1401720984 魅力的な殿様を紹介してください。

実在/架空、どちらでも構いません。
どんなところが素敵か、熱烈にアピールしてくださいね。

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 登録:2014/06/02 23:56:24
  • 終了:2014/06/09 18:22:03
id:libros

私(質問者)の好みは配慮してくださらなくて結構です。
××は見ました、というコメントを書いたりしますが、私が未見かどうかではポイント差をつけません。有名な人物でも気にせず挙げてください。
私は歴史・時代ものにさほど詳しくないので、ややていねいめに解説してくださると助かります。
既出とかぶる回答は、魅力を独自の言葉で熱く語っていればOKです。

ベストアンサー

id:goldwell No.15

goldwell回答回数502ベストアンサー獲得回数612014/06/04 22:56:18

ポイント30pt

まずは正統派の名君からいきます。


保科正之
名君 保科正之公とは
二代将軍秀忠のご落胤ではあったものの、正室の癇気を恐れたために将軍家血縁者としての待遇を得られず、高遠藩保科家養子になり、家光の代の後半になってようやく幕政に参加した人物。
あくまでも臣下としての礼節を守って忠誠を尽くしたその謹厳実直な人柄を家光に愛され、会津藩領と松平姓を賜ったが、正之の代は保科姓を通したという。
(幕末に京都守護職に任じられた松平容保は子孫)
家光後半から次代の家綱にかけては、武断政治から文治政治に切り替わる時代であり、そこで幕府への不満を鎮め体制を安定させるために中心的な役割を果たしたと言えるでしょう。
大火で焼きだされた庶民への救済に加え、道路の拡張や火除け空き地の整備など江戸の防災面での功績はあるのですが、あまり知られていないかもしれません。
ちなみに火災で焼け落ちた江戸城の天守を、もはや実用的な意味があまりなく単に見た目だけものであり、無駄な出費は避けるべきと主張したために以後再建されることがなくなったそうです。


会津藩初代藩主としても産業の育成と振興に努め、領民に対して慈愛に満ちた政策を行っていました。
もっとも正之自身は幕政に忙しかったために、実務的には名家老と呼ばれた田中正玄らの尽力も大かったようです。この名君にして名臣ありといった感じです。
将軍から絶大な信頼を得たこと、そして流行の朱子学に傾倒したことにより将軍への忠誠を第一とする遺訓を遺しましたが、それが幕末の悲劇を呼ぶきっかけになるとは歴史の皮肉というか、いかな名君と言えども200年後までは見通すことはできなかったのだなぁという感慨を持ちましたね。
松平容保を主人公とする『王城の護衛者』で会津藩の成り立ちについて触れていますが、その冒頭文はまさに司馬遼太郎ならではの名文句だと思っています。

会津松平家というのは、ほんのかりそめの恋から出発している。

新装版 王城の護衛者 (講談社文庫)

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保科正之本人の生涯とその活躍を存分に描いた小説としては『名君の碑』があります。

名君の碑―保科正之の生涯 (文春文庫)

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真田信之
真田伊豆守信之(信幸)松代十万石の祖
「真田三代」でググると、多くは幸隆・昌幸・幸村(信繁)と出ますね。
伝説と化した真田幸村の知名度は確かに高いし、私も真田氏を知るきっかけは幸村の活躍を描いた小説でしたが、むしろ徳川政権下で敵視されながらも真田の家名を保った信之こそ名君として評価したいと思います。
江戸時代初期は多くの大名が難癖つけられて改易・減封の憂き目に遭いました。
関ヶ原の戦いで自身は東軍についたとはいえ、たびたび徳川を苦しめた父と弟のために長年嫌がらせを受けましたが、そこは決して落ち度を見せずに隠忍自重してやり過ごす。
その点で謀将として名高い父や祖父の才能を受け継いでいるんでしょう。
しかしこの人は子孫に恵まれなくて、嫡子と嫡孫が早逝した後、新たに後継に指名した次男にまで死なれ、残った子らが跡継ぎ争いを始めてしまう。
とっくに引退していた信之はなんと93歳にして現役復帰して藩政を執り、後継者争いに決着をつけました。
同年、死去したというから最後の最期まで気が抜けなかった人生なのでしょうね。
江戸時代以降の上田~松代時代の真田信之および江戸中期以降の真田家の話が収録されている『真田騒動-恩田木工』が良かったです。

真田騒動―恩田木工 (新潮文庫)

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名君と言えば江戸時代屈指の名君として名高い上杉鷹山(治憲)を挙げようと考えてました。
上杉鷹山
たぶん先に出るかな~と思っていたらやっぱり出ちゃいましたけど。
この人の功績としては、破産寸前で領地返上論まで出ていた米沢藩主に就任して身分を問わず有能な財政家を活用して改革を行ったこと。
改革に反対する守旧派を退け、登用した人材が活躍できるように責任を負ったこと。
将来を見据えて藩学校を再興させたことでしょうかね。
在職中も決して順調ではなく幾多の災難に見舞われましたが、最後まで信念を貫き通すことは君主としてなかなかできることではありません。
小説としては、藤沢周平の遺作『漆の実のみのる国』がお薦めですが、本当の意味で上杉鷹山の治世を最後まで書けずに終わってしまったのが残念です。

漆の実のみのる国〈上〉 (文春文庫)

漆の実のみのる国〈上〉 (文春文庫)






続いて(良い意味で)変人な殿様
古田重然(織部)
古田織部 天下一の茶人となった武将
安土桃山時代に隆盛を極めた茶の湯に入れ込み、弟子入りした千利休の後を継承しつつも「織部好み」と呼ばれる独特の一大流行をもたらし天下の茶人となった人物です。
私は名前しか知らなかったのですが、『へうげもの』(『出世』と『物』、2つの【欲】の間で日々葛藤と悶絶を繰り返す戦国武将【古田織部】の物語)でその破天荒な人物像に驚き、惹かれたものです。
茶器のために命を賭していたかもしれない本物の数寄者です。
実際のところ、大名としては小規模(数万石程度)ながら、茶の湯を通じて朝廷、貴族、寺社、経済界と様々なつながりを持ち、全国の大名にすら多大な影響力を与える存在にもなっていたこと。
(『へうげもの』では茶室で相手を調略するシーンがよく出てきますが、日本の密室談合には茶道が影響しているのか?と勘ぐってしまったり)
自前の窯を持ち、職人や陶工らを多数抱え創作活動を競わせ、自らはいわば茶の湯のコーディネーターとして指導にあたり、その陶芸文化を今日まで遺したこと。
それでいて反骨精神に溢れ、豊臣秀吉に追放された千利休を他の弟子や知人が憚っていた中で平然と見送ったり、敗勢明らかな大坂の陣の豊臣氏に肩入れした為に切腹を命じられたり(他にも色々理由はあるのだろうけど)。
とにかく自身の生き方には妥協を許さなかった人物だったのでしょう。

