古今東西、ジャンルは問いません。涙もろい鬼も鬼軍曹も、鬼と名がつく魅力的なものであればおおむねなんでも歓迎です。
どんなところが素敵か、熱烈に語ってくださいね。
××は読みました・見ました、というコメントを書くかもしれませんが、私が未見かどうかではポイント差をつけません。有名な作品でも気にせず挙げてください。
既出とかぶる回答は、魅力を独自の言葉で熱く語っていればOKです。(「自分も上と同じ意見です」はNG)
吸血鬼を除き、角がある、体大きめのようなものにしてもかなりいっぱいありますね。
確実に鬼がでてくるメジャー作品(いわば原作)
泣いた赤鬼 (絵本)
泣いた赤おに (日本の童話名作選)
酒呑童子 (日本の物語絵本)
大江山千丈ヶ嶽 酒呑童子由来
泣いた赤鬼/桃太郎/柳田国男/酒呑童子
手天童子 (1) (講談社漫画文庫)手天童子 猥雑な感じがいい
ここからタイトルに鬼入りで自分が思い出せるもの(鬼でamazonするとひどいことに…)
るるぶ薄桜鬼 (JTBのムック)薄桜鬼という作品(なぜか聖地巡礼本が一番上にあった) 原作は紙芝居ゲーム、そこからアニメへ、新撰組は実は言葉通りの鬼だった? 吸血鬼っぽい設定がどうなるのかサスペンスがあり男性にも面白い!
喜鬼-KIKI- (GUSH COMICS)喜鬼 角が万病の薬になるとつけねらわれたいたいけな鬼は…(女性向、世界観地続きでいくつかあり)自分この方の絵柄ほんとうに好きだし上手いとおもってます。
装甲悪鬼村正 -公式サイト
「鬼と逢うては鬼を斬り、仏と逢うては仏を斬る」
執事でも挙げた装甲悪鬼村正。主人公の湊は正義の味方のようですが、実は彼こそが鬼の所行をなしています(さくっとネタバレ)。むしろこの作品の中に鬼の所行をなさなかった登場人物がいるか、かんがえてみるとあやふやになってきます…正義を為すということの重みを感じさせられる作品です。
鬼の所行を脱したときの彼もなかなか鬼ではないかと… 毎度ですが暴力表現・性表現がありR18の作品です。
サイバーパンク武侠片『鬼哭街』
手には一刀、倒すは五人。鬼哭街 紫電掌 (角川スニーカー文庫)未プレイですがお勧めの声も高い。
ここから脇役~血統~ボス敵などに鬼入りのもの
銀魂 第58巻アニメDVD付予約限定版銀魂。近所に住んでる花屋さん一家がどこからみても強面の鬼としかいいようがないのに内心は美しく…異星人の鬼、けっこうでています
おじゃる丸 1 (ジャンプコミックス) かわいらしい赤鬼・青鬼・黄鬼(黄色はめずらしい)が出ます、日常が詳しくかかれている回も多くてむしろ主役級なんじゃないかとおもいます。黄はヒヨコじゃないっピ!
【楽天ブックスならいつでも送料無料】犬夜叉(48) [ 高橋留美子 ]犬夜叉・うる☆のラムちゃん・りんねなど高橋留美子作品には鬼多し!
GS美神 極楽大作戦!!の登場人物 - WikipediaGS美神はルシオラに全部もってかれる…出番は少ないですがいろいろと網羅してるはず。
さて前置き長すぎてすみません、お待たせどうみてもきみが主役です!タイトルロールおめでとう!!
