回答に関連したURL、書籍情報、画像etc.を貼ってください。自作の絵でも構いません。
【参考】
http://q.hatena.ne.jp/1321003717
山狩り
村長の家の前の広場は、村の男たちで埋まっていた。ケンが近寄ってきて、俺の腕を取った。
「これから山狩りだ。お前は宿で待ってろ」
「何か獣でもでたのか?俺でも役に立てることはないか?」
ケンは首を横に振り、俺に言った。
「危険じゃないが、慣れていないとな。人手は必要なんだが」
「じゃあ、参加させてくれ。なんだか、村の男が全員行くのに、俺だけ残るのも気持ち悪いし」
「わかった、俺の指示に従ってくれよ」
「ああ」
ケンは村長の家に向かいかけて、振り向いて言った。
「道具を取ってくるから、そこで待ってて」
「わかった」
広場を見ると、竿のようなものやスコップのようなものを持った男たちが行き交っている。
ケンが長い竹の棒を持ってきた。先に金属のヘラのようなものがついている。
「あの先には触るなよ。片側に刃がついているからな」
「わかった」
村長家前の広場から、男たちは列になって散っていく。目指すは、裏山だ。
ケンの隊は山裾を北から周っていくようだ。道もなく、木々の葉で薄暗い雑木林の中を、結構な急ぎ足で進む。
もう、どこを歩いてきたのか、わからなくなっている。どこも似たような景色だ。わずかに坂を上っていることがわかるだけだ。
「おおーい、ケン、ちょっと来てくれ」
先頭の方から、声がかかった。最後尾にいた俺たちは、10人ほどの列の前方に向かった。
髭面の隊長が、木の根を指している。ケンはそこにかがみこんだ。
「ああ、ボリだ」
周りを取り囲む男達から、ため息が漏れる。ケンはスプレーで木の幹に数字を書きつけている。その足元を見ると、茶色のキノコが生えている。
「このキノコは、ボリっていうんだ」
ケンが俺に言う。周りにいた男たちは、八方に進みながら、木の根もとを探している。
「木の病気の元なんだ。こいつが憑りつくと、木が枯れる」
「これがそうなんだ。普通のキノコに見えるが」
「ああ、これ旨いんだよ。だがな、山が枯れるんだ」
ケンは、タブレットの地図にマークを付けている。よく見ると、その地図には、様々な色の点が光っている。
「今年は、ここまで降りてきたか。桜は守りたいよなぁ」
入力しているケンに、俺は言った。
「この山狩りって、このキノコの居場所をチェックしてるのか?」
「ああ、年に一回調べてる。このキノコは、菌糸が山の中に広がってるんだ。この山が、一匹のキノコで覆われてる。その山の主が、山に映えている木々の生殺与奪の権利を行使してるんだ」
「え、山が一匹のキノコ?」
「オニナラタケで調べるとわかる。世界最大の生物だよ」
「この刃の付いた得物は、何に使うんだ?」
「このキノコを調べるのに、掘ったり切ったり刻んだりしないとわからないからな」
俺は、少し考え込んで、こう言った。
「これさ、山狩りじゃないよな」
「ん?なんて言うんだ?」
「キノコ狩り」
https://www.1101.com/kinokonohanashi/046/eat.html
今度のお題は「狩り」ですね。
本来の意味での狩りは食べ物を得るための行為でしょう。
お腹が空いて、手元に食べるものが無く、野に獲物を求める。
探して、追い詰め、殺して、肉を喰らう。
毛皮があれば、剥いで、洗い、乾し、鞣して、纏う。
先史時台の狩りは本能に根ざした生活の一部だったと思います。
武器も本来は獣を狩るための物。
もっとも当時から絶えず戦争もあったんですけどね。
URL必須と言うことで、何か面白いサイトがないか調べていたら「鷹狩り」のサイトを見つけました。
現在でも多くの人が鷹狩りに興じているそうです。
http://www.jfa.gr.jp/global/%E9%B7%B9%E5%8C%A0%E3%83%BB%E9%B7%B9%E7%8B%A9/
さっそくの回答ありがとうございます。
鷹匠、カッコイイ♪ カラスの駆除にも活躍しているそうですね。
鷹匠協会のサイト面白いです。動画ギャラリーも充実してほしいな。
平井和正の「死霊狩り」で。
ぼくが知ってる表紙じゃない。
多分これのはずだ(1がない)。
(頓珍漢なレビュー。もしかしたらポチると漫画が届くのか……)
「画像はありません」なので。
復刻されてたんだ(ラノベ扱い)。
おおっと、Kindle 版もある。
リアルタイムで読んでいたわけではないので、こっちが先だったか、ウルフガイを先に読んだったんだったか。
生頼範義さん、27日にお亡くなりになってますね。(追悼の画像引用ですか?)