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))




鍋島直正(閑叟)
幕末の名君…「肥前の妖怪」佐賀藩主・鍋島直正
貧窮していた藩財政を自らの手腕で見事に立て直し、積極的に西洋技術を導入して軍制改革まで行ったのですから名君と言ってもいいでしょう。
しかし幕末の時代に佐幕、尊王、公武合体派のいずれとも均等に距離を置き、それでいながら藩単独で反射炉を作ったり、蒸気船を作ろうしたあたり、何を考えているのかわからない(「肥前の妖怪」との評)技術オタクぶりがうかがえますね。
佐賀藩と言えば「葉隠」が有名ですが、藩主自らこれからの時代はそのような精神主義ではやっていけないと看破し、徹底的な合理主義・物理主義に走るのです。
そのカリスマ性によるものか、あるいは藩をあげて技術レベルをあげることに熱中していたためか、他藩のように政治的な内部対立はさほど起きず、ちゃっかりと最後には官軍に加わって平和裏に明治を迎えられたのはこの人のおかげでしょうか。
惜しむらくは明治維新後すぐに没したこともあって、彼と肥前の人材が明治の世で力を発揮する機会を得られなかったということですね。
鍋島直正を描いた小説としては、『酔って候』所収のまんま「肥前の妖怪」という短編がありました。

酔って候<新装版> (文春文庫)

酔って候<新装版> (文春文庫)




おまけとして、明治以降にたびたび徳川の名が登場するのが面白いです。
その一人として、慶喜に代わって徳川宗家を相続した徳川家達は静岡県知事を経て貴族院議員・貴族院議長を務め、ワシントン軍縮会議での首席全権でもありました。
徳川家達
一時は組閣の大命が下りたこともあったのですが、一族の反対で実現せず。
明治に徳川内閣が誕生すれば面白かったのになぁと無責任に思ったりして。
多趣味でその他にもいろいろとご活躍だったそうですが、一方でおおっぴらに言えない性癖も持っていたとか…。
私は読んでいないのですが、fujiponさんによる『第十六代徳川家達――その後の徳川家と近代日本』の読書感想がなかなか興味深いのでリンク貼っておきます。
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20130310
それから没落した清水徳川家の出で、日本初の動力飛行を成し遂げた徳川好敏は黎明期の日本航空界の第一人者であったようです。
徳川好敏
明治維新になって殿様商売がうまくいかずに没落した家も多かったようですが、中にははっちゃけて得意な分野で活躍した殿様もいたのでしょうね。

他1件のコメントを見る
id:goldwell

歴史に詳しくない人には名前を聞いたことあるかないか微妙なレベルの人物を持ってきたつもりなんですけどね。
で、書き始めたら止まらなくなってしまったのですけど、概要をざっと読めるようにリンクを貼れば良かったなと思ってさっき追加させてもらいました。

2014/06/05 22:32:22
id:libros

リンクの追加ありがとうございます。細やかな配慮が嬉しいです。微妙なレベルどころか、この名前見たことある、と言えるのは古田織部くらいです。
かなり入りやすそうな書籍を紹介してくださってるので、今のところまだ「あーっ、もう無理無理!お家に帰る!」ってことにはなってません(^^;;

2014/06/05 23:00:13

その他の回答(17件)

id:Yacky No.1

エネゴリ回答回数1374ベストアンサー獲得回数1542014/06/03 00:25:45

ポイント15pt

志村けんのバカ殿様。
扇子を使ってアイーンポーズが忘れられない殿様。笑える所もあると思えば、家来のお色気シーンもあってちょっとドキドキしながら見ていた記憶が今だに鮮明に残っているのが印象的でした。この殿様と同じくらい変なおじさんが好きでした。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%97%E6%9D%91%E3%81%91%E3%82%93%E3%81%AE%E3%83%90%E3%82%AB%E6%AE%BF%E6%A7%98

殿といっしょの殿の伊達政宗。
真剣な顔をしながらどうでもいいしょうもない事をして家臣達を困らせるおちゃめな殿。特に印象的だったのは両目に眼帯をして両目眼帯とかいうバカバカしさは見えねぇだろうがーとツッコミたくなる愛らしさが正に殿様級です。
http://tono-anime.com/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AE%BF%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%87

殿といっしょOVA [DVD]

殿といっしょOVA [DVD]

id:libros

バカ殿様は必ず挙がるだろうと予想してましたら、いの一番でしたねえ(笑
質問画像を選ぼうと画像検索したらバカ殿様が出るわ出るわ。
手に負えないけど憎めない。魅力的な殿様だと思います。
殿といっしょは初見です。戦国武将でこんなに遊んでいいのか。面白そうです。

2014/06/03 15:32:41
id:kanonk No.2

kanonk回答回数327ベストアンサー獲得回数162014/06/03 05:32:20

ポイント8pt

徳川慶喜
巷ではうつけ者ともいわれているが、司馬遼太郎が描く世界では悲しくもあり、また驚きを覚える様な将軍として描かれています。
戊辰戦争の終結を受け謹慎をとかれると駿府に住み続け、写真が残っていたり生存中に将軍職を退いたりと数少ない異例の将軍です。

最後の将軍―徳川慶喜 (文春文庫)

最後の将軍―徳川慶喜 (文春文庫)

他1件のコメントを見る
id:takejin

慶喜が将軍職を奉還するという決断をしない限り、日本は更なる血の海になっていたはずです。(とはいえ、会津の悲劇は回避できたかも知れませんが)
日本から将軍が消え、討幕の対象を消滅させるという前代未聞の行為を承認する。この人が首を縦に振らない限り、天下の暴挙”大政奉還”は成立しなかったわけです。

そして、勝海舟の進言の下、江戸城無血開城という”ありえない行為”を追認。首都壊滅を避け、その後の発展の基礎となったのは事実。

まあ、鳥羽伏見の戦いの中、幕府軍の総帥なのに逃亡するという”腰抜け”なのでもありますが。(それも、頭脳明晰な証しでもありまして)
自己保身もありますが、時代の潮流を読み、乗り切った技量は大したものと思うのです。