DVD付き 鬼灯の冷徹(18)限定版 (講談社キャラクターズA)
「ここはじーごーく~、じ~ご~く~」のアニメテーマソングでもおなじみ鬼灯の冷徹。閻魔仕えの鬼灯は地獄の鬼ですが、わりと好き勝手やっててまわりに「鬼ー」といわれ「それが何か」と返す冷静キャラなのにふとサラリーマンの悲哀をなぜか感じてしまったりします。そうかお盆って地獄側からみるとそういう行事なんだね…! もしかしたら聖☆おにいさんへのアンサーなのかもしれません。
おまけ
ぼのきちさんはTwitterを使っています: "先ほど帰宅したら、娘が節分の鬼を倒すべく壮絶な自主トレを繰り広げていました。 http://t.co/odfYN9AUe4"
========
このあと、夢枕獏さん・岡野玲子さんの「陰陽師」とあと一つおもいだして書いていたのですが消えました…羅生門の鬼…
=====
別口でひとつおもいだしましたが
http://www.sacred7.jp/
セイクリッドセブンというアニメで「しゃべる鬼瓦」がでてまいりました。一応世界のナゾをしる重要人物…?のようです
http://www.sacred7.jp/character.html ピンクなんですよね…
吸血鬼を除き、角がある、体大きめのようなものにしてもかなりいっぱいありますね。
確実に鬼がでてくるメジャー作品(いわば原作)
泣いた赤鬼 (絵本)
泣いた赤おに (日本の童話名作選)
酒呑童子 (日本の物語絵本)
大江山千丈ヶ嶽 酒呑童子由来
泣いた赤鬼/桃太郎/柳田国男/酒呑童子
手天童子 (1) (講談社漫画文庫)手天童子 猥雑な感じがいい
ここからタイトルに鬼入りで自分が思い出せるもの(鬼でamazonするとひどいことに…)
るるぶ薄桜鬼 (JTBのムック)薄桜鬼という作品(なぜか聖地巡礼本が一番上にあった) 原作は紙芝居ゲーム、そこからアニメへ、新撰組は実は言葉通りの鬼だった? 吸血鬼っぽい設定がどうなるのかサスペンスがあり男性にも面白い!
喜鬼-KIKI- (GUSH COMICS)喜鬼 角が万病の薬になるとつけねらわれたいたいけな鬼は…(女性向、世界観地続きでいくつかあり)自分この方の絵柄ほんとうに好きだし上手いとおもってます。
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執事でも挙げた装甲悪鬼村正。主人公の湊は正義の味方のようですが、実は彼こそが鬼の所行をなしています(さくっとネタバレ)。むしろこの作品の中に鬼の所行をなさなかった登場人物がいるか、かんがえてみるとあやふやになってきます…正義を為すということの重みを感じさせられる作品です。
鬼の所行を脱したときの彼もなかなか鬼ではないかと… 毎度ですが暴力表現・性表現がありR18の作品です。
サイバーパンク武侠片『鬼哭街』
手には一刀、倒すは五人。鬼哭街 紫電掌 (角川スニーカー文庫)未プレイですがお勧めの声も高い。
ここから脇役~血統~ボス敵などに鬼入りのもの
銀魂 第58巻アニメDVD付予約限定版銀魂。近所に住んでる花屋さん一家がどこからみても強面の鬼としかいいようがないのに内心は美しく…異星人の鬼、けっこうでています
おじゃる丸 1 (ジャンプコミックス) かわいらしい赤鬼・青鬼・黄鬼(黄色はめずらしい)が出ます、日常が詳しくかかれている回も多くてむしろ主役級なんじゃないかとおもいます。黄はヒヨコじゃないっピ!
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さて前置き長すぎてすみません、お待たせどうみてもきみが主役です!タイトルロールおめでとう!!
