匿名質問者

翻訳の勉強(翻訳家になりたいわけではなくあくまで趣味のレベル)のために、

ネットで探してきた記事や
好きな作家の文献を翻訳して紹介しようかと思います。

これってどういうやり方なら違法になりませんか?
URLや引用元を記載した上での要約ならOKでしょうか?

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  • 登録:
  • 終了:2014/11/08 08:15:03

回答3件)

匿名回答1号 No.1

著作権のあるコンテンツについて、その翻訳部分がメインになってしまうとまずいと思います。自分の考えを述べるためにオリジナルを引用(数行とか、通常の「引用」と認められる範囲で)するだけなら大丈夫でしょう。要約は程度によると思いますが、自分の意見を書く上で必要な解説を加えるために妥当な程度ならあまり問題にはならないのではないでしょうか。いずれにしても難しい問題ですね。
著者の了承が得られればそれに越したことはないのですが......。

[著作権]海外サイトの引用、翻訳について - 弁護士ドットコム

匿名回答2号 No.2

著作権法第43条(翻訳、翻案等による利用)の規定は以下のとおり。

翻訳、編曲、変形又は翻案
30条1項 (私的使用のための複製)
33条1項(4項)(教科用図書等への掲載)
34条1項 (学校教育番組の放送等)
35条 (学校その他の教育機関における複製等)

翻訳
31条1号 (図書館等における複製)
32条 (引用)
36条 (試験問題としての複製等)
37条 (点字による複製等)
39条1項 (時事問題に関する論説の転載等)
40条2項 (政治上の演説等の利用)
41条 (時事の事件の報道のための利用)
42条 (裁判手続等における複製)

翻案(要約に限る。)
37条の二 (聴覚障害者のための自動公衆送信)

だから可能なのは、32条(引用)、39条1項(時事問題に関する論説の転載等)、40条2項(政治上の演説等の利用)、といったところ。ただ、39条には「ただし、これらの利用を禁止する旨の表示がある場合は、この限りでない。」との但し書きがあるので実際に使えるソースは少ないだろうし、32条は細かい規定が沢山あったりします。

> URLや引用元を記載した上での要約ならOKでしょうか?

要約って翻訳を手抜きするという事?。であれば引用とは方向性が真逆で、正当な引用として認められることはないでしょう。きっちり正確に翻訳した上で、引用した文からは読み取れない様々な「解説を付け加えたり」、あるいは文法を分析して「解説を付け加えたり」、というようなプラスアルファがあってはじめて法律で認められている正当な引用となります。

匿名回答3号 No.3

* 既に著作権が切れているものならもちろん自由に訳して発表できます。Project Gutenberg https://www.gutenberg.org/ には著作権切れの大量のテキストがあります。(日本の場合、戦時加算があるので他国で著作権切れでも日本ではまだ、というケースがあってややこしいのですが、19世紀ものなら確実にokです。20世紀のもので不安があれば個別に質問してみるとよろしいかと。)

* 特にネット上の文章に多いですが、著作権者が利用条件を明示している場合があります。例えば丸の中にccが入ったCreative Commonsマークを見たことはありませんか? ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9 ) このマークにND(改変禁止)が入ってなければ、著作権者に断りなく翻訳してもokです。公開に当たっては他に示された条件(商業利用禁止とか継承とか)も守る必要があります。ソフトウェア関係の文書は、ソフトウェアのライセンスに準じた条件が示されているものもあります。各ライセンスをよく読んで、それでも不明であれば具体的に質問を立てると良いでしょう。

* 著作権者が条件を明示していない場合は、翻訳を公開していいかどうかは権利者じゃないとわからないです。ごちゃごちゃ悩まずに作者に質問してみましょう。プロが書いて商業出版されているようなものだと出版社を通じて正式に翻訳契約を結んでくれと言われると思いますが、ブログの記事などであれば快諾してくれることも多いです。

利用条件が明示されている場合は、著作権者が「いちいち許可求められるのは面倒」と思ってやってることもあるので、わざわざ重ねて許可を求める必要はありません。ただ、そうでない場合や、翻訳していて原文の解釈が複数ありえてどうしてもわからない場合などは、少なくとも一度は著者にコンタクトしてみましょう。それで返事が無ければ向こうも忙しいということで諦めればいいだけのことです。
(よくわからないからといって適当に訳すくらいなら、著者の意図を確認して正しく訳す方がずっと良いです。)

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