2014/06/03 16:20:36
id:kanonk

takejinさんありがとうございます。
慶喜がもし居なければ、今の世は無かったはずです。
長年続いた徳川時代に幕を引き、新たな時代、明治、大正、昭和と続く未来の扉を開いたといっても過言ではありません。

慶喜がもし、開城をしていなければ相当の戦乱が起こっていたかもしれません。

2014/06/03 16:45:09
id:dabloger No.3

dabloger回答回数54ベストアンサー獲得回数32014/06/03 05:58:49

ポイント15pt

星新一の『殿さまの日』に出てくる殿様がとても味わいがあります。
このお殿様には名前がつけられておらず、ただ殿様という呼び名になっています。
そして、幕藩体制時の殿様がなにに気をくばって過ごしていかなければならないか、
とある一日を抜き出して、まるで「密着、お殿様の一日」といった風情です。
御伽噺のような雰囲気なのは星新一の作風ですけれども、殿様自身も自分は殿様だからこう振舞わなければならないな、みたいなことを繰り返して述べていて、それが星新一のショートショートにでてくる人物のように、妙に人間臭さが抜けているのに人間ってこうだよなあ、と思わせるものがあります。
この殿さま、本当にいい人っぽくて素敵です。
現代小説的ではなくきっちりと時代小説になっているところがすごいと思います。

殿さまの日 (新潮文庫)

殿さまの日 (新潮文庫)

id:libros

殿さまの日はとても好きな作品です。挙がってうれしいです。
遠くから俯瞰で眺めているような、醒めた、それでいてユーモラスな語り口が素敵です。

2014/06/03 15:36:44
id:cj3029412

経営不振の星製薬を継いでつらかったんだろうなあ…なんて思ってしまう ( ´∀`)

2014/06/03 22:55:14
id:hkwgch No.4

hkwgch回答回数252ベストアンサー獲得回数222014/06/03 11:43:21

ポイント15pt

「魅力的な」というと、個人的には立派な人ではなく、心の弱さを前面に出した人間味を感じられる「ご乱心」モノの方を連想してしまいました。
その中で決定版っぽいのが『蜘蛛巣城』の鷲津武時。
ストーリーはウィリアム・シェイクスピアの「マクベス」が原作なので説明するまでもないですが、ロマン・ポランスキー監督の『マクベス』よりも『蜘蛛巣城』の方が断然良かったです。
やっぱり独裁者はいつの世も疑心暗鬼になって身近な人を殺しちゃうものなのかなぁ…。
人間はどうしても欲望につられてしまったり、心の弱みにつけ込むようなことを言う人(ここでは悪い奥さん)の言葉を「我が意を得たり」と勝手に思い込んで判断力を失って言いなりになったり、そんな人の振り幅の大きい生き様を見られるのはフィクションならではの楽しさですね。
現実に存在したら絶対嫌だけど。

でもちょっと見直してみて、魅力的な殿様というより演じた三船敏郎が凄いんじゃないかと思ったのですが、まあいいでしょう。
有名なラストシーンは、三船敏郎に向けて「本当に」矢を放って(近距離だけど)撮影したので、彼が黒澤明監督に向かって「殺す気か!」と上島竜兵みたいなことを言って怒ったとか……(?)
http://youtu.be/MB5KuqUd1WM

id:libros

ご乱心モノの殿様も期待してました。『蜘蛛巣城』実に面白そうです。
これはぜひぜひ観たいと思います。

2014/06/03 15:37:46
id:libros

蜘蛛巣城、めっちゃ面白かったです。
はじめの予言のシーンは長くて眠いなあ、なんて思ってましたが、鷲津の野心がむくむくと膨らんでくるあたりから俄然面白くなってきて、ストーリーはわかってるのに最後までドキドキが止まりませんでした。
CGが無い時代にどうやって撮ったんだろう、と驚くシーンがいろいろあり、黒澤映画の撮影術にも興味が湧きました。

2014/12/17 16:01:44
id:kurupira No.5

kurupira回答回数2369ベストアンサー獲得回数102014/06/03 11:48:42

ポイント1pt

生類憐みの令の徳川吉宗です。
前例にない決まりを作ったり、他の武将と違い落ち着いている感じがします。

他5件のコメントを見る
id:takejin

そこで水戸光圀ですよ。マザコン綱吉対自由人光圀。
誰か語る人、居ませんか?

2014/06/04 23:58:16
id:takejin

吉宗も、なぽりんさん推薦の宗春との確執が。名古屋人に語らせると、いかに吉宗が悪い奴なのかが叩き込まれる。

2014/06/05 11:39:29
id:Lhankor_Mhy No.6

Lhankor_Mhy回答回数779ベストアンサー獲得回数2312014/06/03 13:03:36

ポイント20pt

 ここまできたら架空のお殿様で。少女マンガですみません。
 



 LaLaに連載されていた「一清&千沙姫」シリーズの加賀一清です。作者は「高杉さん家のおべんとう」で有名な柳原望さん。
 天下を狙う安住家の姫様「千沙」が弱小大名の加賀家に政略結婚で嫁いできて、なんやかんやあってラブラブになる話です(ぉ
 
 このシリーズの魅力は千沙姫がかわいいという点が大きいのですが、一清もかなりかっこいいんですよ。
 巧みな外交と戦略で弱小加賀家を守るお殿様、主筋の目を盗み隠し金山で国力を蓄えるような裏技も使いこなし、剣の達人で戦上手。国のためなら情を捨てられるやり手の戦国武将です。
 一方で平和を好み穏やかな暮らしを望む一面もあり、常に国主としての責任感との板挟みとなって、クライマックスには大きな選択を迫られることになります。
 
 「一清と千沙姫とのほんわかラブストーリー」と「弱肉強食の戦国物語」が同居してるのが面白いところで、柳原先生の絵柄もあいまって独特の世界観になっていると思います。少女マンガに抵抗がない人には、とてもおすすめです。

id:libros

架空のお殿様に限定するとあまりいないんじゃないか、と心配になって実在もアリにしましたが、架空に徹してくださってありがとうございます。
少女マンガだけどラブラブだけじゃない、というところが興味深いです。
これは全2巻で完結ですか?