DVD付き 鬼灯の冷徹(18)限定版 (講談社キャラクターズA)
「ここはじーごーく~、じ~ご~く~」のアニメテーマソングでもおなじみ鬼灯の冷徹。閻魔仕えの鬼灯は地獄の鬼ですが、わりと好き勝手やっててまわりに「鬼ー」といわれ「それが何か」と返す冷静キャラなのにふとサラリーマンの悲哀をなぜか感じてしまったりします。そうかお盆って地獄側からみるとそういう行事なんだね…! もしかしたら聖☆おにいさんへのアンサーなのかもしれません。
おまけ
ぼのきちさんはTwitterを使っています: "先ほど帰宅したら、娘が節分の鬼を倒すべく壮絶な自主トレを繰り広げていました。 http://t.co/odfYN9AUe4"
========
このあと、夢枕獏さん・岡野玲子さんの「陰陽師」とあと一つおもいだして書いていたのですが消えました…羅生門の鬼…
=====
別口でひとつおもいだしましたが
http://www.sacred7.jp/
セイクリッドセブンというアニメで「しゃべる鬼瓦」がでてまいりました。一応世界のナゾをしる重要人物…?のようです
http://www.sacred7.jp/character.html ピンクなんですよね…
「陰陽師」良いですね。岡野さんが描く晴明の艶かしい流し目が素敵です。
追記ありがとうございます。
オヤジギャグとシモネタが大好きな鬼瓦って(笑)。装飾が何げに可愛いです。
キマイラで、あまりにもグズグズしているものだから、すっかりお見限りの夢枕獏ですが、哀しい鬼を書かせたら現役の作家の中では随一だと思います。
陰陽師シリーズには色々と登場してきますが、代表的なのはこちらか。
鬼になるしかなかった女は鬼になり切れず、少しだけ残された人間の心が血の涙を流させる。
もうひとつ、キマイラでタッグを組んだ天野喜孝との共著。
陰陽師シリーズに比べると、少し淫靡な色が足された感じの短編集です。
どもっ!
陰陽師シリーズ大好きです。凝縮された文体が実に魅力的。
夢枕獏&天野喜孝は無敵のコンビだと思います。
あと、夢枕獏でしたら「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」もわりと好きです。
まず最初に思いついたのは、スマイルプリキュアの幹部アカオーニです。頭が弱い分力は強いです。泣き虫のキュアピースをいじめます。語尾に「オニ」とつけてしゃべるのも特徴です。
次に思いついたのは、地獄先生ぬーベーの鬼の手に封じ込まれている鬼。
主人公ぬーべーが妖怪退治で一番苦戦した相手でかろうじて封じ込めました。
当時、漫画で読んだ時に見開きの鬼の迫力は凄かった記憶があります。
追記
後で思い出したのが幽々白書に登場する霊界コエンマの部下ジョルジュ早乙女。
いちおう青鬼だが、強くない設定で笑わせる担当の位置にいます。
追記しました。
回答の追記ありがとうございます。笑わせ担当の鬼っていいですねー。
野田秀樹の赤鬼はとても良い作品だと思います。
ああ!野田秀樹の赤鬼、大好きです。挙げてくださってありがとうございます。
物語がシンプルなだけに、演出や演者次第でまるで違って見えるところが素晴らしく魅力的でした。
角ありませんし、人間ですし
梶原 一騎原作漫画傑作選 キックの鬼 [マーケットプレイス コミックセット]
真空とび膝蹴りを知っているか君は!
変な仮面ライダー。太鼓で敵を倒すってなに。
緒方拳ってすごい
鬼畜だわな。人が鬼になると、鬼より怖い。
でも、心も通う。そこが人間。嗚呼
ゾッとする漫画なら、山岸涼子の他にない。
”鬼来迎”
象徴となる「鬼」。それは何なのか。
わかった時には、この漫画から逃れられないことになる。
この人を忘れちゃいけない。私が無条件で尊敬する人。
鬼瓦権造。何が面白いのか正直わかんないんだけど、「冗談じゃないよ。コノヤロウ」と言われるとどうにも笑ってしまう。鬼で笑えるんだから、いい世の中じゃないですか。
紅の挑戦者とか、(ムエタイではなく)キックボクシングが元気な時代でしたね。
> 鬼瓦権造
“巨匠”“世界のキタノ”と呼ばれるようになっても、茶目っ気を隠さないところが素敵です。次回作「龍三と七人の子分たち」愉快そうで楽しみです。
隆慶の捨て童子・松平忠輝とか。
あと、
シャア・アズナブル
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%82%BA%E3%83%8A%E3%83%96%E3%83%AB
実妹に鬼子呼ばわりされてた。
> 鬼嫁で思い出した
画像でみた感じでは可憐ですが、鬼嫁なんですね!?
