±はどういった物でしょうか?
1とσをかけたものに、-1とσをかけたものを足した値でしょうか?
±1σとは、平均値-σ ~ 平均値+σの間を表す表記です。
σは、標準偏差を表します。
なぜ、1σと、わざわざ「1」をつけるのかと言うと、2σ、3σを扱う場合があるからです。
世の中にある現象は、正規分布という確率分布に従う事象が多いのですが、±1σの範囲に収まると、7割ぐらいの確率だ、とか、±2σの範囲内だと、95%くらいだとか、というような使い方をします。
http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/mnaka/ut/normdist1.html
a-kuma3の仰るように、±1σは平均からプラス方向とマイナス方向の1標準偏差分の範囲と言うことになります。
例えば、IQ検査などは平均が100、標準偏差が15の分布になるように変換をするので、μ±1σは、IQ85~115の範囲となり、この中に全体の約7割の人が入ります。さらにμ±2σではIQ70~130までの範囲に95%の人が入ります。
学校の試験などで使う偏差値は、平均50、標準偏差10の分布へ変換するため、μ±1σは偏差値40~60までに約7割の人が入ります。μ±2σでは、偏差値30~70までに95%の人が入るわけです。ですので、偏差値70を超える人は全体の2.5%しかいない(残り2.5%は30未満)計算になるので、かなり頭の良い人と考えることができます。
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