2014/06/03 15:39:43
id:Lhankor_Mhy

いえいえ、白泉社のマンガ文庫版だと4冊です。
Amazon.co.jp: 一清&千沙姫シリーズ: Kindleストア

2014/06/03 21:19:22
id:tea_cup No.7

tea_cup回答回数1013ベストアンサー獲得回数1802014/06/03 14:26:44

ポイント10pt

刀語に出て来る 鳥取藩因幡砂漠にそびえる下酷城の城主、

…は、城主だけど、殿様じゃないからなぁ。トレーディングカード1円だし。

というわけで、のぼうの城ののぼう様。

のぼうの城

のぼうの城

泥だらけになって領民と共にあり、領民に愛されたのぼう様が、外敵の侵略に自ら身をなげうって、領民の力を引き出す。人の上に立たざるを得なくなった凡人の超人パワーにかつ目せよ。(色々おかしい。)

id:libros

「城主だけど殿様じゃない」なんてことがあるんですか!?
どんなところが素敵かも、もうすこし補足してくださるとうれしいです。
のぼうの城は好きです。結局、殿様に最も必要な才能は信望なのかも。

2014/06/03 16:07:07
id:tea_cup

> 「城主だけど殿様じゃない」なんてことがあるんですか!?
 将軍からの刀の提出命令を拒んだ祖先から刀を受け継いだ銀閣は、砂漠化し、廃藩となった旧鳥取藩下酷城の一室に篭りました。
 刀で民を守るべき剣士が民を失い、刀を守るために過ごした5年はどのようなものだったのでしょう。

2014/06/08 00:26:38
id:takejin No.8

たけじん回答回数1475ベストアンサー獲得回数1902014/06/03 15:14:25スマートフォンから投稿

ポイント25pt

最近話題の和田竜さんの作品で、成田長親

のぼうの城

のぼうの城

小説は臨場感があって、非常に良かった。

野村萬斎の魅力いっぱいの映画。間がいいです。

それよりも前には、Mr下剋上”斉藤道三”

国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)

国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 (新潮文庫)

油屋が一国一城の主となり、織田信長との緊張関係を維持するという、戦国時代を象徴する話。

クレバーな殿様と言えば、明治維新を支え続けた土佐藩藩主”山内容堂”。
脱藩者の坂本竜馬を切らずに泳がせるという度量の大きさは、非常に聡明でなければできないこと。切れ者山内一豊の末裔のことはあると思う。


殿と帝は違う?
当初は群雄割拠の結果、族を統合する長だった大王。以降しだいに公家へとシフトしていく。公家の長としての帝は、君主ですけど武士じゃない。殿様が武士の長とすると、帝は殿様じゃないんですが…
この物語のできた頃は、帝も殿様のようなもの。

竹取物語 (角川文庫)

竹取物語 (角川文庫)

最後のスペクタクルシーンは、帝の出番。この国なら、いてもいいかなという君主の姿勢。立派です。不老不死の薬だって、いらないのだ。



※バカ殿の顔が白いというのは、平安から戦国、江戸時代では一部の藩主へと続く事実。
→ 平安時代に領主側に着くのは、渡来人などの大陸からの人々とその混血子孫。支配される側は、南方からの移民系列と、土着系。
大陸の人たちは、モンゴロイドのDNAを持ち、色白。
南方系は色黒。
したがって、領民と領主を比べると、どうしても領主側が白い顔になる。

殿様のフリをするのも大変。

「山は動かぬ」のセリフは、影武者とは思えず。
「死してなお3年の間、よくぞこの信長をたばかった」信長の負け。
ストーリーはともかく、合戦シーンの見事さだけは、際立って美しいです。


乱心のお殿様といえば、

十三人の刺客 通常版 [DVD]

十三人の刺客 通常版 [DVD]

で描かれた、松平斉韶。リメイクは片岡千恵蔵版と比べて評価が低いですが、あの年の日本映画の各賞をかっさらったのも確か。
で、松平斉韶。本当はご乱心でもなんでもない殿様。何の恨みか、狂人に仕立てられちゃってる。
リメイク版の稲垣吾郎が意外にいいので。タガのはずれ具合、いい感じです。

他7件のコメントを見る
id:cj3029412

星新一版竹取読み直しましたがいいですねこれw

2014/06/07 10:06:22
id:takejin

そうなんですよ、星さんの解説が丁寧で的確で。これ教科書だったら、だれでも古文は得意になっちゃいます。

2014/06/07 10:29:07
id:NAPORIN No.9

なぽりん回答回数4697ベストアンサー獲得回数8612014/06/03 16:34:21

ポイント25pt

まずはセントレア空港でみんなをお出迎えしてくれるかわいい殿様はちまる
名古屋市:名古屋市公式マスコットキャラクターについて(観光・イベント情報)
セントレアの旅人くんとコラボしても違和感のないかわいさは万人のうなずくところでしょう
 
次が
浜松市マスコットキャラクター はままつ福市長「出世大名家康くん」/浜松市
なんともいえない顔… 釣り目かとおもうとそれは髭でその上にあるまゆげっぽいものが目であるという意外な顛末にみんなもひきこまれることまちがいなし。それにこうみえて文句なく史上最強の殿様といえるでしょう。浜松時代は最強とはいえないかもしれませんが…
 
ひこにゃん プロフィール | ひこにゃん公式サイト - 彦根市
彦根藩二代藩主である井伊直孝公はかの有名なねこをして救命させる魅力があるのです
(ひこにゃん自体は殿ではなくて残念ですな)
 
徳川宗春 - Wikipedia
大須のからくり人形
宗春かるた - Wikipedia
最後にいちおしなのはこちら宗春公です。
近所にきてはじめて知ったのですが、享楽的にみえて合理的な遊撃隊的立ち位置がわたしの好みです。
牛をかざりたてて大須パレードとか…
 
おまけで
名古屋おもてなし武将隊公式ウェブサイト(音が出ます)
『戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~』番組ホームページ
CAPCOM:戦国BASARA4 | 戦国バサラ4 公式サイト
のようにジャニーズ的アイドルグループとしての魅力も見いだされつつある殿グループの存在もお知らせしておきます
大河ドラマはみてないのですみません。

========

そういえば書くのを忘れていました

大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

大奥 10 (ジェッツコミックス)

大奥 10 (ジェッツコミックス)

 
あらすじとしては、アカヅラホウソウという男子のみ重症になって死ぬ流行病のある江戸で、
いつのまにか徳川家のみならずすべて大名も庶民も家督やのれんを女子にゆずる習慣ができる。
男子はレアで保護される存在になり、中でも健康な美男子は大奥にあつめられて…という筋です。
 