最初敵だったけど和解みたいな感じで、鬼嫁度合いはどうだったかは微妙。
名前が鬼ってお姉さんカコイイてな感じで好きでした。
東京レイヴンズ、土御門夜光の式神である「角行鬼」
http://www.entravity.com/tokyo-ravens-episode-24-finale-season-2-never/
スーツ姿のイケメンでツノもないですが正体は渡辺綱にー条戻橋で腕を落とされた茨木童子らしいです。
滅法強くて美味しいとこ取りな登場の仕方が素敵です。
きゃあ、イケメンですねえ!スーツ姿の鬼、素敵です♪
デビルマン (完全復刻版) 全5巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]
鬼の本来の形は人を襲う異形の者。
この作品はそういう意味で、マンガに本格的な鬼を登場させた最初の作品だと思います。
永井豪の原作は、かなり読み応えがあります。
人より優れた知性体も鬼の範疇に入ると思う。
この作品は、単純な超能力ではなく、生物としての能力に優れた「種族」を登場させ、そのアンチテーゼとしての人類の存在を際立たせているように見えます。
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
これも人より優れたものに人が滅ぼされる可能性を語る物語です。
締め付けられるような恐怖感を持って読み進むような作品です。
人外のものを描いた物語は必然的に「人とは何か?」という本質的な問いを語りかけてくるように見えます。
環境主義的なアプローチだけではなく、可能性を追求しているようでもある。
人に代わるものは何か?
人はいつまで栄えている事ができるのか?
いつまで続くのか?
怖い物語です。
境界ギリギリをねらった回答、ありがとうございます。ベタな回答も断然ウェルカムなのですが、そうはいかないのがはてなーなのか(笑
デビルマンは悪魔じゃないのかなあ、とか。でも原作のクライマックスが凄いのは知ってます。凄いです。
天冥の標は、これまでにも、いろんな質問で複数のかたに紹介していただきました。
これだけ推されたら読まないわけにはいきません。読みます!
人外のものを描いた物語は必然的に「人とは何か?」という本質的な問いを語りかけてくるように見えます。
というコメントがぐっときました。素晴らしく素敵です(はあと)
一応、今回私の中では元が人間であっても人間とはかけ離れた異形かつ人を襲う存在ということで考えてみました。
そう考えると凶悪であったり醜悪であっても、なかなか魅力的とは言い難かったりするんですが、作品としての発想や存在がユニークなものを入れてみました。
『屍鬼』
村の洋館に風変わりな一家がこっそり引っ越してきて、その頃から村人が次々に不審な死を遂げ、「起き上がり」と呼ばれる奇妙な現象が静かに進行していった。
村が崩壊していくさまを淡々と描いた前半に比べて、一気にたたみかける後半の怒涛の展開が見事としか言いようがない作品。
コメントにまんま書かれていますから、もしかして既読かな?
