また、当主の配偶者も貴族という扱いだとすると、仮に、当主が女性である場合、その夫はどうなるでしょうか。たとえば、サッチャー男爵の夫は貴族といえるのでしょうか。（なお、サッチャー男爵はPeerといえるとしての話です。）
子供は、長子であっても次ぐまでは、貴族ではなく、ただし儀礼的に貴族扱い（貴族の称号）されるだけで、ということは存じております。次男三男も、貴族の一族という敬称はありますが、あくまでも、父親が貴族（Ｐｅｅｒ）であるとうだけです。
まずは、英国貴族のことを整理したくて、投稿を致しました。ご理解いただけるとうれしいです。なお、大昔からバロンを名乗っているような家はあるんでしょうか。貴族（Ｐｅｅｒ）ではなく、封建領主としてのバロンです（Ｆｅｕｄａｌ Ｂａｒｏｎｙ）。
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peer（男性）の妻は、例えばバロンの妻であればバロネスを名乗れますし、法的な特権も与えられます。
「自力で勝ち取った」爵位ではありませんが、法的に有効であるという点において、単に儀礼的なものに過ぎない子どもたちのタイトルとは異なっています。
Despite being referred to as a "peeress", she is not a peer "in her own right": this is a 'style' and not a substantive title. However, this is considered a legal title, unlike the social titles of a peer's children.
Courtesy titles in the United Kingdom - Wikipedia, the free encyclopedia
これに対して、peer（女性）の夫は、あくまでも平民です。
法的にも儀礼的にも特権は与えられません。
バロネスの夫だからと言って、バロンを名乗る事はできないわけです。
her husband acquires no distinction in right of his wife. Thus the husband of Baroness Bottomley of Nettlestone is called Peter Bottomley and has no courtesy title.
Courtesy titles in the United Kingdom - Wikipedia, the free encyclopedia
> なお、大昔からバロンを名乗っているような家はあるんでしょうか
Wikipedia 英語版の English feudal barony に一覧表 (Lists of English feudal baronies) があります。
税金の支払い記録などから確実視されるものだけでも 132ヶ所あるとの事です。
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遅くなり済みません。
2015/10/03 23:12:18男性と女性で違うのですね。男女平等の観点からは変ですね。
いまどきは、男女平等が先進国では、法的には、スタンダードだと思いますが、
貴族制度においては、例外なのだ、すくなくとも英国貴族制度では、と思い知りました。どうも有難うございます。
封建男爵とでも訳したらよいのでしょうか。この件もありがとうございました。
先進国では、法的な意味では、男女平等が達成されていると思っておりましたが、
2015/10/03 23:58:38英国におけるPeerageの仕組みは、男女平等ではない、ということがわかりました。
＞peer（女性）の夫は、あくまでも平民です
これですと、夫婦でパーティに出たとき、不具合であると思いました。特に、国王主催のパーティなどです。
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Peerageのルールを単純に、Royal Family に当てはめてよいか、どうか、
と思いましたが、
エジンバラ公も、ただ単に、エリザベス女王の配偶者というだけでは、
ただの外国王族にすぎず（英国法で外国の王族をどう扱うがわかりませんが）、
その外国が王政廃止してしまえば、ただの外国人になってしまいます。
もちろん、エジンバラ公は、英国国籍を取得することはできますが、
法的には、英国平民になるだけです。特別にＨＲＨにする手続を取った筈、
と思いました。
ほかにも、いろんなことを考えてしまいました。