ここの吉宗や綱吉はつまり女子で、在位して時間がたつと当然オバサンにもなるんですが、
もうほんと憎めないんですよ…
すごくキャラが立ってて、しかも史実をよくしらべている(大河ドラマもみていらっしゃるw)ので、
歴史ものとしてもどういう人となりだったかがわかりやすいし、
大河ドラマほど時間もかからないので
是非読んでみてください。現在10巻まで。
※ちゃんと吉宗あたりが家臣に「殿!」ってよばれてた…筈(読み直すと徹夜になるからやりませんが)

他2件のコメントを見る
id:libros

大奥、江戸時代が女系社会になったら…という話ですか。とても面白そうです。

2014/06/08 00:32:49
id:libros

徳川宗春がなかなか魅力的なので、とりあえずwikiの関連書籍に挙がってた
海音寺潮五郎『吉宗と宗春』と清水義範『尾張春風伝』を図書館で借りてきました。
楽しみです♪

2014/06/09 18:25:54
id:yokosasa No.10

よこささくん回答回数377ベストアンサー獲得回数152014/06/03 21:48:03

id:yokosasa

なんたって5歳で殿様!(笑)

2014/06/03 21:49:50
id:libros

NHKのリンクを貼っただけでは寂しすぎます。
寂しすぎる回答については、配分ポイントが極端に少なくなります。0とか1とか。
なるべく期限いっぱいまで回答を受け付ける予定ですので、もし気が向かれましたら書き足してくださいませ。このままではポイントを配分しないかもです。

そういえば、おじゃる丸は貴族だけど「殿」と呼ばれていたような気がします(うろ覚え)。偉い人を「殿」と呼ぶようになったのはいつごろからでしょうか。

2014/06/03 23:24:13
id:cj3029412 No.11

dk4130523回答回数19ベストアンサー獲得回数12014/06/03 22:44:50

ポイント18pt

☆星の王子様演じる「目黒の秋刀魚」…の枕(桜鯛)のお殿様 ( ´∀`)

D

星の王子様といっても若い笑点ファンのみなさまはご存知ないかも、また、目黒の秋刀魚は馬生、金馬、彦六の正蔵…多くの師匠が演じていらっしゃってどれも味わい深いです。YouTubeなどでぜひどうぞ。

まあ数ある知られた「目黒」ではありますが、僕にとって上の動画は「桜鯛」を枕にしているところがポイントなわけで。お殿様のお題で目黒じゃなくて桜鯛の話がしたかったw

http://mengjian.blog104.fc2.com/blog-entry-173.html

ざっと、

ねぎまの殿様
蕎麦の殿様
将棋の殿様
盃の殿様
目黒のさんま
桜鯛
妾馬
仙台高尾
火焔太鼓

落語のお殿様ものでぱっと思い浮かぶのはこの辺りかな。

--

(出ていないみたいなので追記w)

くるねこ大和先生の「殿様とトラ」

殿様とトラ 幼少篇 (書籍扱いコミックス)

殿様とトラ 幼少篇 (書籍扱いコミックス)



殿様じゃないんだけどw 部屋住みの悲哀というか…そうじゃないんだ…みんな優しいんだけど出てかなきゃいけなくてごめんねっていうかw (T_T) 「やつがれ」にもぜひ進んで/戻ってくれw

id:libros

あー、圓楽かー(好き嫌い言って申し訳ない。ポイント配分には反映させないので不満だけ表明させてくださいませ)。
お亡くなりになった師匠方については仕方ありませんが、落語はYouTubeではなくぜひ高座(ライブ)で味わっていただきとうございます。
落語のお殿様はまだまだステキなのがいますよ!

「殿様とトラ」殿様じゃないけど猫が可愛いので許します!(猫好きなので甘々)

2014/06/03 23:25:19
id:miharaseihyou No.12

miharaseihyou回答回数4505ベストアンサー獲得回数5602014/06/04 01:04:32

ポイント10pt

銀河英雄伝説 1 (Chara COMICS)

銀河英雄伝説 1 (Chara COMICS)



お殿様というと日本人限定のような気分になりますが、スペースオペラにもお殿様は存在します。
田中芳樹の出世作「銀英伝」のラインハルト。
豪華絢爛で格好良すぎるから(作者が)早死にさせたって噂がある。

ファイブスター物語 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

ファイブスター物語 (1) (ニュータイプ100%コミックス)



少しテイストが違うけど、永野護の「永遠の未完」と言われる「ファイブスター物語」。
こっちも派手ですねぇ。
法と秩序ではなく実力で家臣を従えているところが凄い。
ファティマの存在が夢幻の世界を演出します。

id:libros

今回は日本のお殿様を重点的に募集したいですが、まあ、積極的に参加してくださってありがとうございます。
銀英伝は好きです。善政をしく君主制か腐敗した民主制かって、究極の選択ですよね。
ファイブスター物語は別の質問で紹介していただいて、関連サイトを読んだりしたのですが、どうも私には食いつきポイントが見つからない感じでした。お薦めですか?

2014/06/04 15:02:14
id:miharaseihyou

ファイブスター物語は一部に熱狂的なファンを持っていたこともあるのですが、引き延ばしすぎたのと設定が弱かったこともあって現在頓挫しています。
キャラが面白いって言う意味ではお勧めですが、客観的に見るとストーリーが進まなくて欲求不満になる感じです。
特に女性にはあまりお勧めではない感じです。
昔はコスプレする人が多かったんですけどね。

2014/06/04 23:04:49
id:ShinRai No.13

ShinRai回答回数488ベストアンサー獲得回数212014/06/04 14:13:23

ポイント8pt

内村鑑三の「代表的日本人」で紹介されている五人のなかで、一番魅力的であったのが、米沢藩主 上杉鷹山です。

知名度は低いですが、実に立派なお殿様で、あこがれます。

id:libros

どんなところが実に立派で一番魅力的なのか、さわりを聞かせてくださるとうれしいです。

2014/06/04 15:16:20
id:gm91 No.14

GM91回答回数1007ベストアンサー獲得回数882014/06/04 18:34:48

ポイント15pt

「夢暦長崎奉行」の遠山景晋ですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2%E6%9A%A6%E9%95%B7%E5%B4%8E%E5%A5%89%E8%A1%8C