質問の趣旨的にはゾンビ兼吸血鬼のような起き上がりの屍鬼よりも、人狼(字の通りの狼男ではなく屍鬼を総べる能力を持つ)と呼ばれる沙子や静信が真の主人公的な存在として魅力的ですよね。
スティーブン・キング『呪われた町』のオマージュですが、個人的にはこちらの方が閉鎖的な村の雰囲気が伝わってきて好きです。
『地獄の世紀』
大人が子供を次々に襲い殺戮するという現象が広まっていった世界を描いた作品です。
一定の年齢を境に大人たちは子供を見つけてはただ機械的に殺戮する存在(作品内ではクレオソートと呼ばれる)と化しています。それは犠牲を問わず組織的に天敵を殺すようにプログラムされた生物のよう。
似たような世界観を描いた永井豪の『ススムちゃん大ショック』という短編漫画があります。短編だけに理由も何もなく子殺しが行われる不気味さが印象に残るのですが、『地獄の世紀』ではかつてクロマニヨン人がネアンダルタール人に取って替わったように突然変異による種の闘争を描いているのではないかと勝手に解釈しました。
そう考えると世界崩壊後のサバイバルを生き抜く子供たちの強さに対して、人間らしさを失った旧世代の哀しさみたいなものを感じ取れますね。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20120114/1326539400
『憎鬼』
すれ違っただけの他人同士だったり、さっきまで親しく話をしていた友人・家族が突如殺意を抱いて相手を襲う。
そんな現象が世界各地に広がり、狂暴化した人間は憎鬼と呼ばれるようになるのです。
見た目は普通の人間なので区別のつけようがないのですが、社会が急速に崩壊してゆく中で今度は魔女狩りを思わせるような憎鬼狩りが行われるようになります。
変わっているのは憎鬼に怯えていたごく普通の主人公自身が憎鬼となってしまい、憎鬼狩りの組織に追われて遂に捕縛されて収容所に送られそうになること。
そして何時の間にやら憎鬼たちが団結し、それに対する人間たちとの戦いに発展しようかというところで終わり。
続くような終わり方だったので、続編をぜひ読んでみたい。でも続編が出るという噂だけでいつになるかはわからないです。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20110814/1313412364
【閲覧注意】グロ耐性が無い方は飛ばしてください。
『狂鬼降臨』
神と悪魔がその務めを放棄してしまったために、この世とあの世の境界が無くなり、地獄の鬼たちはわけがわからない内に現世に現れることになってしまった。
とまどう鬼たちとしては今まで通り職務―亡者を嬲り殺すこと―を続行するしかないということで、この世に地獄を再現すべく今日もせっせとあらゆる手段で人間を殺しまくる。
簡単に言うとそんな感じです。
ここで登場するのはごく正統派(?)の地獄の鬼たちであり、あくまでも職務に忠実なだけ。ただ真面目なだけなんです。単に人間の軍事力などものともしない途方もない強さがあるだけで。鬼対人間という構図ははなから存在しない。ただ狩る者と狩られる者のみ。
しかも現世に出てきてしまった影響で人間のように三大欲を覚えてしまい、次第に鬼が人間のようにふるまい、生き残った人間たちは畜生の如く堕ちてゆく。
そう考えると面白いですね。え、そうでもない?
友成純一独特のねちっこいグロ描写がこれでもかと続く血と汚物にまみれたスプラッタ小説なもんで、こんなのを出していいのか思ったのですが、コメント書き逃げだけじゃなーと思ったもので、こういう小説もありますよと。鬼は鬼だし(笑)。
ちなみにこの質問の時点では「最悪の読後感を味わわせてくれる、劇薬小説」の№1です。その後これを上回る劇薬小説が出てきたらしいので世界は広いもの。
http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20100327/1269671671
こうやって書いてみたら時代小説よりも現代小説それもSFに近い作品ばかりですね。
むかし読んでた高橋克彦を除けば、怪奇幻想ものの時代小説はあまり読んでないことに気付きました。
ホラーについても、想像上の生き物よりも人間の妄執が巻き起こす愛憎劇の方がよっぽど怖いです…。
ところで広い意味では殺人鬼いわゆるサイコキラーも「鬼」に含まれるんかなあと思ったのですが、そうするとまた範囲が広がりすぎるので、そこはlibrosさんに「魅力的な犯罪者」・・・が憚れるなら「魅力的なダーティーヒーロー/奸雄/悪漢」というテーマで質問していただくのもいいかもしれませんね。
熱烈な回答をありがとうございます。たいへん嬉しいです。
「屍鬼」以外は未読です。いずれも表紙からすでに恐ろしくてドキドキですが、質問したからには読みます!
