「あ、あとのことは、頼んだぞ…。」
日々の天命を全うし、その後に待ち受けていた
風呂場のタイルの目地の黒黴との壮絶な戦い。
かつてのつややかな毛並みは、塩素系漂白剤の原液を
すりこまれて荒れ果て、激しい研磨の加圧でその首の骨は折れ…
顔面蒼白を通り越し、すでに全身がブルーになっていた。
かつては毎朝、洗面台で朝日と共に主をほがらかに待ち受け、
数々の口菌や歯垢と戦い、医者には一ヶ月が寿命と言われつつも
気力で半年以上も毛先を広げず、奇跡の延命を得て約一年、
今まさに名誉の死を告げようとしていた洋治
(平成26年生まれ水瓶座1歳、職業歯ぶらし)の
最期の姿であった。
「死ぬな!死ぬんじゃない!!」
洋治の心は、走馬灯の様な思い出と共に、あの日々に戻って行く。
明るいスーパーマーケットの売り場で人工的な光に包まれ、
ピカピカの清潔なプラスチックの外殻に収まって、
銀色のステンレスのフックから、色とりどりの兄弟たちと
のんびりとぶら下がって、只、待つだけの平和な日々。
カートを押して来た主と目が合い、家に迎えられていった運命の日。
初めて外殻から出て、水や歯磨き粉と出会って菌や歯垢と戦い、
主の口の健康を守るという、自らの天命を悟った目覚めの日…。
しかし、死を目前にして、何の気遣いもされずに
只、ゴミ箱に投げ捨てられる兄弟達もいる中で、
写メまで撮って介抱してくれる主と出会えた洋治は
ある意味で幸せであった。
「ありがとう、そして、さようなら…。」
(合掌)
「あ、あとのことは、頼んだぞ…。」
日々の天命を全うし、その後に待ち受けていた
風呂場のタイルの目地の黒黴との壮絶な戦い。
かつてのつややかな毛並みは、塩素系漂白剤の原液を
すりこまれて荒れ果て、激しい研磨の加圧でその首の骨は折れ…
顔面蒼白を通り越し、すでに全身がブルーになっていた。
かつては毎朝、洗面台で朝日と共に主をほがらかに待ち受け、
数々の口菌や歯垢と戦い、医者には一ヶ月が寿命と言われつつも
気力で半年以上も毛先を広げず、奇跡の延命を得て約一年、
今まさに名誉の死を告げようとしていた洋治
(平成26年生まれ水瓶座1歳、職業歯ぶらし)の
最期の姿であった。
「死ぬな!死ぬんじゃない!!」
洋治の心は、走馬灯の様な思い出と共に、あの日々に戻って行く。
明るいスーパーマーケットの売り場で人工的な光に包まれ、
ピカピカの清潔なプラスチックの外殻に収まって、
銀色のステンレスのフックから、色とりどりの兄弟たちと
のんびりとぶら下がって、只、待つだけの平和な日々。
カートを押して来た主と目が合い、家に迎えられていった運命の日。
初めて外殻から出て、水や歯磨き粉と出会って菌や歯垢と戦い、
主の口の健康を守るという、自らの天命を悟った目覚めの日…。
しかし、死を目前にして、何の気遣いもされずに
只、ゴミ箱に投げ捨てられる兄弟達もいる中で、
写メまで撮って介抱してくれる主と出会えた洋治は
ある意味で幸せであった。
「ありがとう、そして、さようなら…。」
(合掌)
あはは :-)
そうなのねそうなのね?
おそらくこれはようかいのしわざです
そのようかいは食後に自分の歯を磨かないふわふわ毛の生えたケダモノです
自分の歯をご主人たるa-kuma3に磨かせておいて恬として恥じず
それどころか遊びの一種と解釈してじゃれついてはごりごりとかじりまくり
ある日ぱっきりと…。あなあはれあおき歯ブラシなり。
そんな悪行三昧の毛の生えた四つ足の姿をアイコンに据えた上idをa-kuma3としているご主人が多少不憫になりますがようかいなのでしょうがありません。
ついにこの時が来たんですねぇ。
歯ブラシはみんな、古くなって使われなくなると、
「俺はもう歯ブラシとして生きていくものではない」
と思い始め、それからしばらくすると、頭だけが取れて、野生に帰って動物として生きていくのです。
いえ、a-kuma3さんだけではありません。いつかは誰もが必ず旅立つ歯ブラシを見送ることになるのです。歯ブラシは独り立ちし、どこかで立派に生きていくのです。
野生に帰った後、どうやって生きていくのかはよくわかりませんが、この間偶然見かけた僕の使ってた歯ブラシは、何事もなく元気に過ごしていました。
ですから、心配しないであげてください。きっとあなたの歯ブラシなら、元気に生きていくことができるでしょう。
この取れかかった状態なら、もう少しで歯ブラシは旅立っていきます。
その時は笑顔で見送ってあげてください。
イナクナッテル... ( ゚д゚)ハッ!
あはは :-)
2015/02/02 06:31:09