僕は正直、小林稔侍は大根だと思うのですが、あくの強いキャストに囲まれて寡黙な奉行というキャラが、いわばおでんの出汁によくつかった大根のような味わいで絶妙でした。

側人の宮島鉄右衛門(加藤武)の「殿ッ!」って呼びかたがまた秀逸。
再放送してほしいです。

あと、思い入れってほどではないのですが

三匹が斬る!
http://www.youtube.com/watch?v=0fqSPUzm1sE

高橋英樹演じるところの矢坂平四郎は、どう見ても素浪人なのにあだ名が殿様っていうのが絶妙でした。
話自体はあんまり覚えてないんですけど(おい)、まあ確かに殿様って感じでしっくりきてたので斬新だなあと思ったのはよく覚えています。

id:libros

夢暦長崎奉行、確かに濃ゆそうなキャスト揃いです。その中で《出汁によくつかった大根のような》小林稔侍、面白そうです。見たかったなあ。
三匹が斬る! あだ名が殿様ってのはアリなのか(大笑)。でも高橋英樹ならきっと似合いそう。

2014/06/04 19:45:54
id:gm91

楽天カードマンの人が出てる第8話が特に好きですね。

2014/06/06 00:27:15
id:libros

遅ればせな補足で申し訳ありません。今回は日本の殿様を重点的に募集したいです。
日本の偉い(地位・身分が高い)人であれば、将軍や帝でも構いません。
日本以外の殿様を書いてくださっても構いませんが、
世界の王様や君主は、別の機会にぜひ募集したいと思いますので、できればその時まで温存しておいてくださればと(^^)

id:goldwell No.15

goldwell回答回数502ベストアンサー獲得回数612014/06/04 22:56:18ここでベストアンサー

ポイント30pt

まずは正統派の名君からいきます。


保科正之
名君 保科正之公とは
二代将軍秀忠のご落胤ではあったものの、正室の癇気を恐れたために将軍家血縁者としての待遇を得られず、高遠藩保科家養子になり、家光の代の後半になってようやく幕政に参加した人物。
あくまでも臣下としての礼節を守って忠誠を尽くしたその謹厳実直な人柄を家光に愛され、会津藩領と松平姓を賜ったが、正之の代は保科姓を通したという。
(幕末に京都守護職に任じられた松平容保は子孫)
家光後半から次代の家綱にかけては、武断政治から文治政治に切り替わる時代であり、そこで幕府への不満を鎮め体制を安定させるために中心的な役割を果たしたと言えるでしょう。
大火で焼きだされた庶民への救済に加え、道路の拡張や火除け空き地の整備など江戸の防災面での功績はあるのですが、あまり知られていないかもしれません。
ちなみに火災で焼け落ちた江戸城の天守を、もはや実用的な意味があまりなく単に見た目だけものであり、無駄な出費は避けるべきと主張したために以後再建されることがなくなったそうです。


会津藩初代藩主としても産業の育成と振興に努め、領民に対して慈愛に満ちた政策を行っていました。
もっとも正之自身は幕政に忙しかったために、実務的には名家老と呼ばれた田中正玄らの尽力も大かったようです。この名君にして名臣ありといった感じです。
将軍から絶大な信頼を得たこと、そして流行の朱子学に傾倒したことにより将軍への忠誠を第一とする遺訓を遺しましたが、それが幕末の悲劇を呼ぶきっかけになるとは歴史の皮肉というか、いかな名君と言えども200年後までは見通すことはできなかったのだなぁという感慨を持ちましたね。
松平容保を主人公とする『王城の護衛者』で会津藩の成り立ちについて触れていますが、その冒頭文はまさに司馬遼太郎ならではの名文句だと思っています。

会津松平家というのは、ほんのかりそめの恋から出発している。

新装版 王城の護衛者 (講談社文庫)

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保科正之本人の生涯とその活躍を存分に描いた小説としては『名君の碑』があります。

名君の碑―保科正之の生涯 (文春文庫)

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真田信之
真田伊豆守信之(信幸)松代十万石の祖
「真田三代」でググると、多くは幸隆・昌幸・幸村(信繁)と出ますね。
伝説と化した真田幸村の知名度は確かに高いし、私も真田氏を知るきっかけは幸村の活躍を描いた小説でしたが、むしろ徳川政権下で敵視されながらも真田の家名を保った信之こそ名君として評価したいと思います。
江戸時代初期は多くの大名が難癖つけられて改易・減封の憂き目に遭いました。
関ヶ原の戦いで自身は東軍についたとはいえ、たびたび徳川を苦しめた父と弟のために長年嫌がらせを受けましたが、そこは決して落ち度を見せずに隠忍自重してやり過ごす。
その点で謀将として名高い父や祖父の才能を受け継いでいるんでしょう。
しかしこの人は子孫に恵まれなくて、嫡子と嫡孫が早逝した後、新たに後継に指名した次男にまで死なれ、残った子らが跡継ぎ争いを始めてしまう。
とっくに引退していた信之はなんと93歳にして現役復帰して藩政を執り、後継者争いに決着をつけました。
同年、死去したというから最後の最期まで気が抜けなかった人生なのでしょうね。
江戸時代以降の上田~松代時代の真田信之および江戸中期以降の真田家の話が収録されている『真田騒動-恩田木工』が良かったです。

真田騒動―恩田木工 (新潮文庫)

真田騒動―恩田木工 (新潮文庫)




名君と言えば江戸時代屈指の名君として名高い上杉鷹山(治憲)を挙げようと考えてました。
上杉鷹山
たぶん先に出るかな~と思っていたらやっぱり出ちゃいましたけど。
この人の功績としては、破産寸前で領地返上論まで出ていた米沢藩主に就任して身分を問わず有能な財政家を活用して改革を行ったこと。
改革に反対する守旧派を退け、登用した人材が活躍できるように責任を負ったこと。
将来を見据えて藩学校を再興させたことでしょうかね。
在職中も決して順調ではなく幾多の災難に見舞われましたが、最後まで信念を貫き通すことは君主としてなかなかできることではありません。
小説としては、藤沢周平の遺作『漆の実のみのる国』がお薦めですが、本当の意味で上杉鷹山の治世を最後まで書けずに終わってしまったのが残念です。

漆の実のみのる国〈上〉 (文春文庫)

漆の実のみのる国〈上〉 (文春文庫)






