例えばhttp://pro-recipe.nikkeibp.co.jp/detail.php?cd=1379をそのままメニューとして個人店提供する事は可能ですか?
1.文字であるレシピ文には「著作権」はありますが、
「調理方法」「味」には著作権のような保護はまだないです。
(科学的にあたらしい調理法で特許がとられているレシピではないという前提)
ただ、食品業界での「のれん」のようなものがあるのは予想がつきます。
コンテストや広告パンフなどに出すとすぐにバレて怒られますね。(ただ訴えるには根拠はない。
不正競争防止法にしても、相手が自主的に公開したレシピを
他人が借用するのは正常な競争の範囲とされ合法判断かと。
えげつない広告をかけるまでやったら別ですが)
2.料理名ですが、すごく独特な名前だとそのまま商標登録されていることがたまにあり、そうなるとそのメニュー名は使えません(うっかり登録商標を無断借用すると前科がつく可能性があります。昔は「うどんすき」はみみ卯という店の登録商標でした。今は一般化したため取り消されていたはず)
この例はそうでもなさそうですね。
法律判断はこのくらいにしておいて、
実際やるとなると、どうかというと。
簡略化、兼、防御策として、筆者さんはおそらく、
ノウハウを敢えて書き落としています。
そうすれば他社で同じような値段・品質で出すことができないレシピになるので。
そこから先は腕次第ではないでしょうか。
同じような素材のとりあわせでも
工夫や努力のアレンジを加えた結果、
もっと安くて綺麗でうまいものを出せれば相手は負けたーと思うでしょう。
健全な競争は歓迎すべきものです。
日系のサイトには特別な記載はされておらぬようでございます。
レシピを使って料理をすることに関しましてはこちらがご参考になるのではと存じます。
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20130906-00032042-r25
ちなみに、小説や漫画を無断でコピーしたりすれば、著作権侵害にあたるのは、なんとなくわかりますよね? では、著作物であるレシピ本を見て実際に料理を作って販売したら、著作権侵害にあたるのでしょうか?
これは著作権侵害にはあたりません。なぜなら、レシピという「表現」のもとになっている調理方法そのものは「アイデア」に過ぎず、アイデアを具現化することは著作権者だけに認められている権利ではないからです。
著作権法は「アイデア」ではなく「表現そのもの」を保護するという大原則があります。たとえば、「未来から猫型ロボットがやってきて、便利な道具を出してくれる」というアイデアを使ってマンガを描いて出版しても、イラストやストーリーが独自のものであれば、問題はありません。
同様に、「アイデア」であるレシピを使って料理を作り販売しても、著作権侵害にはあたらないのです。
ただし、アイデアを保護する法律として、「特許法」や「不正競争防止法」といった法律があります。
レシピの中でも「秘伝のレシピ」のようなものは、「不正に営業秘密を取得したり利用したりしてはならない」という不正競争防止法の定めにより守られています。
著作権法には違反しないようでございますが不正競争防止法に抵触する恐れがございます。
仮定の話でございますが採番にまで発展したといたしまして勝訴いたしましても世間の評判というものがございます。
素人がプロのシェフのレシピを真似したとしても同様の味が再現できるものではございません。
ましてやそこに「あの店の料理はパクリだ」との評判が立ってしまっては営業に差支えが出るものと存じます。
公開されているレシピでございますのでお問い合わせをして正式に使用の許可を得るのが得策かと存じます。
コメント(1件)
ページ下の各リンクを辿っても禁止するような文言は特に見つかりません。
タイトルとして、「プロ料理人のレシピサイト」ではなく、
「プロ料理人の“ための”レシピサイト」と書いてある以上、
プロ(=料理で生計を立てる人)用のレシピなんでしょうから、
本来は調べるまでもなく利用不可という事はありえないと思いますが。
実際のところ、「プロ料理人のための」と謳っておきながら、
このレシピで商売してはいけないなどの縛りがあったら詐欺もいいとこです。
味の決め手は1つ1つの素材なのであって、レシピ(分量比)では無いと思うし。
具体的に「○○産のタマネギを使って、△△産の塩を使う」、などと書いてあって、
そっくりそのまま真似るとなると問題があるとは思いますけれども、
そうした知られて困るような事は、
「企業秘密です」と最初から明かさないのが普通ですので。