イラストレーターの生頼範義さん死去 NHKニュース
合掌。
いえ、投稿直後にニュースを読んでビックリしてます。
カバーと言えば、生頼範義と末弥純だったので。
アマゾンで元の本がでてこないぞ。
断筆宣言→「言葉狩り」
詳細は、
これでわかる。
こんなのもあるな。
作家は言葉に力があると思い込んでる。
さて、話変わってキツネ狩り。
イギリス人は、キツネだけはいじめて構わないと思っているらしい。(スペイン人が牛をいじめてるのと同じ)
とりあえず、キツネを追い詰めることが趣味のようだ。
それは、アマチュア無線でも同じ単語を使う。
「フォックスハンティング」:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
無線ならではの楽しみ。普段は運動しない無線マニアも、この時は歩く、走る。
変装してキャリアを流しているキツネを探し出すゲーム。
なかなか面白いです。
周波数帯によっては、いかにアンテナを隠すか、が大変なのです。
中国でもキツネ狩りです。
http://jp.reuters.com/article/2015/11/12/china-corruption-idJPKCN0T10BO20151112?pageNumber=1
海外逃亡中の汚職官僚の追跡・帰還作戦のようで。
狩ガール、超肉食系ですね!
人間と野生生物の住環境が緊密になってしまった今日このごろ、生活に害をなす野生生物を保護すべきか駆除すべきかは、たいへん難しいところだと思います。
最近、質問の二重投稿が多いと思ったら、調子が悪いのですね。(^_^;
下の回答は、回答のボタンを押したらフリーズしてしまって慌てて「更新」を押したりしてたら同じものが二重投稿されていました。(^_^;
それで、内容は消しておきました。すみません。m(_ _;)m
食欲をそそる「狩」ですね!これからの季節にぴったりです。食べたーい。
回答が重複しちゃったのは残念ですが(よくありますよね、これ)、
まだ当分は締め切りませんので、あらたに何か思いつかれましたらぜひ2答目をお願いします。お待ちしております♪
無い知恵を捻り出していたら、狩人を思い出してしまいました。(^_^;
●あずさ2号/狩人 https://youtu.be/OCK-nWaYxJE
2答目ひねり出してくださってありがとうございます。嬉しいです(^^)
狩人は、あずさ2号以外にもいろいろ歌ってらっしゃるんですね。知りませんでした(失礼
青森県民です。
少し季節が違うのですが、
数年前に森の中の果樹園という所で「さくらんぼ狩り」したのを覚えています。
青森県にある岩木山の麓です。
新鮮なさくらんぼをどんどん摘み取っていくので、とっっても美味しかったです♪
初夏になればさくらんぼ狩りできますし、
春から秋までいろんな果物が収穫できますので、ぜひ青森県に来てください!