魅力的な悪漢、というお題も素敵ですね。ぜひ募集してみたいです。
「鬼」って、人間の想像力が及ばない恐ろしさを持った存在だから、映像ではいかにも鬼の姿で現れると、安っぽく見えて鬼らしい印象が弱くなる。
そこで、これ。
『ツィゴイネルワイゼン』(1980年)。
http://youtu.be/EHXhdPHhUMw
日本映画史上最高傑作と言っていい作品。
監督は、「鬼才」鈴木清順。
ジャンルは「怪談」が最適と思う。
登場人物は人間しか出てこないが、それは見た目だけで、主要登場人物4人の中の1人の藤田敏八演じる青地以外は、全員妖怪変化のように思える。
その中で中心的な存在なのが原田芳雄演じる中砂で、言動も見た目も「鬼」と表現するのがピッタリだからという理由だけで選ぶつもりでした。
でも改めて調べたら、彼に襲われた盲目の女の子が
「今、鬼とすれ違いましたよ。」
としゃべるシーンがあったり、豆まきのシーンで「鬼は外」と言いながら真上に豆をまいて自分にぶつけたり、彼の奥さんも「鬼は外」と言って彼に豆をぶつけたりしてるので、彼の正体はズバリ「鬼」で間違いないでしょう。
鬼気迫る雰囲気の映画ですね。劇場で観たかったなあ。
とても興味あります。紹介してくださってありがとうございます。
30年ほど前の作品ですが、魅力的な鬼という意味では私が知っている中では上の方の部類です。
作者は神と鬼をモチーフに世界の根源を表現しようと試みています。
宗教色が強く、虚構のモチーフだと分かっていても引き込まれる魅力がある。
竹宮恵子さんの円熟期の作品で、昭和のテイストたっぷりの作品です。
横溝正史あたりの世界に近い。
先日紹介したような憶えもあるんだけど、吸血鬼もので面白いのを一つ。
ご存じバーディーの作者なんですが、テンポの良い物語を楽しんで欲しい。
あなたも成り上がってみませんか?・・って分かる人には分かる。
回答ありがとうございます。コメントが遅くなってすみません。
絵のタッチは優しげなのに鬼・吸血鬼が登場するんですね。
いずれもなかなか面白そうです。わくわく。
モモタロウのライバル、シュテンのおっさん(表紙画像右)を紹介します。
もともと、イワン・シュテンドルフというロシアの船乗りだったのですが、鬼として退治されそうになり、そのまま本当の鬼(酒呑童子)になってしまったおっさんです。
持ち歩いている酒瓶には、自分が戦った相手が入っています。どうやらこの酒(強者のエキス)で不老長寿を保っている様子。
デカイ、ゴツい、酒臭いという、お近づきになりたくない要素満載ですが、
強敵として現れて、最後は友となります。(ジャンプ漫画なので)
漂着者を征伐して成り上がる、「本当の鬼はどっちだ!」
プロレス+昔話+歴史+ギャグ+SFという、ニッチ寄せ集めで、全10巻分連載を週刊少年ジャンプで描きあげたにわのまことさん、楽しいお話をありがとうございました。
回答ありがとうございます。コメントが遅くなってすみません。
鬼扱いされて本当に鬼になってしまうってのが面白いです。
プロレス&昔話&歴史&ギャグ&SF、ごたまぜ感が素敵です。
「陰陽師」良いですね。岡野さんが描く晴明の艶かしい流し目が素敵です。
2015/02/03 14:52:53追記ありがとうございます。
2015/02/09 14:45:41オヤジギャグとシモネタが大好きな鬼瓦って(笑)。装飾が何げに可愛いです。