続いて(良い意味で)変人な殿様
古田重然(織部)
古田織部 天下一の茶人となった武将
安土桃山時代に隆盛を極めた茶の湯に入れ込み、弟子入りした千利休の後を継承しつつも「織部好み」と呼ばれる独特の一大流行をもたらし天下の茶人となった人物です。
私は名前しか知らなかったのですが、『へうげもの』(『出世』と『物』、2つの【欲】の間で日々葛藤と悶絶を繰り返す戦国武将【古田織部】の物語)でその破天荒な人物像に驚き、惹かれたものです。
茶器のために命を賭していたかもしれない本物の数寄者です。
実際のところ、大名としては小規模(数万石程度)ながら、茶の湯を通じて朝廷、貴族、寺社、経済界と様々なつながりを持ち、全国の大名にすら多大な影響力を与える存在にもなっていたこと。
(『へうげもの』では茶室で相手を調略するシーンがよく出てきますが、日本の密室談合には茶道が影響しているのか?と勘ぐってしまったり)
自前の窯を持ち、職人や陶工らを多数抱え創作活動を競わせ、自らはいわば茶の湯のコーディネーターとして指導にあたり、その陶芸文化を今日まで遺したこと。
それでいて反骨精神に溢れ、豊臣秀吉に追放された千利休を他の弟子や知人が憚っていた中で平然と見送ったり、敗勢明らかな大坂の陣の豊臣氏に肩入れした為に切腹を命じられたり(他にも色々理由はあるのだろうけど)。
とにかく自身の生き方には妥協を許さなかった人物だったのでしょう。

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))

へうげもの(1) (モーニングKC (1487))




鍋島直正(閑叟)
幕末の名君…「肥前の妖怪」佐賀藩主・鍋島直正
貧窮していた藩財政を自らの手腕で見事に立て直し、積極的に西洋技術を導入して軍制改革まで行ったのですから名君と言ってもいいでしょう。
しかし幕末の時代に佐幕、尊王、公武合体派のいずれとも均等に距離を置き、それでいながら藩単独で反射炉を作ったり、蒸気船を作ろうしたあたり、何を考えているのかわからない(「肥前の妖怪」との評)技術オタクぶりがうかがえますね。
佐賀藩と言えば「葉隠」が有名ですが、藩主自らこれからの時代はそのような精神主義ではやっていけないと看破し、徹底的な合理主義・物理主義に走るのです。
そのカリスマ性によるものか、あるいは藩をあげて技術レベルをあげることに熱中していたためか、他藩のように政治的な内部対立はさほど起きず、ちゃっかりと最後には官軍に加わって平和裏に明治を迎えられたのはこの人のおかげでしょうか。
惜しむらくは明治維新後すぐに没したこともあって、彼と肥前の人材が明治の世で力を発揮する機会を得られなかったということですね。
鍋島直正を描いた小説としては、『酔って候』所収のまんま「肥前の妖怪」という短編がありました。

酔って候<新装版> (文春文庫)

酔って候<新装版> (文春文庫)




おまけとして、明治以降にたびたび徳川の名が登場するのが面白いです。
その一人として、慶喜に代わって徳川宗家を相続した徳川家達は静岡県知事を経て貴族院議員・貴族院議長を務め、ワシントン軍縮会議での首席全権でもありました。
徳川家達
一時は組閣の大命が下りたこともあったのですが、一族の反対で実現せず。
明治に徳川内閣が誕生すれば面白かったのになぁと無責任に思ったりして。
多趣味でその他にもいろいろとご活躍だったそうですが、一方でおおっぴらに言えない性癖も持っていたとか…。
私は読んでいないのですが、fujiponさんによる『第十六代徳川家達――その後の徳川家と近代日本』の読書感想がなかなか興味深いのでリンク貼っておきます。
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20130310
それから没落した清水徳川家の出で、日本初の動力飛行を成し遂げた徳川好敏は黎明期の日本航空界の第一人者であったようです。
徳川好敏
明治維新になって殿様商売がうまくいかずに没落した家も多かったようですが、中にははっちゃけて得意な分野で活躍した殿様もいたのでしょうね。

他1件のコメントを見る
id:goldwell

歴史に詳しくない人には名前を聞いたことあるかないか微妙なレベルの人物を持ってきたつもりなんですけどね。
で、書き始めたら止まらなくなってしまったのですけど、概要をざっと読めるようにリンクを貼れば良かったなと思ってさっき追加させてもらいました。

2014/06/05 22:32:22
id:libros

リンクの追加ありがとうございます。細やかな配慮が嬉しいです。微妙なレベルどころか、この名前見たことある、と言えるのは古田織部くらいです。
かなり入りやすそうな書籍を紹介してくださってるので、今のところまだ「あーっ、もう無理無理!お家に帰る!」ってことにはなってません(^^;;

2014/06/05 23:00:13
id:miharaseihyou No.16

miharaseihyou回答回数4505ベストアンサー獲得回数5602014/06/04 23:17:22

ポイント8pt

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E5%AE%B6%E5%BA%B7

日本史上の「殿様」で私が一番魅力的だと思うのが「徳川家康」です。
ダーティーなイメージが強いようですが、それだけエネルギッシュで有能で精神的にもバランス感覚に優れていたと言える。
戦国バブルを収束させ、日本の発展の基礎を築いた偉人です。
途中で手下に造反された殿様とはひと味違うと思う。

他2件のコメントを見る
id:miharaseihyou

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%86%E8%AA%AC%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8F%B2

日本史への入門と言うことなら「逆説の日本史」をお勧めします。
教科書や新聞などのメディアは学会や圧力団体などの都合で内容を偏向させます。
だから歴史が面白くないって言う人が多いのも当たり前なんですよね。
当たり障りのないことしか教えようとしない。

伊沢氏は常識に照らして歴史を再構築しようと試みて、史実の再検証を行っています。
元が小説書きですから、文が分かりやすい。
それぞれの分野で秘匿しようと試みている史実も大胆に露出させるものだから、彼方此方との軋轢は相当なものです。
特にA紙との仲は最悪でしょう。
しかし、良心的な記事と真実に対する渇望とでも表現するべき探求心は作品に十二分に反映されていると思います。
日本史や歴史を学ぶ上では必読の書だと私は考えています。
悪魔の書のような言い方をする御用学者もいるんですけどね。

2014/06/05 19:31:29
id:libros

id:dablogerさん、コメントありがとうございます。「影武者徳川家康」は剣豪の質問で紹介していただいて、興味を持ってます。ぜひ読んでみたいです。
id:miharaseihyouさん、コメントありがとうございます。軽い気持ちで家康入門をお訊ねしたつもりが日本史入門とは!えらいごっついスケールに(^_^;;;
「逆説の日本史」見てみます。