回答ありがとうございます。今年度の果物狩りは終了してしまったんですね。
めずらしい果実がいろいろあって、楽しそう。
土地柄といいますか場所柄といいますか
自家用車以外の公共の交通機関を利用しての御来園はかなり難しいです
土地がらといいますか場所柄といいますか
道に迷う方が多く
中々たどりつくのが難しいみたいです
という案内文がドキドキします。
山狩り
村長の家の前の広場は、村の男たちで埋まっていた。ケンが近寄ってきて、俺の腕を取った。
「これから山狩りだ。お前は宿で待ってろ」
「何か獣でもでたのか?俺でも役に立てることはないか?」
ケンは首を横に振り、俺に言った。
「危険じゃないが、慣れていないとな。人手は必要なんだが」
「じゃあ、参加させてくれ。なんだか、村の男が全員行くのに、俺だけ残るのも気持ち悪いし」
「わかった、俺の指示に従ってくれよ」
「ああ」
ケンは村長の家に向かいかけて、振り向いて言った。
「道具を取ってくるから、そこで待ってて」
「わかった」
広場を見ると、竿のようなものやスコップのようなものを持った男たちが行き交っている。
ケンが長い竹の棒を持ってきた。先に金属のヘラのようなものがついている。
「あの先には触るなよ。片側に刃がついているからな」
「わかった」
村長家前の広場から、男たちは列になって散っていく。目指すは、裏山だ。
ケンの隊は山裾を北から周っていくようだ。道もなく、木々の葉で薄暗い雑木林の中を、結構な急ぎ足で進む。
もう、どこを歩いてきたのか、わからなくなっている。どこも似たような景色だ。わずかに坂を上っていることがわかるだけだ。
「おおーい、ケン、ちょっと来てくれ」
先頭の方から、声がかかった。最後尾にいた俺たちは、10人ほどの列の前方に向かった。
髭面の隊長が、木の根を指している。ケンはそこにかがみこんだ。
「ああ、ボリだ」
周りを取り囲む男達から、ため息が漏れる。ケンはスプレーで木の幹に数字を書きつけている。その足元を見ると、茶色のキノコが生えている。
「このキノコは、ボリっていうんだ」
ケンが俺に言う。周りにいた男たちは、八方に進みながら、木の根もとを探している。
「木の病気の元なんだ。こいつが憑りつくと、木が枯れる」
「これがそうなんだ。普通のキノコに見えるが」
「ああ、これ旨いんだよ。だがな、山が枯れるんだ」
ケンは、タブレットの地図にマークを付けている。よく見ると、その地図には、様々な色の点が光っている。
「今年は、ここまで降りてきたか。桜は守りたいよなぁ」
入力しているケンに、俺は言った。
「この山狩りって、このキノコの居場所をチェックしてるのか?」
「ああ、年に一回調べてる。このキノコは、菌糸が山の中に広がってるんだ。この山が、一匹のキノコで覆われてる。その山の主が、山に映えている木々の生殺与奪の権利を行使してるんだ」
「え、山が一匹のキノコ?」
「オニナラタケで調べるとわかる。世界最大の生物だよ」
「この刃の付いた得物は、何に使うんだ?」
「このキノコを調べるのに、掘ったり切ったり刻んだりしないとわからないからな」
俺は、少し考え込んで、こう言った。
「これさ、山狩りじゃないよな」
「ん?なんて言うんだ?」
「キノコ狩り」
https://www.1101.com/kinokonohanashi/046/eat.html
リンク先の「きのこの話」、食べられるかどうか“直感でクリック!”をいくつか試してみましたら、恐ろしいほどの確率で不正解でした。やはりわたくし、キノコ狩りには向いてないようです。
基本キノコは、栽培したもの以外食べないのが無難です。うっかり死んじゃいますから。
リンク先の「きのこの話」、食べられるかどうか“直感でクリック!”をいくつか試してみましたら、恐ろしいほどの確率で不正解でした。やはりわたくし、キノコ狩りには向いてないようです。
2015/11/11 21:31:22基本キノコは、栽培したもの以外食べないのが無難です。うっかり死んじゃいますから。
2015/11/11 21:37:03