塩分は、NaClを指しているのではなく、化学でいう「塩」を指しているという理解でよろしいでしょうか。
(例えば、Na2SO4, FeSO4, CuSO4など〈価数はお気になさらずに〉)
溶液中の陽イオンが1種類であれば、その陽イオンを特定する装置を選定すればよいですが、溶液中のイオンが数種類あるのであれば、電気伝導計系で塩濃度を調べるのがよろしいかと思います。
例えば、純水ですと電気伝導率は10~1μS/㎝, 水道水250~66.67μS/㎝といった具合で数値化できます。
希硫酸液に質問主が想定されているメインの塩を任意の量溶かして、塩濃度と電気伝導率で検量線を作成すれば、含有塩分は推察できるかと思います。
塩素は、Cl2ガスを指しているのでしょうか。溶液中にCl2ガスが存在するときCl2 + H2O → HClO + HCl として存在するといわれています。
詳細はwikiの「残留塩素」をご参照ください。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%8B%E7%95%99%E5%A1%A9%E7%B4%A0
質問主さんの質問からですと、測定されたいのは塩濃度と、Cl2(残留塩素)HClOと察します。
どれくらいの正確さで知りたいかも装置選定に重要ですが、ハンディで数値がでるものですと、電気伝導率計と残留塩素計をご利用されるのがよいかと思います。
電気伝導率計はビジネスや研究で使うのであれば東亜さんか堀場さんをお勧めします。どちらも10万程度します。
残留塩素計はいろいろあるようですが、TANITAさんのものにはお安いものもあるようでした。https://www.google.co.jp/#q=%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%80%80%E6%AE%8B%E7%95%99%E5%A1%A9%E7%B4%A0&tbm=shop
残留塩素は試料に指示薬を混ぜ色で濃度を判断するものの方がお手軽かもしれません。SIBATAさんがキットを販売しているようです。こちらは約1万円です。
残留塩素計です。
水道やプールの残留塩素を測定する目的の機器なので、安いものだと 2ppm 以下の濃度までが測定レンジだったり分解能が悪かったりします。
どういったものの塩素濃度を測りたいかで使うべきものが決まってきますが、水道水やしょう油、味噌汁などの生活の中でちょっと知りたいのであれば、市販の測定器を購入されるのがお勧めです。「塩分濃度計」で検索すると多数商品がヒットします。
https://www.google.co.jp/#q=%E5%A1%A9%E5%88%86%E6%BF%83%E5%BA%A6%E8%A8%88&tbm=shop
専門的であれば、下記のものをご参照ください。
パックテスト(塩化物 Cl-用)
予算:約5,000円
使い方:容器で試料と発色液を混ぜる
測定濃度:0~50mg/Lまで色の違いで塩化物イオン濃度がある程度わかります
クロール試験紙*次亜塩素酸(HClO)を測定
予算:約5,000円
使い方:試験紙を試料に浸す
変色の程度で濃度がわかります。
測定濃度:1~200ppm
ポータブル塩化物(塩素イオン)測定器
予算:約50,000円
使い方:専用容器に試料を入れて、ボタンぽん
測定濃度:0~20mg/Lをデジタル表示
イオン電極(塩化物イオン)*電極を接続する本体が必要
予算:約20,000円(本体150,000円、電極50,000円)
使い方:電極を試料に浸す
測定濃度:1~35,000mg/L
液クロマトグラフィー
キャピラリー電気泳動装置など
予算:数百万~1000万弱
使い方:試料を装置に通液する(専門知識必要)
分析会社や大学に依頼する方法もあり
測定濃度:よほど特殊な液でない限り、かなり正確に測定できます
手で分析
硝酸銀を利用して塩素イオンを塩化銀として固定
塩化銀の重量を塩素濃度に換算して塩素イオン濃度を算出
(実験装置が整っていれば可能、酸濃度の調整などで正確さup)
どんな溶液の塩素イオン濃度をお知りになりたいのか、何のために濃度を知りたいのか、ご予算がどれくらいかをご指定いただけるともう少しお答えできそうです
使い捨てでなく簡単に測れる物ならこれですね。
皆様ご回答ありがとうございます。補足情報になりますが、対象の溶液は、希硫酸液で、装置は、ハンディ式で、計測溶液の含有塩分及び、塩素1g\L以下を計測出来るものを探しております。宜しくお願い致します。
ハンナ 残留塩素計 Checker HC 全塩素 HI711
塩分は、NaClを指しているのではなく、化学でいう「塩」を指しているという理解でよろしいでしょうか。
(例えば、Na2SO4, FeSO4, CuSO4など〈価数はお気になさらずに〉)
溶液中の陽イオンが1種類であれば、その陽イオンを特定する装置を選定すればよいですが、溶液中のイオンが数種類あるのであれば、電気伝導計系で塩濃度を調べるのがよろしいかと思います。
例えば、純水ですと電気伝導率は10~1μS/㎝, 水道水250~66.67μS/㎝といった具合で数値化できます。
希硫酸液に質問主が想定されているメインの塩を任意の量溶かして、塩濃度と電気伝導率で検量線を作成すれば、含有塩分は推察できるかと思います。
塩素は、Cl2ガスを指しているのでしょうか。溶液中にCl2ガスが存在するときCl2 + H2O → HClO + HCl として存在するといわれています。
詳細はwikiの「残留塩素」をご参照ください。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%8B%E7%95%99%E5%A1%A9%E7%B4%A0
質問主さんの質問からですと、測定されたいのは塩濃度と、Cl2(残留塩素)HClOと察します。
どれくらいの正確さで知りたいかも装置選定に重要ですが、ハンディで数値がでるものですと、電気伝導率計と残留塩素計をご利用されるのがよいかと思います。
電気伝導率計はビジネスや研究で使うのであれば東亜さんか堀場さんをお勧めします。どちらも10万程度します。
残留塩素計はいろいろあるようですが、TANITAさんのものにはお安いものもあるようでした。https://www.google.co.jp/#q=%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%80%80%E6%AE%8B%E7%95%99%E5%A1%A9%E7%B4%A0&tbm=shop
残留塩素は試料に指示薬を混ぜ色で濃度を判断するものの方がお手軽かもしれません。SIBATAさんがキットを販売しているようです。こちらは約1万円です。
非常に詳しいご説明ありがとうございました。
とてもわかりやすかったです。
また、宜しくお願い致します。
非常に詳しいご説明ありがとうございました。
2014/05/29 17:58:22とてもわかりやすかったです。
また、宜しくお願い致します。