レザークラフトの床面のなめ氏に使われる硝子板がありますが、あれの粒度を#1500 #2000などと 番手であらわすと何番ぐらいになるのでしょうか? #3000ぐらいですか?
粒度というのはヤスリの粒子の大きさを規定する規格です。
つまり、そのヤスリで磨けば粒子の大きさの筋が母材に直線的に刻まれるわけです。
私の知っているのは鏡面仕上げの方法です。
普通はカッティングかベンディングで面を作り、磨き上げでは最初は500番か、母材の精度が悪ければ100番くらいから削り始めて、仕上げは2000番を使えば何とか磨き上げることができます。
それ以上を求めるならパフを使って更に研磨します。
現在、市場に流通しているサンドペーパーは2000番が上限です。
板金加工で車のボディーをつや出しするには、塗装の後でサンドペーパーで磨いてパフで仕上げます。
その後でワックスをかけ、ウェスでムラ無く仕上げます。
SK11 耐水ペーパーミニセット 30枚入り 400、#1000、#1500
最先端のIC基板に使われるシリコンだとクリーンルームでレーザーで薄くカットされるようです。
機械的な処理では夾雑物が入り込んで精度を維持できない。
粒度の規格の違いや同じ番手であっても使用感や仕上がりが異なることがあるので、使う時は使用前にサンプルで試すようです
よってこれといって決まった番手で使うということはないです
http://www.skenma.jp/abr/a5.html
レザークラフトで、なめしにガラス板を使う方法は、表面を削るのではなく、圧着させて凹凸をなくすやり方です(コメントで、id:miharaseihyou さんが書かれている通り)。
http://www.1101.com/store/techo/2007/leather_surface/
んで、それについては、脇に置いといて、あの滑らかなガラス板の凸凹を、サンドペーパーの番手で表すと、いくつくらいなのか、という話です(いまさらですが、一応、書いておきます)。
サンドペーパーやサンドクロスの番手は、「JIS R 6010-2000 研磨布紙用研磨材の粒度」で定められています。
http://kikakurui.com/r6/R6010-2000-01.html
そこで定められているのは、#2500 までで、それよりも細かい粒度については、「JIS R 6001:1998 研削といし用研磨材の粒度」に定められています。
http://kikakurui.com/r6/R6001-1998-02.html
一方、ガラスの表面粗さ(凸凹かげん)が、どのくらいかというと、0.15 μm くらいのようです。
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/gijyutou/gn15/nenpou2003/REPORT18.PDF
http://www.fst-corp.co.jp/kenma.html
http://www.nedo.go.jp/content/100092095.pdf
# レンズとか、精密機械用に特別に研磨したものは、もっと小さい
で、先ほどの JIS R 6001 の表8 で、粒度 #8000 では、平均の粒子径が 1.2±0.3 μm ということですから、少なくとも番手で 8000 以上だということが分かります。
http://www.toishi.info/spec/grit.html
↑では、#240000 という番手までの数値を載せてますが、出展が無いので、参考程度。
粒度が倍になると、粒子径が半分くらいになる、というところから導出したのかな、というような気もします。
これに沿えば、ガラス板の番手は #240000~#300000 くらい、という感じになりそうです。
すみません。レザークラフトがしたいのではなく
2014/04/07 16:06:50科学的な検討のため 番手が知りたいのです。