い」
    次女が口をはさんだ。
    次女「でもぉ、500ccのペットボトルだってあるでしょお? どうしてぇ、1.5リットルのペットボトルなのぉ?」

    B美は説明した。
    B美「1986年の当時、ペットボトルで紅茶を売るのは、世界でも初の試みでした。キリンビバレッジの前身である麒麟麦酒清涼飲料事業部が、それでも午後の紅茶をペットボトルで売ろうとしたのは、大きな夢があったからなのです」
    三女「どんな夢なんですかっ?」
    B美「かつて紅茶は、ポットで淹れ、家族で飲むものでした。しかしそんな家庭も少なくなり、いつのまにか紅茶は、砂糖たっぷりの甘ったるい缶紅茶を自動販売機で買い、一人で飲むものになってしまいました。優雅な家庭はどこに行ってしまったのだろう・・・麒麟麦酒清涼飲料事業部には、きっと、そんな想いがあったのでしょう」
    長女はしみじみ言った。
    長女「なんか没落した私たち一家みたいねぇ」
    B美は続けた。
    B美「そこで彼らは紅茶を、あえて大きなペットボトルで販売すると決めました。家族みんなが、いつでも気軽に家庭で飲める紅茶を目指したのです」
    次女「それとぉ私たちとぉ、何か関係がぁ、あるんですかぁー?」
    B美は頷いた。
    B美「私もかつて、芸能界にいたのでわかります・・・今の芸能界は、とても不自然で、不健康です。まるで水色は不透明な缶で、香りは香料で、味はたっぷりの甘味料でごまかした、甘い缶紅茶のようです。皆様のような真の実力を持った歌手が、歌を再び家庭に復活させるべきだと、強く思います」
    三女「でもっ、どうすればいいんですかっ?」
    B美「少なくともブレイクするまでは、ファミリー向けの歌・・・たとえばバースデイソングや童謡、合唱曲、懐メロを専門に歌ってはいかがですか? 家庭向けの歌手には上品さが求められます。不健全な色気ではなく、美しい声や健康な色気が必要なのです。また家庭を大事にする姿勢や、貴族の血をひく高級感も、素直にプラスのイメージとなるでしょう。三人のコーラスは、私もぜひ聞いてみたいですね!」

    長女は疑わしそうだった。
    長女「でもファミリー向けなんて地味で、いつまでも売れなさそうねぇ・・・」
    B美は首を振った。
    B美「実力が正しく評価されるジャンルですので、アイドル路線に較べれば、はるかに勝算は高いと思います。日本では2002年に平井堅が『大きな古時計』を歌って大ヒットさせています。大当たりするかもしれませんよ。イギリスの留学経験が長く、知的だということをアピールするなら、マザーグースの歌もいいですね」
    三人は心を動かされたようだった。

    B美はつぶやくように続けた。
    B美「私は昔、I穂という知り合いとペアで芸能界におり、CМにも出ていました」
    次女「へぇー、そうだったのぉー! ソムリエールさんとI穂さん、歌が上手かったのぉ?」
    B美は激しく首を振った。
    B美「少なくとも私は、全然そんなことはありませんでした。ですがI穂の父親は芸能界に強いコネを持っており、また非常に子煩悩でした。I穂は華やかな世界にあこがれておりましたので、父親をせがみ倒し、私のこともなかば脅迫して、無理やり芸能界に二人でデビューしたのです。ローカルではそこそこの成功をしていたと思いますが、芸能界の嫌な部分をいくつか見ましたので、とうとう私が強く主張し、二人で引退したのです」
    三女「それはっ、残念だったねっ!」
    B美は首を振った。
    B美「もう私は芸能界はこりごりです。私の性格は、あきらかに芸能界には向いておりません。ですがI穂は芸能界、ことに人脈作りにかけては、天賦の才能がありました。お客様の話を聞いたら、喜んで協力してくれるでしょう。I穂の父親にも頼んでくれると思います。ひょっとしたら『午後の紅茶』のCМにタイアップさせてくれるかもしれませんよ?」
    長女は笑った。
    長女「ありがとう! 話が大きくなってきたわね!」

    B美は首を振った。
    B美「午後の紅茶は、現在は海外にも進出しています。2001年からは中国、台湾で、2009年にはタイでも販売されるようになりました。CMのタイアップなんて小さな目標です。ぜひ夢は大きく、ワールドワイドに有名な歌い手を目指していただければと思います」
    三人は笑顔で頷いた。B美は言った。
    B美「それでは『午後の紅茶』のストレート、ミルク、レモンの1.5リットルをお持ちいたします。またI穂にも電話し、可能であればこの場に呼びますので、少々、お待ちください・・・」

    ---謎解き・ドリンクソムリエール・売れない歌手の三姉妹・解答・終わり---
  • id:lionfan2
    id:takejin様、id:libros様、了解です。コメントありがとうございます。
    もう本当になんでもいいので、たとえば上のコメントのコピペでOKですので、明日の夕方までに回答いただければ大感謝です。いかがでしょう?
  • id:takejin
    あけておいてもらえれば、望月君に頼んでおきますよ。^_^
  • id:lionfan2
    すみません、22:00に回答受付を閉じたのを忘れてました。再オープンいたしました!!
    望月様、楽しみにしております!!
  • id:libros
    望月様、よろしくお願いいたします。私も楽しみです!!

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