2014/06/05 20:20:45
id:kazukichi_0914 No.17

かずきち。回答回数126ベストアンサー獲得回数82014/06/06 17:21:38

ポイント5pt

ちょんまげが椰子の木

他3件のコメントを見る
id:gm91

>いるのかな?
に、にゃんまげ・・・(自粛)

2014/06/07 23:24:16
id:libros

> にゃんまげ・・・
ちょこっと検索してねこ殿様も見かけたんですけど、ヤシの木じゃない気がします。

2014/06/08 00:34:36
id:toshi_nishida No.18

toshi_nishida回答回数525ベストアンサー獲得回数382014/06/07 18:24:57

x

id:libros

wikiのリンクを貼っただけでは寂しすぎます。
推薦なさるかたが「どんなところが素敵だと思ってるか」も教えてください、と
お願いしてるつもりなんですよねっ。
もし気が向かれましたらぜひ魅力を書き足してくださいませ。

2014/06/08 00:35:50
  • id:takejin
    お殿様は、君主と変換してよろしいですか?
    殿と王の間には、ちょっとした堀が穿たれていそうで。
  • id:libros
    殿様と呼ばれる偉い人ならおおむね誰でも歓迎、というフワッとした感じで募集しております。
    殿様育ち、のような“世事に疎い人”やトノサマバッタまで含めるのはちょっと広げすぎかな。
  • id:goldwell
    時代劇における「殿」というと一般的にはお城のお殿様=大名(将軍は「うえさま」だから厳密には違うよな~)になるんでしょうけど、洋の東西に関わらず君主・統治者と言えるような「偉い人」と広く解釈しちゃっていいってことですかね?


    架空縛りだと私の守備範囲では厳しいな~と思っていたんですが、実在もアリだと逆に候補が多すぎて大変そうです(笑)
  • id:libros
    そうですねー、今回は日本のお殿様に限定したいです(ギリ琉球国王あたりまで)。
    日本の偉い(地位・身分が高い)人であれば、将軍や帝でも構いません。
    人の上に立つ人物が持つ魅力って、どんなの? というあたりに特に興味があります。
    世界の王様や君主は、また別の機会にぜひ!
    回答楽しみにお待ちしております♪
  • id:cj3029412
    (-。-) ボソッ(大石"昼行灯"内蔵助よしお) むしろこっちにこっそりばかっぽく記すw
  • id:libros
    コメント欄は好き放題書き込んでくださってオッケーです。
    それは圏外だろ、ってのもこちらならにこやかに歓迎いたします(^^)
  • id:gm91
    トルメキアのヴ王陛下もたしか殿様って呼ばれてた記憶あり
  • id:a-kuma3
    今回は、お邪魔できそうにないので、コメントで失礼。
    お殿様のお題で思ったのが、不自由なお殿様。
    本来はトップなはずなのに、諸々の事情で自由がないどころか、謂れのない誹りまで受けるような。

    ぱっと思いついたのは、隆慶一郎の「捨て童子・松平忠輝」。
    読んでからずいぶん経つので、お殿様のラベルがつけられるのかどうかもよく覚えてないんですが。
    # 読み直す時間もなくて、すみません
  • id:NAPORIN
    http://www.tebasaki-summit.com/yuruchara/  ユルキャラの津島版もいるようなのでなんかのついでにはっておきます。
  • id:libros
    ■a-kuma3さん
    今回お越しいただけないとのこと、残念です。とはいえ、いつも素敵な回答をありがとうございます。次はいつになるかわかりませんが、もしお目にとまりましたら、よろしくお願いします。

    ■なぽりんさん
    ユルキャラ津島版ありがとうございます。つし丸、ユルいなあ。彼ははちまるくんより殿様っぽいですが、殿様ではないですよね?
  • id:NAPORIN
    社殿のイメージだそうです>つし丸。あえていうなら宮司さん…かしら。
  • id:libros
    あ、うっかり、はちまるは君づけで、つし丸は呼び捨てにしてました!失敬!
  • id:Lhankor_Mhy
    テレビ時代劇で「殿様」といえば「三匹が斬る」ですよね、本当に殿様なのかどうかは謎だけど。
  • id:libros
    名残は尽きませんけれども、終了いたしました。
    ベストアンサーは、No.15のgoldwellさんに。これまで時代物とは縁が薄い読書生活を送ってまいりましたが、このあたりからなら入っていけそうな気がします。
    No.9なぽりんさんが挙げてくださった徳川宗春も魅力的です。
    ポイントは、回答の熱烈度や何かで、幾許か差をつけました。寂しすぎる回答については、かなり低めになってます。あしからず。

    さて、ほぼ4週にわたって続きました《初夏の群雄カーニバル》は本質問をもって散開いたします。
    皆様たいへん丁寧に回答してくださって、本当にありがとうございます。篤くお礼申し上げます。
    剣豪・射手・スパイ・殿様と、これまであまり縁がなかった分野の創作物をたくさん紹介していただいてとても嬉しいです。いずれも面白そうでワクワクしております。
    そのうちまた妙なお題をひっさげて舞い戻ってまいりますので、お目に留まりましたら懲りずに回答してくださいませ。
  • id:goldwell
    ベストアンサーに選んでいただきありがとうございます。

    実は1年ほど人力検索ブランク期間がありまして、質問の方は3月にしましたが、回答の方はlibrosさんの「魅力的な架空の剣豪または剣の達人を紹介してください」をたまたまブックマークニュースで見かけたのがきっかけだったんですよね。
    この四回の質問で久しぶりに回答する楽しさを味わえましたし、皆さまの回答・コメントに随分楽しませてもらいました。

    いつかまたlibrosさんや回答者の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

    いやまぁ質問してみようかなぁと考えてる腹案は以前からあるにはあるんですけど、なかなか実施の運びにならなくて・・・。
  • id:libros
    goldwellさん、コメントありがとうございます。
    今回の質問群は割と気楽に始めたのですが、思いがけず蒙を啓かれ、この世にはまだまだ面白いものが一杯あるんだな!ということを実感しました。そうでなくても“読むつもりの本”が読み切れないほどあるのに、さらに増えちゃいましたよ(嬉しい悲鳴)。
    今後もいろいろご教示くださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。

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